ネットビジネスを夢見る一部の人が抱く誤解と妄想

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こんにちは。
アップスタッツ合同会社の代表,
経営軍師の飯山です。

 

今日は,
オンライン
ネット
インターネット…
表現はさておき。

 

仮にここではネットビジネスとします。

 

 

ネットビジネスをしようと思う
一部の人…割と大部分ではないかと
思うのですが…

 

 

一部の人について抱く
ある「欲望」について
お伝えします。

 

 

前提として,
その欲望を抱く人は,
「ネットビジネス」
オンラインビジネスを,
オフラインビジネスと
全く違うものだと
捉えているということです。

 

 

 

確かに,
異なる部分もありますが…
「全く違う」
というわけではありません。

 

 

 

この点を履き違えると,
大いなる勘違いとなり,
成果が遠のいていくのです。

 

 

 

まあ,
このブログをご覧の方は,
概ね大丈夫だとは思いますが。

 

 

最後までお付き合いください。

 

 

 

人と話せない!

 

 

私が25歳で
士業として
独立開業したときのことです。

 

 

今のような
マーケティング…集客に関する
知識はゼロ。

 

セールスコピーという言葉も
知らない頃のことでした。

 

 

 

ですので,
顧客獲得は
「営業」
という言葉で認識していました。

 

 

 

ですので,
近所の不動産業者を
あいさつ回り…
といえば,聞こえがいいですが。

 

 

要するに飛び込み営業ですね。

 

 

…をしては,
散々,嫌な思いをしました。

 

 

もちろん,
飛び込み営業に対して
冷たくあしらうのは
やむを得ないでしょう。

 

 

仕事を妨害しているのは,
飛び込み営業側の方なのですから。

 

 

ですが…
そういった
「飛び込み営業特有の問題」
ではないところで,
いろいろと
もどかしい思いをしました。

 

 

…というのも,
対人コミュニケーションスキルが,
ゼロ…というと,過大評価ですね。

 

 

大きく,マイナスの領域に
突入しています。

 

 

ですので…
飛び込み営業とはいえ,
「話す場」
が与えら得ても,
言いたいことを言えず,
聞きたいことも聞けないのです。

 

 

当時,聞いていた
某成功哲学教材を繰り返し聞いて,
「積極的心構えぇぇぇ!」
とばかりに自分を騙して…
追い込んで…

 

でも,マイナスにプラスを掛けると
マイナスが大きくなります。

 

ということで,
ある時,

 

「私は話をして仕事を取るのは
 無理だ,だから…」

 

 

人と話さずとも仕事が取れるようにするには
どうしたらいいのだろうか

 

 

…と思うようになり,
当時,ようやくダイヤル回線接続から
常時接続に切り替わりつつあった
インターネットを使って,
いろいろ調べて…

 

 

 

そこから,
なぜか教材販売をはじめ,
月額固定費と生活費くらいは
稼ぐようになったのですが。

 

 

それはまた別の話です。

 

 

問題は…
教材は売れても,
もともとの本業では
まったく売上が上がらない。

 

 

 

相談料1回5000円だけ…とか。
売上ゼロの月もある。

 

 

 

事務所ホームページを解説しても,
売れないものは売れないのです。

 

 

 

それはなぜなのでしょうか。

 

 

ネットビジネスの幻想

 

 

海外の安っぽいセールスコピー…
ノウハウ系販売ページに,

 

 

パジャマのまま仕事をする…

 

 

みたいな表現があるのを
見たことがある人がいるかもしれません。

 

 

一日中家の中に居て,
好きな格好をして,
それでも売上は上がる。

 

 

そんな感じのライフスタイル。

 

 

 

それは,
スーツを着て,通勤して…
満員電車に揺られるライフスタイルに
対してヘイトを煽るような
ものではあるのですが。

 

 

 

その奥にあるのは,
人と会って話をしなくても,
売上が上がるようになる。
という魅惑的であるかのような
ベネフィットです。

 

 

はたして,
それは現実的なもの
なのでしょうか。

 

インターネットは魔法ではない

 

 

未だに,
心のどこかで
こんな願望を抱いている人が
いるようですが。

 

 

インターネットは
魔法のツールではありません。

 

 

更に言うと,
既存の何かを,
「ちょっと便利にした」
ものです。

 

 

物によっては,
ものすごく便利にはなっていますが…
でも,既存のものから
脱却したものではないのです。

 

 

例えば…
テレワークの普及によって
一気に有名になった
ZOOMですが。

 

 

ZOOMを使えば,
売上は上がるのでしょうか。

 

 

ZOOMを使えば,
誰でもすぐに,
左手うちわでウハウハになるのでしょうか。

 

 

もっと言えば…
ZOOMを使えば,
使うだけで何もしなくても
成果につながるのでしょうか。

 

 

 

 

ZOOMのベネフィットは,
直接対面する機会を省くことによって,
時間と労力をへらすことにあります。

 

 

