少々笑える体験をしたので,今日はその紹介をします。
身内が誕生日なので,何がほしいか聞いてみました。
すると回答が来たので,早速注文の段取りをしました。
いつも使っているネットショップなので…発送先を自宅ではなく,身内の住所に設定。
支払い方法も設定。
誕生日付で,配送の日付指定も設定。
あとは…。
身内とは言え,贈り物に伝票が入っていて,値段が書かれている…というのは,無粋な話です。
伝票を入れないように要望しようと,コメントを入れられる欄を探したところ,そのような欄がありません。
さらにしらべたところ,どうやら有料のラッピングサービスがあるようです。
ラッピングサービスを,買い物かごに入れて,ラッピングしたい対象商品と一緒に注文すれば,ラッピングして配送してくれる,という仕組みです。
ラッピングすれば…よほどのアホでもない限り,伝票を同封して配送,という真似はしないでしょう。
…そう信じて,ラッピングサービスを買い物かごへ。
もう一度やり直しです。
配送先を身内の住所に設定。
支払い方法も設定。
あとは誕生日付で,配送の日付指定も設定…しようとしたらできませんでした。
このラッピングサービスを買い物かごに入れると,日付指定ができなくなるようです。
あまりのの無能ぶりに,イライラを通して笑うしかありません。
さて。
今日のテーマは,
「その商品は何のため?」
です。
ラッピングサービスとは,何のためのものでしょうか。
ラッピングということは,包装紙で包んで綺麗に見せる…というサービスです。
ということは,売り物は「包装紙」そのものなのでしょうか。
包装紙と一緒に,ラッピングするシールを売ることが目的なのでしょうか。
あるいは,「綺麗に見せかけるためだけのもの」なのでしょうか。
もしきちんと言うならば,どうせ同じ商品を贈るにしても,綺麗にラッピングすることで,お祝いの意図を形にすることで,より喜んでもらう「一手間」だと言えます。
ですので…言葉を選ばずに言うならば「それだけあなたのために手間を掛けたんです」という意思を示すことにあります。
その根底にあるのは,お祝いです。
ラッピングサービスでお祝いするということは,どんな状況でしょうか。
誕生日や,母の日,父の日,敬老の日など,特定の日ではないでしょうか。
なのに,ラッピングサービスを選択すると,日付指定できなくなる。
本末転倒です。アホという他ありません。
今回は,他の店を探して,また同じように配送先指定して…と繰り返すのは手間なので,身内だからと甘えて,
「そのうち届くからよろしく」
で済ませてしまいました。
ですが…そうはいかない相手だったらどうでしょうか。
ラッピングサービスを入れると日付指定できなくなる。
これは,むしろ買い物を「邪魔」する要因です。
しかも,割と致命的です。
ちょっと想像してみてください。
遠距離恋愛を始めたばかりのカップルがいるとします。
遠距離恋愛ですから,なかなか会えません。
しかも…誕生日なのに,会えない状況です。
だからこそ,せめて,贈り物くらいは知恵を凝らして喜んでもらえそうなものを選択。
ラッピングして送ったとします。
すると…日付指定できずに,誕生日前に到着。
相手から,
「まさか,私の誕生日,間違って覚えてた?!」
と勘違いされるかもしれません。
贈り物の配達日だけで…下手をしたら破局です。
まさに,本末転倒な,害悪でしかないサービス,ということになります。
その商品は何のためなのでしょうか。
相手を陥れるサービスなのでしょうか。
そうでないのなら…。
そもそも「何のため」なのかをしっかり考えることです。
そして,それが確実に満たされるようにしなければならないのです。
あなたがよりアップスタッツな明日になりますように。
セールスコピーライター 飯山陽平
追伸
2〜3通りしか集客法を知らない。
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