こんにちは。
アップスタッツ合同会社の代表,
経営軍師の飯山です。
今日は個人的に面白いなと思った
体験をお伝えします。
人生万事塞翁が馬
…と言うほどのことではないですが,
だいたいそんな感じの話です。
何かを始めるにあたって
遅すぎるということはないし
諦める必要もない。
そんな話を…,
ちょっとしたことから
体験したのでお伝えします。
やろうと思ったことがあるけれど
忙しいから…とか。
それ以上に,
今から始めても意味がないのではないかとか
もう若くないから…など。
様々な理由で
諦めてしまってることがあるならば
ぜひ一度考えてみてください。
それは本当のことでしょうか。
今日の記事を最後までご覧いただいた上で
是非もう一度検討してみてください。
女性二人組の話
先日,
近所のドラッグストアまで
ちょっとしたものを買いに行った時の話です。
道を歩いていて,
赤信号で立ち止まると…
私の脇に女性2人組がいました。
歳の頃はよく分かりませんが
二人仲良く腕を組んで
ぴったりくっついていました。
信号が青に変わったので
私は歩き始めたのですが…
その女性2人組も同じ方向に向かって
歩き始めました。
ですが二人は腕を組んでるにも関わらず
私よりも歩くのが早い。
正確に言えば
私自身がを歩くのが
遅かったのかもしれません。
何しろ,
まだ足の怪我が
治りきっていない状態でしたからね。
腕を組んでおしゃべりしながら
…にもかかわらず
結構な速さで歩いているわけです。
私はそれを見て
ちょっと虚しい思いを抱いたわけです。
ですが足の状態も良くないため
諦めてとぼとぼと歩くしかありません。
…ということで
痛い足を少し引きずるかのように
少しずつ歩いて行ったところ,
次の交差点で信号で赤だったので
立ち止まりました。
そこには
私よりも先に行って進んでいた
先ほどの女性2人組が
立ち止まって待っていたのです。
また
青信号になると
私はよたよたと歩き始めますが,
その女性二人組みは腕を組みながら
サクサクと歩いていきます。
そして次の赤信号で私が立ち止まると
そこに先ほどの二人組が立ち止まって
待っているのです。
そしてまた次の青信号になって…
その女性二人組のうち一人は
ドラッグストアの中に入ってきました。
私が行こうとしていた
目的地であるドラッグストアです。
その女性と私が
その店の中に入る時間差としては
ほぼ30秒も変わらなかったくらいの差でした。
これを見てしみじみと
実感したものです。
早く歩いても遅く歩いても
変わらない時は変わらないんだな…と。
教習所での教え
教習所だったか…
運転免許更新時の講習だったか…
そこでもこの話は聞いたことがあります。
というのが
一生懸命追い越しをして遅い車を抜かして
目的地に向かって
必死で進んでいたところで…
結局目的地に着く時間はさほど変わらない
という話です。
確か130 km ぐらいの距離で
実際に法定速度で走る車と…
必死で追い越しをして進む車という
2台の車で実験してみたところ
結局ゴールに着く時間は
5分も変わらなかった…
という話が聞いたことがあります。
急いで追い越しをしても
タイヤがすり減ったり
急加速急ブレーキだったり
何よりも事故の危険性を考えた場合に
法定速度で走ったほうがいいというのが
教習所だったか…の教えですね。
その話を聞いても
あんまりピンとこなかったのですが。
実際,遅い車の後ろを走るのはイライラしますから。
今日たまたま
私が遅いペースながらで歩いていた時に
その時の話思い出した次第です。
人生常に,良い車で
早いスピードで走り続けられる
わけではないですからね…
遅い車にイライラしていた時は
気づかなかったですが。
怪我で,
思うように,今まで通りの速さで
歩けなかったときに,
ようやく気づきました。
まだ間に合う
今回はたまたま
移動の速さで考えましたが
これを人生全般において
捉えてみたとしたら
どうなるのでしょうか。
人生は決して長いものでは
ないのかもしれませんが
短いものでもありません。
人生を俯瞰してみた時に
果たして常に
最短コース
最適コースを
走り続けることに対して
どれだけの意味があるのでしょうか。
もちろん意味はないとは言いませんけれど
絶対的圧倒的優位に立てるものなのでしょうか。
そして…ちょっとでも立ち止まったり,
逸れてしまったら取り返しのつかないものに
なるのでしょうか。
例えば
昔の話でいうならば
いい大学を出て
いい企業に就職して…
という話はよくありましたよね。
もっと具体的に言うならば一浪しただけでも
人生全体が大きく遅れを
とってしまったかのような
取り返しがつかないミスであるかのように
言う人がいます。
あるいは
会社を退職して
次の就職までの間に
一定期間が空いてしまったが為に…
それだけで
人生の落伍者であるかのように扱う風潮が
ないとは言えません。
ではその時間は本
当に無駄で意味がなくてそ
れが決定的に致命的な遅れに
なってしまうものなのでしょうか。
では仮に
その時間をひたすら
語学の勉強になり資格試験の勉強なり
スキルアップの勉強などにしっかり費やさないと
人生は本当に無駄にあっという間に
終わってしまうものなのでしょうか。
私自身が今そのような状態に近いものですから…
というのも最近,
怪我をしてなかなか思うように動けなくて
プロモーションもプロジェクトも進まなくて
ちょっとブログでは書きづらい
込み入った事情もあり…
色々ともどかしい思いをしながら
過ごしていたものです。
この状況に,
本当にこれで良いのだろうか。
私の人生どうなってしまうんだろうか…
という焦燥感がありましたが。
今日のこの体験を通して
そこまで焦る必要もないのかな…
結局赤信号で
誰もがストップする瞬間があり,
てそこで足並みを揃えることも
あるかもしれません。
このことを
別の角度からとらえると
何かを始めることに関しても
遅すぎることはないということもできます。
例えば
私はそんな気はないですが…
それでも,
もし私が今から絵を描くことを
上達したいと思うのならば
今から始めればいいだけの話です。
あるいは
まったく違うことを
新しく始めたいのであれば
それをやればいいだけの話です。
会社経営で考えるならば
集客やマーケティングを
今まで全くやってこなかったなら…
それは仕方がないことです。
これから始めればいいだけの話です。
良い商品やサービスあれば売れる…
思って何もやってこなかった。
その結果,売上がちっとも上がらない。
だったら今から始めればいいだけの話です。
もしかしたら手遅れになって
会社自体が倒産してしまうということは
あるかもしれませんが…
ただその経験を次の会社経営において
必ず役に立つことでしょう。
そんなことがないに
越したことないですけどね。
…ということは
何かを始めることに関しては
遅すぎることがない。
だったら今から始めればいいだけの話です。
人生を長い目で捉えて
できることを続けて,
より自分らしい人生を送っていきたいものですね。
あなたがよりアップスタッツな明日になりますように。
アップスタッツ合同会社 経営軍師 飯山陽平