例えば,
1時間のセールスでも,移動を考えると…
移動して,
商談場所に行くまで1時間。
1時間で商談を終えて,
次の商談場所まで1時間。
そして1時間で商談を終えて…
また1時間で移動して…
1時間で商談を終えて,
1時間で帰る。

 

 

移動時間4時間。
商談4時間。
これで8時間です。

 

 

 

9時スタートで,これで17時です。

 

 

だから…
ZOOMを使えば,
この移動時間がなくなるので…

 

 

1日4件しか入れられなかったアポが…
この移動時間が
まるまるなくなることを考えると,
1日8時間…商談に使えるのです。

 

 

単純に,商談時間が倍になれば,
その分,成果も倍になる。

 

 

…という理屈ではあるのですが。

 

 

まあ,この話に
どんな落とし穴があるのでしょうか。

 

 

ZOOMでなくてもできる

 

 

それは本当にZOOMでなければ
できないことなのでしょうか。

 

 

商談とはちょっと違いますが。

 

 

知り合いのあるコンサルタントは,
ホテルの1部屋を借りて
コンサルティングをするそうです。

 

 

クライアントは
決められた時間にその部屋を訪れ,
コンサルティングを受けます。

 

1人55分。

 

つまり,
9時スタートで,
55分でコンサルティングを終え…
退室。

 

次のコンサルタントは
10時スタートで,
55分でコンサルティングを終え…
退室。

 

…という感じで1日8人くらいを
コンサルティングをしていたそうです。

 

 

 

つまり…
ZOOMでなければならない,
なんてことはないわけです。

 

 

ZOOMがない時代から,
そのコンサルタントは,
そのような仕事をしていたわけです。

 

 

ZOOMを使えば,
確かに便利ですが,
既存のものでも
やり方次第で,ZOOMに替えることが
できるわけです。

 

 

 

が。

 

 

問題の所在はそこではありません。

 

 

 

ZOOMの有無に関わらずできないこと

 

 

 

コンサルティングをして…
しっかりと聞き取りをして,
問題点を探して明確にして,
解決策を提示して
納得してもらい…
そこから次回までの行動を決め,
次回日程を決めて,
コンサルティングを完了して
退室してもらう。

 

 

これを,
スタートから完了まで
55分で行う。

 

 

これを
「誰に対しても」
そのようにする。

 

 

これは,
ZOOMに関係あることでしょうか。

 

これは…
ZOOMには関係ない,
その人のコンサルタントとしての
確かなスキルと経験があればこそ
できることです。

 

それをできない人が,
ZOOMを使ったらできるようになる…
そんな話はありません。

 

 

ここでは
オンライン,ネットツールの
代表として,
ZOOMを例に話していますが。

 

 

 

繰り返します。
ZOOMは…インターネットは
魔法のツールではありません。

 

 

ですので,
ZOOMがあれば,
拙いコンサルティングも
拙いセールスも
うまくいくようになる…なんてことは
ないのです。

 

 

 

何よりも,
上述のセールスの例も,
コンサルティングの例も…

 

 

1日にアポが8件,
なんて例を出しましたが。

 

 

 

集客をガッツリできていないと,
1日にアポが8件も入れられるなんてことは
ないでしょう。

 

 

 

そして…
インターネットを使えば,
うまくいかなかった集客が
うまくいくようになるわけでもないのです。

 

 

 

そして…
パジャマで仕事,
なんて妄想を抱く人は,
一番大事なことを見落としています。

 

 

 

集客やマーケティングは,
人とのコミュニケーションで
成り立っています。

 

 

インターネットを使うと,
人とあって話すことをしなくても
売上が上がる…
なんて妄想を抱く人がいますが。

 

 

妄想としか言えません。

 

 

確かに,
ZOOMでカメラ機能をオフにすれば
いいかもしれません。

 

私も,
対面でコンサルティングをするときは,
スーツを着ますが
オンラインで顔出ししないときは,
作務衣を着ています。

 

楽ですからね…
でも楽なだけ。

 

そして
「顔を見ないだけ」
で,話をしていることには
かわらないのです。

 

 

結局は,
オンラインもオフラインも,
本質は変わりません。

 

 

 

顧客は人です。
人相手に仕事をするなら,
人に対してコミュニケーションを
しっかりとらなければならないのです。

 

 

…ってことがわかるようになるまで,
私は何年を無駄にしたことでしょうか。

 

いかに,人に会わずに成果を出すか,
そのために必死でセールスコピーを
学んできましたが。

 

 

そのような願望を満たすような
「まがい物の教材」
だと気づくまでは成果が出せませんでした。

 

 

まっとうなセールスコピーを学べば,
初日で,セールスコピーで成果を出すには
コミュニケーションスキルが必要だと
すぐに分かったはずです。

 

 

人と話さなければ成果は出ない。
インターネットを使って,
それを省くことはできない…
という当たり前の話でした。

 

 

あなたがよりアップスタッツな明日になりますように。
アップスタッツ合同会社 経営軍師 飯山陽平

 

 

 

 

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