従業員の生産性を下げないために心がけるひとつのポイント

従業員の生産性を下げないために心がけるひとつのポイント

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こんにちは。
アップスタッツ合同会社の代表,
経営軍師の飯山です。

 

昨日は社長自身の生産性を高めるために
避けなければいけない話について
お伝えしました。

<参照>
小さな会社の生産性の正体及びその改善方法

 

今日はその反対。
社員,従業員,スタッフが
生産性を下げないために
やるべきことについて
お伝えします。

 

いたってシンプルです。
ただこのシンプルな話を
忘れてしまうと生産性を下げる
どころではなく…

 

仕事でミスを繰り返したり
あるいは退職してしまったり…
その結果として
人材採用費が増大してしまう,
というデメリットが起こります。

 

 

ですので
シンプルですがやっていないか。
これを機会にご確認ください。

 

 

 

向いていないという自覚

 

 

私が高校3年生の時の話です。

 

 

大学に進学が決まりました。
推薦枠の辛味で,受験は回避。
ですが成績の都合で
選択肢は法学部だけ。

 

進学が決まった時に職員室に
挨拶に行きました。

 

中高一貫教育校なので
中1から高3まで,
退職してない限り
これまでの世話になった
全ての先生がそこにいます。

 

 

お世話になった先生に

「おかげさまで法学部の進学が決まりました
 ありがとうございます」

…挨拶して回るたびに
色んな先生からなぜか言われるのです。

 

「法学部か,君に向いてるよ」

 

それから5年後,法律系国家資格を取って
法律相談などを含めて
法務手続きで15年ほど仕事をして
その仕事辞めて
別の仕事を始めて本日に至るまで

 

一度たりとも
法律に向いてると思ったことありませんけどね。

 

自分の認識している適性と
周りが判断する適性は
違うということですね。

 

結果論で言うならば
多少は向いていたのでしょう。

 

 

なぜなら
自分で明らかに向いていないと
思うような仕事を
15年続けられたのですから。

 

 

自他共向いてない仕事

 

一方この私の将来について
色々口出しをしてきたのが私の父です。

 

上述のように,
事務所を開業して,
従業員を雇うようになっても…
その様子を見ながら…
ずっと私に

 

 

サラリーマンはいいぞ
サラリーマンは何があっても
会社が守ってくれる
サラリーマンはいいぞ

 

 

呪いのように言い続けてきた人です。
彼はよほど
私が国家資格を取って
独立開業することが許せなかったのでしょう。

 

それはともかく
彼はひたすら私に

 

 

お前は競争など向いていないから
社会福祉に行くんだ
介護施設で働きなさい

 

 

そう言い続けられたのも
よく覚えています。
なぜなら私の進学した大学は
社会福祉学科が有名だからですね。

 

 

私をよく知る友人にこの話をしたら

 

 

 

おまえ,福祉ってツラしてないだろ

 

と言われます。
まさにその通りです。
実際そうなのです。

 

性格的にも
能力的にも
明らかに適性外です。

 

友人はすぐにわかるのに
父親はわからない…
向いているかよりも,

有名な学科を卒業して
その業界で働いている
…という息子の経歴を使って

マウンティングに
使いたかったのかだけかもしれません。

 

 

真実を知り知りようがありませんけれど。

 

本人は向いていないと思うけど
できることはある。
あるいは,自他共向いていないと思うし
本当に向いていないものもある。

これは何を意味するのでしょうか。

 

 

 

モチベーションに頼る過ち

 

 

いろんな社長経営者さんから

「社員のモチベーションが…」

…と言った悩みや
相談を寄せられることがあります。

 

私も実際に何人か雇用した経験があるので
その気持ちは分からなくもないです。

 

 

ですが残念ながら現実は逆です。

 

つまり現実問題として
社長がスタッフや従業員の
モチベーションを上げたり
コントロールしたりすることなど
できるはずがない。

 

 

言い換えると
モチベーションが
高くないとできないような仕事を
させてる時点でアウトということです。

 

 

 

私が明らかに向いてないと思いながら
やっていた法律の仕事のように。

 

向いていないし好きでもないと
思いながらそれでもできてしまう
…そんな仕事をさせるのが
現実的です。

 

本人が好き出やりたくてたまらなくて
本当に向いている…という仕事がある。
という状況は多いわけではないですからね。

 

 

もっとシンプルなことを言うと

 

向いていないことをさせない

 

これが鉄則です。

 

実際に
向き不向きは
本人の自覚と周りの
評価も違うし

 

本人がやりたいことと
会社がその人に
行って欲しいと思うことは
一致しないかもしれません。

 

 

それでもあえて言うのであれば
向いていないことをさせない。

 

これがたった一つのルールとなります

 

 

本人が向いていなくて
好きでなくてやりたくないと
思うことをさせるのは

 

 

本人とって
非常に精神的な負荷がかかります。

 

その社員は
ミスを繰り返したり
病気になったり
鬱っぽくなって辞めてしまったり
あるいはミスで
会社に大きな損害をもたらすことも
あるかもしれません。

 

 

 

ですので向いていないことはさせない。
これが大事なのです。

 

向いていないことさせなければ
本人のモチベーションを
多少どうであったとしても
何とかなるものです。

 

 

逆に言えばそれぐらいの
仕事をさせるのが現実的なのでしょう。

 

 

 

向いてない仕事の話

 

 

これは考え方はいくらでもあります。
ですのでぜひご自身で
いろいろ確かめてみてください。

 

 

今日はいくつか例を紹介します。

 

 

例えば
社交的な性格の人であれば
人と話す仕事は向いています。

 

 

一方,
職人気質でコツコツと積み重ねる仕事が
得意な人は
社交的な仕事させると
非常に苦痛に感じることがあります。

 

 

実は会社の生産性において
この職人気質の人というのは
割と重要だったりします。

 

 

なぜなら
モチベーションがどうあろうと,
やるべきことをひたすら淡々と
やり続けてくれるからです。

 

 

逆に言えばその人が
淡々とやり続ける環境を提供できれば
生産性は上がっていくのです。

 

 

では向いてないことをさせてはいけない
とはどういうことでしょうか。
その人に営業させることです。

 

 

もちろんさせることはできるでしょう
そのための方法論や考え方もあります。

 

 

コンサルティングで
それを指導したこともあります。

…が正直向いてないし
それをさせようとする労力は
大きく空回りすることが多いのが現実です。

 

 

向いていないことをさせない。
これが大事です。

 

 

逆にコツコツと積み重ねる
職人気質の資質が必要とされるような作業を
人と話すことが好きな
社交的な人にさせるのも
あまり適切ではありません

すぐに辞めてしまうというリスクになるでしょう
この辺りはわかりやすいですね

 

 

考え方としては
何度も繰り返します。
向いていないことをさせない。
モチベーションに頼らない。

 

 

この点を意識するだけで
会社内の生産性は変わってくることでしょう。
健闘を祈ります。

 

 

 

あなたがよりアップスタッツな明日になりますように。
アップスタッツ合同会社 経営軍師 飯山陽平

 

 

 

 

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