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アップスタッツ合同会社のコロナことチャイナウィルス騒動に対する見解はこちら。
参加者が10名を超えるイベントなどは
当面見合わせます。
つまり…平常通りに経済活動を
行っていきます。
また,チャイナウィルスで売上ダウンしている方で,
サポートが必要な方は,個別にお問い合わせください。
通常にの料金体系とは別の価格帯でご提案いたします。
※当面の間,この表示をいたします。
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こんにちは。
アップスタッツ合同会社の代表,
経営軍師の飯山です。
ある経営者の方から,
ちょっと変わった依頼を
いただきました。
コーヒーのテスターです。
日頃からコーヒーを飲む側から
実際に3種類のコーヒーを飲んで
味についてフィードバックする,
というものでした。
テスターとしての
フィードバックはしましたが。
せっかくなので,
「マーケッター」
目線として,
どう捉えたのかを,
今日のネタとしてお伝えします。
※事前許可は頂いています。
ぜひ,
飲食関連以外の方も
最後までお付き合いください。
フィードバックの補正情報
私が幼少の頃の話です。
幼稚園児の時に
引っ越しをした関係で,
今までとは違う幼稚園に
通うことになったのですが。
自宅の最寄り駅から私鉄で1駅。
そこから歩いて15分ほどでしょうか。
もちろん,
バスの送迎はありません。
なので…
母が最寄り駅まで私を送り…
その幼稚園のすぐそばに住んでいた
大叔母が…駅まで迎えに来て,
そこから電車に乗り,
幼稚園まで送る。
帰りは幼稚園が終わり次第,
大叔母の家で待機。
母が迎えに来る…
という流れでした。
つまり…
大叔母の家で過ごす時間が
多かったわけです。
言い換えると…
大叔母の家を訪ねてくる,
大叔母の同年代の「茶飲み友達」と
一緒に過ごすことが多かったわけですね。
なので,
その年代の方々と,
一緒にTVを見て…
母が迎えに来ても,
刑事ドラマ
「Gメン’75」
を見終わるまでは帰らない…
みたいな幼稚園児でした。
大叔母の茶飲み友達と
一緒に過ごした関係で,
味覚も,一般的な
幼稚園児からは逸脱していたようです。
緑茶が好きで…
お腹が空くと,
茶筒から緑茶の茶葉を手にとって
バリバリかじる。
大好物は…
茶飲み友達の一人が作ってくれる,
「ふきのとうの佃煮」
でした。
こんな幼少時代を過ごしたせいか,
昔から,
「苦味のある食べ物」
が好きで…
今も,ニガウリを生のまま刻んで
サラダにするのが好きですね。
それはさておき。
こんな私がコーヒーを
テスターするので…
「苦味特化」
が嗜好です。
大抵のコーヒーは
苦味が物足りないですね。
知人が経営する喫茶店で,
「この店でもっとも苦いコーヒーください」
なんて注文をするくらいですから。
テスターをする上では,
こういったフィードバックの補正情報が
ないと…
そのフィードバックの内容は
的確なものとは言えなくなります。
前提条件がおかしい
とはいえ…
ここまで書いた中で,
「前提条件がありえない」
ということに
気づく方はどれだけいるでしょうか。
そう…
アイキャッチ画像です。
もう一度掲載します。
そう,これです。
私は,ただの一般人。
コーヒーの
「カップテイスター」
ではありません。
※ワインのソムリエ,
日本酒の利き酒師の
コーヒー版みたいなもの。
上述の通り,
嗜好として
苦味特化してますが…
そもそも,
スタバのコーヒーを
飲んでいるくらいですからね。
ネットで検索すれば
ゴロゴロ出てきますが,
スタバのコーヒーは
「まずい」
という人は割と多いようです。
ぶっちゃけ,
コーヒーを味で選ぶなら,
私はコンビニに行くでしょう。
理由はシンプル。
淹れたてですからね。
スタバは作り置きなので,
風味が飛んで,酸化が
はじまっています。
スタバはコーヒーを
味わう店ではなく,
仕事をする場所です。
…私にとっては,
ですが。
フラペチーノ系の
甘みを楽しむ人であれば
また別の意見があるかも
しれませんね。
なので,
そもそも味そのものに
さほどの思い入れ,執着はない。
話を戻します。
味に対してそこまで
執着もしなければ,
繊細ではない私。
カップテイスター
