こんにちは。
アップスタッツ合同会社の代表，
経営軍師の飯山です。
ビジネスにおいて，
人から信用されることは大事ですね。
そして…
信用されるにあたっては…
逆説的ですが，
「信用を失うことをしない」
ことがとても大事になります。
私の専門分野は
マーケティングであり，
セールスコピーですので…
今日のテーマで言うなら
「言葉の使い方」
です。
こんな言葉を使うと，
一気に胡散臭くなる
という話ですね。
あなたの周りに，
この言葉を使う人がいたら，
ちょっと気をつけたほうがいいかもしれない
そんな話です。
息抜き感覚で
最後までご覧ください。
胡散臭さ三乗
いつだったか
そう昔のことではないのですが。
ある，
施術師の話です。
その人曰く，
この施術は…
幸福と成功と健康が手に入る
…そうです。
すごいですね。
一つだけでも胡散臭いのに
三つ，ぶっこんできました。
胡散臭さ，三乗…
いや，惨状でしょうか。
幸福
成功
健康
それぞれ，
定義できる人って
どれだけいるのでしょうか。
真剣に，
その意味を理解して
それを腑に落とし，
板につくまで
自分の言葉として
使いこなしているものでしょうか。
例えば。
健康。
健康とは何でしょうか。
これを定義できるでしょうか。
実際に，
「健康とはどんな意味ですか？」
という質問をした時に，
正確に答えられるでしょうか。
せいぜい，
「病気や怪我をしていないこと」
…のような
「反対」
の意味しか答えられない人が
多いのではないでしょうか。
でも，その答えだと，
「カピバラとは何か」
という問いに，
「猫ではない生き物」
と答えるようなものです。
同じように…
成功とは？
幸福とは？
これを
正確に答えられる人って
どれだけいるのでしょうか。
正確に答えるとは何か
さらに根深い問題があります。
正確に答えられず…
それこそ
「ふわっとしたイメージ」
しか持たない場合。
その
「ふわっとしたイメージ」
を抱くに至った
…その原因の存在の
意図が如実に現れるのです。
その人とって
「健康とはなにか」
を明確に言語化できていれば…
それが
「その人にとっての健康の定義」
となります。
これが
「定義を正確に答える」
と言えるでしょう。
辞書をそのまま丸暗記するのではなく，
その人にとって，納得の行く定義を
しっかりと使いこなして
身についているということですね。
でも…
そうでなければ…
第三者…特に，特定の営利団体の
セールスメッセージの影響を
受けることになります。
具体的には…
どことは言わないですが，
ダイエットをサポートする会社があります。
糖質制限して，
特定の成分を摂取し，
決められた
トレーニングをして…
ムキムキになった
体を以て
「健康」
と捉えていたとしたら…？
糖質制限すると，
癌になりやすくなる
という話を耳にしました。
ある方から聞いただけなので
裏付けは取っていないし，
健康関連は専門外なので
本当かどうかはわかりませんが。
この場合，
健康とは
癌になる努力…ということに
なってしまうのでしょう。
これは極端な例ですが。
まさに，
十人十色。
健康という言葉を
腑に落ちるほど明確に
定義出来ている人は
少ないでしょう。
そして…
それ以外の人は，
特定の営利団体の
イメージ戦略の
影響を受けているということです。
なので…
その施術師が言う
「健康」
というと，
曖昧模糊とした実態のない何か。
あるいは…
何かを売り込みたい
企業にとって都合のいい
セールスメッセージ…
そういったものが
入り混じった
ふわっとした印象を
与えることになります。
それを…
第三者視点で見ると，
それはもう，
強烈に
「胡散臭い」
印象を撒き散らすのです。
何か怪しげな
実態のないものを
売りつけてこようと
しているかのような
印象をもたらすのです。
その人自身に，
他意はなく
真摯に「健康を…」
と思っていたとしても…
「この人はどんなスピリチュアルっぽい
まがい物を売り込んでくるのだろうか…」
となりかねません。
ではどうしたらいいのでしょうか。
その人にとっての
「健康の定義」
を明確にすることです。
私の場合は…
随分昔ですが，
私にとって
「成功とはなにか」
を言語化しました。
<参照>
これがひとつのやり方です。
あるいは…
別の言葉を使うことです。
その人が提供したい価値や考え方を
別の言葉にして使う。
置き換えた言葉に対して
更に定義する。
例えば，
健康という言葉を
類語辞典で調べると，
「壮健」
なんて言葉があります。
ならば…
「壮健な体作りをサポート」
みたいなセールスメッセージにする。
とはいえ，
壮健は壮健で，
また曖昧ですから…
やはり
あらたに定義をする。
既存の定義として
自社が提供したいものが
しっかり一致していて，
かつ…
見込み客の抱くイメージと
一致していれば
特にこんなことはしなくても
いいんですけどね。
同じように，
成功も，幸福も，
人の数だけ
考え方，捉え方が
あります。
そこで…
例えば私が
「幸福集客法」
なんて言い出したら…
もう，とたんに胡散臭く
なるでしょう。
一歩間違えたら…
カルトですね。
私にとっての幸福は…
これも以前，記事に書いてますので
詳細は省略しますが。
自分の夢や目標に向かって
進んでいっている「過程」が
幸福です。
なので…
会社の経営というものは，
自分の夢や目標に向かって
進んでいくための手段です。
だからといって
「幸福経営法」
なんて言い出すと，
これまた…
今度はマルチっぽいですね。
なので…
使い方としては
あるにはあるのでしょうけど。
使うにはリスクが伴い，
一歩間違えると
大きな信用失墜に繋がりかねない。
…という話でした。
最後に。
別の施術師が，
こんなことを言っていました。
「90歳になっても
自分の足で歩くことができる
体作りをサポートします」
…ここまで具体的に
明確にしていれば…
脳裏に浮かぶイメージに
大きなブレはないでしょう。
ここまで出来たら
素晴らしいですね。
あなたがよりアップスタッツな明日になりますように。
アップスタッツ合同会社 経営軍師 飯山陽平
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