インターネットマーケティングの権威にして,世界的に有名なビジネス戦略コーチ,リッチ・シェフレンの動画セミナーを受講していたときのことです。
思わず苦笑いしてしまうような一説がありました。
「広告と同じような言葉遣いをしていたら,殴られるだろう」
英語を日本語に翻訳した関係もあり,微妙なニュアンスの違いはありますが,だいたいこんな意味合いのものです。
さすがに
「殴られる」
というのは穏やかではありませんが,こういった例え話は,少々大げさな方がわかりやすいくらいですので,このまま行きます。
では,なぜ「殴られる」のでしょうか。
一言で言うと…ウザいから。コレに尽きるのではないでしょうか。
余談ですが,かのジャパネットたかたの,髙田明前社長。
あのテレビショッピングの「顔」です。
彼のインタビュー動画を見たことがあるのですが,彼は,
「今日は普通にしゃべりますね」
とおっしゃってました
あのような,ハイトーンのフルパワーで,日頃からしゃべっているわけではないようです。
…まあ,当たり前の話です。
話を戻します。
広告で話すようなしゃべり方をすると,なぜ殴られるのか。
理由はウザいから。
では,なぜウザいのでしょうか。
今日のタイトルは,
「Facebookの終わりの始まり」
です。
最近,急激にFacebookにウザい広告が増えてきました。
広告が増えるだけなら…別にセールスコピーライターとしては気にもしません。
ですが,あからさまに胡散臭い,詐欺のように思えるような広告ばかりが増えてきました。
実に腹立たしい話です。
なぜか。
自分が,そういった詐欺師にターゲッティングされていると思うと,腹立たしくもなります。
あるいは,これまでの自分の「行動」が,このような「行動ターゲティング」に含まれる…ということは,日頃から自分が胡散臭いことをしている,と言われているような感じがして,実に不愉快です。
見るたびにスパム報告しているのですが,ますます増えていくばかり。
Facebookといえば,今の時代,ただのSNSを越えて,インフラ化しつつありました。
当たり前のように,グループチャットを使用したり…ビジネスのやり取りも,Facebookを介することが増えてきました。
災害時には,生存報告すらもFacebookで出来る時代です。
ところが…このような,目障りでウザい広告ばかりが流れて,見るたびに不愉快になるSNS。
見たいと思うでしょうか。
上述の通り,インフラ化していることもあり,自分のクライアントもFacebookを介してやり取りしている兼ね合いもあるので,即刻Facebook退会…というわけにはいきません。
ですが…このような不快な広告を見るのが嫌になって我慢できず…少しずつ会員が減っていったら…
あるいは,私自身が耐えかねて,
「Facebookはどうしても見たくないので,今後は(別のサービス)で連絡しませんか?」
と提案することもあります。
現に,今はメインはチャットワークを使っています。
広告は…私もコピーライターとしては残念ですが,ウザい広告が多いことは確かです。
世の中の90%以上がウザい広告です。
私自身は,残り10%に入るべく心がけています。
広告だとわかりづらいので,人に例えてみましょう。
「ウザい人」
とはどんな人でしょうか。
人の話を聞かないで,一方的に自分の自慢話ばかりしている人。
きっとあなたの周りにもいます。
そう!その人です!今あなたの脳裏をよぎった,その人です!
…ウザいですよね。顔を見たくもないのではないでしょうか。
このウザさをそのまま広告に置き換えてみればよく分かるのではないでしょうか。
広告を見る側のことを考えずに,一方的に自分の都合のいいことばかりを並べ立てる。
例えば「最速で年収1000万円」とか。
これって
「ほらほら,どーせお前,年収1000万円もない,年収1000万円が欲しい,楽して金を稼ぎたい人なんでしょ」
という言外のメッセージが如実に伝わってきます。
こんな広告に反応する人,いるのでしょうか。
そんな広告ばかり載せているFacebookが,いつまでもSNSに君臨し続けていられるでしょうか。
Twitterは,実名でない兼ね合いもあり,怪しい人がよく湧いています。
そういうものでした。
ですが,実名主義のSNSでも…こんな状況になると,実に残念です。
投稿=宣伝
という,これまたウザい人もいますが,そういった人は,その人との関係を切ればいいだけの話です。
ですが,広告は切っても切っても湧いて出てきます。
対処法は…ありません。
こうして,少しずつFacebookは衰退していくのでしょう。
今後,広告規制が強化されるか,それともこのまま行き…会員が流出するか。
Facebookの分水嶺が,今ここに来ています。
あなたがよりアップスタッツな明日になりますように。
セールスコピーライター 飯山陽平
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