キャンペーンの成否に関する仮説を立てる2つの考え方

キャンペーンの成否に関する仮説を立てる2つの考え方

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こんにちは。
アップスタッツの飯山です。

 

昨日は,ビジネスをギャンブルに
してはいけない。

 

そんな話をお伝えしました。

 

具体的には,
ビジネスには戦略…
というほど大げさなものではないにしても,
型があります。

 

このキャンペーンをしたらどうなるのか
仮説を立てます。

 

 

その後,
実行して…
結果から,
再度修正を加えて実行する。

 

これなくして,

 

「当たった」
「外れた」

 

と言っているのは
単なるギャンブルである。
そんな話でした。

 

 

ギャンブルは
論外にしても…
実際に仮説をたてるのは
場合によっては難しいものです。

 

 

そこで,
今日はこの点を解説します。
解説しますが…依然として
とてもむずかしいでしょう。

 

その理由も含めてお伝えします。
以下,お付き合いください。

 

 

仮説を立てる2つの方法

 

 

私のように,
コンサルティングをしていると
「なんとなくわかる」
感じがあります。

 

例えば,
クライアントが,
「このアイディアを元に
キャンペーンを実行したいけるでしょうか?」
みたいな感じで
質問をいただく時があります。

 

その時に…

私が感じるのは,
だいたい3パターン。

 

(1)いけそう
(2)難しい
(3)わからない

 

だいたい(2)が多いですね。
なんか,売れそうな感じがしない。

 

理由を聞かれたら,
それはそれで答えられます。

 

 

大抵の場合は,
顧客のニーズに訴求できる内容ではない。

 

 

とか…

競合と大差ないため,
新規参入しても,採算ベースにならない。

とか…

 

まあ,他にもいろいろあります。

 

とはいえ結論は一つ
やってみないとわからない。
これが結論であり,正解です。

 

ただ,
何から何でもやってみる…
というわけにも行かないから,
まずは仮説を立てて,検討するのでしょう。

 

その結果の(2)になることが
多々ある…ということですね。

 

そして…
ここでなんとなく
わかる…というこの
「なんとなく」
の答えが,まさに仮説です。

 

ただ,
それは漠然とした推測ですので,
きちんと言語化出来てはじめて
仮説と言えます。

 

つまり…

 

クライアント
「これいけそうですか?」

 


「うーん,むずかしい」

 

クライアント
「なぜ?」

 


「なんとなく」

 

…というわけには行きません。

 

ですが,実際には,
思考のプロセスはこんなものです。

 

つまり…
なんとなく,直感と推測で,
「ダメっぽい」
と判断して…
その直感と推測でそ結論に至った理由を
言語化していることで…仮説になるのです。

 

そして…
今日のお題で考えるなら…

 

この
なんとなく,直感と推測で
答えが出てくるのは何故なのでしょうか。

 

それは単に,
過去の経験とデータの蓄積でしかありません。

 

 

算数に例えるなら…

 

問題を見て
直感的にパッと答えを書く。
暗算で答えだけ書いてあったら
テストでは点が取れないから…
途中の計算式を「後から書く」
ようなイメージですね。

 

つまり…
ある程度,漠然とであっても
答えが出てくるようになるまで,
十分にインプットする。

 

これが仮説を立てる
2つのやり方の一つです。

 

 

弾着観測射撃

 

もう一つが…
弾着観測射撃。

 

軍艦などから,
目標に向かって砲弾を発射します。

そして…
着弾地点を観測する。
観測機などを飛ばすことが多いようですね。

 

命中していないならば…
着弾地点と的の間にズレがあります。

 

 

そのズレを計算して…
次の射撃において,
そのズレを修正して,
再度発射する。

 

これが,
弾着観測射撃と
呼ばれるものです。

 

 

仮説をたてるほどの
知識もスキルも経験もないなら…
十分にインプットする,
というのも手ですが。

 

外した時に
大きな痛手にならないように,
少額でいいので,
実際にキャンペーンを展開してみる。

 

実際に展開して…
その着弾地点…もとい,
そのキャンペーンの結果と
的とのズレを観察すればいいのです。

 

仮説は立てられない…ということは
ろくに的も設置できないということでもあります。

 

ならば,
実際にやってみて,
その経験値で以て
次の的の設置に活かすような考え方ですね。

 

 

まるで
正反対の2つのやり方。

 

どっちが合っているかは
その人の気性によるでしょう。

 

案ずるより産むが易し…とばかりに,
早々に実行して大きく外し…
その結果から学んでいく人もいれば…

 

そうならないように,
事前にしっかり知識と情報を収集する。

 

マーケッターとか,
コンサルタントは,
なかなか後者の考えは難しい。

 

なぜなら,
とりあえず撃ってみて!
と言うのはいいけど,
そのコストはクライアント持ちですからね。

 

でも,
社長が自らの責任において
弾着観測射撃をする分にはありです。

 

どちらでも構いません。

 

一番問題なのは
何もしないで終わることです。

 

できることしかできないのですから,
できることがあるならやればいい。

 

そして…どちらがいいか,
それは自分の気性で判断すればいいことです。

 

かなり乱暴な解説ですが…
以上,仮説の話でした。

 

健闘を祈ります。

 

 

あなたがより「アップスタッツ」な明日になりますように。
アップスタッツ 飯山陽平

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