でもなければ
バリスタでもないのですから…
アイキャッチ画像の通り,
コーヒーを3杯淹れて,
飲み比べをする,
という状況は
基本的に存在しません。
前提条件が違うのです。
確かに,
飲み比べをすれば,
味の違いは
わかるかもしれまんが…
「3つ並べて
飲み比べをする」
という状況は
一般人にとっては
ほぼ存在しないわけですね。
ということは,
味に対するフィードバック
について…
苦味と酸味という観点から
行いましたが。
果たして,
これで足りるのでしょうか。
マーケッターとしてのフィードバック
では,
マーケッターとして考えるなら,
はたしてどうすればいいのか。
味目線で表示するなら,
苦味 ★★★★☆
酸味 ★★☆☆☆
みたいな評価だと
わかりやすいでしょう。
でも,
これって
「普通」
ですよね。
そう,普通。
多くの人は
「普通」
のものに興味は示しません。
あまりにもぶっ飛んだ,
普通からかけ離れたものではなく…
手に入れるものは結果的に
「普通のもの」
なんてことはよくありますが。
でも,
普通のものを欲しがる人は
いない。
ということは,
普通にアピールしても
興味を引けないし売れないということですね。
なによりも,先程の通り,
「飲み比べ」
でもしないと味の繊細な違いなんて
わかりませんから。
なので…
コーヒーそのものの「味」
以外の軸を入れないと,
ありきたりで普通のままで終わります。
別の軸で評価基準を作る
ミルクコーヒーに適している
とか。
アイスコーヒーに適しているか
とか。
砂糖を入れるならコレ。
ウィンナ・コーヒーに
適しているのがコレ。
こういった軸を入れると,
好みの飲み方によって
豆を選びやすくなりますね。
ただ,マーケッターの
私の感覚だと…
これもまだまだ普通の範囲。
もし,私がコーヒー豆を買う時に,
「生活における用途」
みたいな表示があると,
とっても選びやすくなりますね。
例えば…
「香りが豊かなのでリラックス効果が高いから,
仕事を終えた後の一杯,
あるいは気分を変えたい時に適しています」
とか。
個人的な好みだったら。
「ガツンとくる苦味と特に特化しているので,
ここ一番で気合を入れたいときの一杯に
適しています」
みたいに言われたら,欲しくなりますね。
あるいは…
「カフェインが多めなので,
寝る前3時間は飲まないようにしてください。
苦味は抑えてありますので
勉強をするお子さん向けに適した一杯です」
みたいな表現があれば,
親が買っていくかもしれませんね。
このように,
その人の生活の中で,
どのような「用途」として
飲まれるか。
結局は…
ひたすら味にこだわってこだわってこだわる
商品開発なんて…
それこそ
「バリスタを唸らせる逸品」
みたな感じになってしまい…
顧客ではなく,
「同業者」
に対するマウンティングみたいな
商品になってしまう。
要するに,販売者のエゴですね。
「バリスタを唸らせる逸品」は…
飲んでみたい気もしますが,
飲んでも大して価値を理解できない
という方が多数派となることでしょう。
つまり,味の違いが
わからないのですから,
「普通のコーヒーと
味の明確な違いがわからない」
のに…品質は高いのですから,
「価格も高い」
ということになります。
そして…
価値を理解できないまま,
価値に見合ったとは言えない
価格を支払うことになるので…
顧客満足度は下がり,
リピートが下がるだけでなく…
一歩間違えると,
SNSで悪評をばらまかれる,
なんてリスクが起きるかもしれませんね。
どれだけ
「顧客目線」
に立って,その顧客の生活の中で
どう価値を提供できるか。
この視点は忘れずにいたいものです。
あなたがよりアップスタッツな明日になりますように。
アップスタッツ合同会社 経営軍師 飯山陽平
追伸
コーヒーを入れて,
仕事机にカップを置き…
こんな感じですね。
そのまま忘れて仕事に没頭。
そして,キリが良くなった時に,
思い出してカップを煽ると
冷めてやたらと酸味が強くなっている。
…なんてことは
よくあるのではないでしょうか。
仕事中に淹れて飲む…
冷めても時間が経っても
酸味が発生しにくいコーヒーとか,
ないんですかね…
きっとバリスタ的には,
「冷めないうちにさっさと飲め」
と思うんでしょうけどね…
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