ニッチに絞ることの、もう一つのメリット

ニッチに絞ることの、もう一つのメリット

ニッチに絞ることの、もう一つのメリット
読んで役に立つ,学びがあったと思った方は「いいね」やシェアをお願いします。

セミナーなどでよく聴く事例の一つです。
ある仕出し屋がありました。
大しておいしいものではなかったので、売上は低迷していました。

ところが、あることをしたところ、売上が伸びたそうです。
料理の内容を変えたわけでもなければ、材料や料理人を変えたわけではありません。
あることだけで、売上が一気に伸びたのだそうです。

それは、
「葬儀専門」の仕出し屋、としたのだとか。

誰かが亡くなった時点で、家族としてはある意味パニックでしょう。
病気で、カウントダウン状態だったならばともかく、事故や病気などの急死だった場合、遺族としては、全く心の準備などできていません。

通夜や告別式など、葬祭に慣れているという人は稀でしょう。
むしろ…初めて喪主をする、という人のほうが多いのではないでしょうか。
そういった場合に、通夜などで仕出し屋を頼む時、どこに頼んでいいかわからなくて困る…という人が多いのではないでしょうか。

そんな…親族を喪ってパニック状態の人に、
「葬儀専門」
と明確に謳うことで、必要としている人にとってはどれだけ安心感を提供できることでしょうか。

ニッチに絞ることの主なメリット、それはそれは競合との勝負を避けることです。
まともに戦っても勝てない競合に対しては、ニッチにすることで、勝負せずに収益を確保できるようにすることが、第一のメリットです。

では、今日のテーマである
「もう一つのメリット」
は何でしょうか。

これも非常にシンプルで当たり前の内容です。
ニッチに絞ることで、集客の戦略を立てやすくなります。

先ほどの例では、
「葬祭」「仕出し屋」「(地域名)」
等の検索ワードで、上位表示されやすくなるでしょう。

あるいは、電話帳広告などで、ずらりと並ぶ仕出し屋の中で、
「葬儀専門」
と書くことで、必要な人はすぐに電話をかけてもらいやすくなります。

それ以上にメリットがあるのが、ニッチに絞ることで、
「ターゲット」
も明確になるのです。

見込み顧客がどこにいるのか、と考えた時に、ニッチに絞れないと、分散してしまいます。
何をどのようにアプローチして集客したらいいのかがわからなくて混乱するかもしれません。

ですが、ニッチに絞るとターゲットも明確になるので、集客の戦略も立てやすくなります。

例えば、この葬儀専門の仕出し屋であれば、ターゲットは亡くなった方の親族です。
亡くなった方の親族にアプローチする人に対してアプローチしてもらうことで、紹介やジョイントベンチャー等が提案できるでしょう。
具体的には、葬儀屋とジョイントベンチャーできるかもしれません。
あるいは、生命保険の外交員に紹介依頼を頼めるかもしれません。
ターゲットが明確になると、打ち手も明確になるのです。

今日の話はここまでです。
以下は…単なる私の希望です。
仕出し屋でも、別の例です。

耳にしたことがあるのが、
「会議専門の弁当」
というもの。
揚げ物など、重たく、消化に負荷がかかるものを避け、消化しやすいメニューにすることで
「眠くなりにくい」
という弁当があるのだとか。

これが本当だったならば、非常に興味があります。

午後からコンサルティングをする日は、消化にエネルギーを使って、思考のパフォーマンスを落とさないように、昼食を抜くように心がけています。
とはいえ…集中している時にお腹が鳴るのは避けたいところ。

そんな時に、このような
「会議専門の弁当」
があったら、食べたいものです。

このようなわかりやすいベネフィットでニッチに絞れば、集客の打ち手も明確になります。

コンサルティングではなく、セミナー会社とジョイントベンチャーを組めばいいのです。

3日間セミナー等で、昼食は弁当が用意されている…という場合などは、このような弁当だったら午後も眠くならずに集中できます。

セミナー会社側で、セミナー受付時に弁当も注文を受けます。
昼休憩の時に、仕出し屋が弁当を持ってきて、その場で会計して引き渡し。
ランチタイム後に、ゴミまで回収すれば、セミナー会社側にもメリットが有るでしょう。

仕出し屋は、このような
「眠くならない弁当」
を開発して、セミナー会社、あるいは貸会議室提供の会社などとジョイントベンチャーを組めばいいのに…と思います。

私が間に入って、両者からマージンを取って…というやり方もありますが、それは面倒なので、誰か実現してもらるとありがたいところです。

<予告>
6月29日(水)13時30分〜16時30分
東京からある書籍を執筆したコンサルタントを招いて、出版記念セミナーまた読書会等を企画しています。
参加者にとって最大の価値を得てもらうために、読書会がいいのか、それともセミナーがいいのか。
内容はまだ検討をしています。
ですので、まずは、この日時を空けておいてください。
なお、開催場所は札幌の大通近辺です。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください