こんにちは。
アップスタッツの飯山です。
今日は,ひどい楽屋ネタです。
オチとしては最悪な部類でしょう。
来月で…ブログ更新10年目。
毎日書いていれば…
まあ,こんなひどいオチの日もあるでしょう。
…と居直りつつ。
お題はタイトルの通り。
「これだけはやっておきたい」
マーケティングの極意を
一言でまとめると?
以下,騙されたつもりで
最後までお付き合いください。
騙されますから。
画面いっぱいハゲ画像だらけになった話
いつの時だったか,
おぼえていないのですが。
あるちょっとしたイベントに参加した時,
その会場をドローンが飛んでいました。
そして…
その会場の上空から撮影した映像を
その場で見たのです。
私も,写ってました。
なんというか…ショックでした。
真上から,自分の姿を撮ったら…
なんというか…
頭部の肌色部分が…
想定以上に目立つ。
私の場合,
つむじが2つあり,
その2つが割と近い位置に
あるのも原因なのですが。
上から見ると…
かなり「薄く」なっているように
見えます。
父はフサフサ。
祖父は…わかりません。
(父が幼少の頃に逝去)
母方の祖父は…まあ,
年相応という感じでしょうか。
個人的には
フサフサだと思っていますし…
私の勉強会に参加してくれた方が
ヘッドスパをやっているということで,
一度お邪魔したことがあるのですが。
その方にも
「大丈夫」
とは言ってもらっているのですが。
でも…上から見た画像には
ショックでした。
だから…
ネットのあるページを見た時に,
育毛剤だったか養毛剤だったか…
のバナー広告が出ていた時に…
半分はマーケティング目的。
どんな訴求の仕方をしているのだろうか
どんなオファーなのだろうか…
という好奇心。
もう半分は…
自分の心配で…
つい,クリックしました。
そう,クリックしてしまったのです。
どうなったか。
別のあるページに飛んだ時…
そのページには特に多く
バナー広告が設置されていました。
そのバナー広告全てに…
ハゲ頭の画像がズラリ。
あまりの凄惨な絵面に
言葉も出ませんでした。
リターゲティング広告
いわゆるリタゲの仕業です。
あるマーケッターの一言
名前を出せば,
マーケティングを少しでも学んだ人なら
誰でも知っている,
日本のあるマーケティングコンサルタントの話。
あるセミナーでは…
といっても,
様々な教育に力を入れている関係で
近年はさほどマーケティングの話を
しなくなりつつあるのですが。
でも,
あるセミナーに参加したときは…
「そうですね,少しは集客の話をしましょうか。
これからはフェイスブック広告,やったほうがいいですよ」
と言い…
別のセミナーでは
「リタゲ広告,あれは良いから
やったほうがいい」
とのことでした。
前後の文脈はあるにしても…
「○○はやったほうがいい」
というのはどうなのか。
例えば,リタゲ。
この話は数年前のことなのですが,
それから時間が経って,
今はどうなのでしょうか。
リタゲ広告。
おそらく,今もまだある程度の
広告効果はあるのではないでしょうか。
ただ,リタゲ広告には
大きな問題があります。
それが,上述のエピソード。
自分の行動や嗜好を
掌握されるって
どうなのでしょうか。
あまり,いい気分はしませんよね。
つまり,
リタゲ広告が増えれば増えるほど,
何がおこるのか。
上述のように,
画面いっぱいに
自分のクリックしたものが
表示されることになります。
結果として…
ちょっといいな…と,
関心を引いたものであっても,
リタゲを警戒して,
クリックしづらくなる。
総じて,
広告のクリック率は
下がっていくことでしょう。
つまり,
上述のマーケッターの言う,
「リタゲ広告は良いから
やったほうはいい」
というその背景には
理論,原理原則,
何よりも時代背景とタイミングがあればこそ,
「今の時代は
リタゲ広告は良い。
ただ,この先はわからん」
…というところまで考えて
いかなければなりません。
その瞬間,
効果はあったとしても…
もしかしたら業種業態によっては
逆効果かもしれない。
例えば,
スポーツウェアとかなら,
特に気になることはないですが。
養毛剤的な
「コンプレックス解消」系の
アイテムの場合は…
特に「危険」です。
なにせ,
近年はZoomをはじめとした
オンラインデジタルコミュニケーションが
増えてきました。
画面共有して…
ネットのブラウザを表示したら,
そこにバナー広告が出ていて…
ハゲ頭が…
なんてことになったら,
いろいろ微妙ですよね。
そう考えると…
これからの時代,
ますます,リタゲ広告は
クリックする側にとって
「リスク」
になってきました。
そう考えると…
「リタゲ広告はやったほうがいい」
というこの話。
ごく一時的,あるいは限定的な
話になるのではないでしょうか。
そう考えると…
今日のお題。
「これだけはやっておきたい」
マーケティングの極意を
一言でまとめると?
「そんなものはない」
という他ありません。
予告通り,ひどいオチでした。
あなたがより「アップスタッツ」な明日になりますように。
アップスタッツ 飯山陽平