今日は時間がなく,あと30分でこの記事を書き上げてアップしなければなりません。
けれど,何を書くか…まだテーマが決まっていません。
そこで,目の前の知人に,リクエストを募ってみました。
すると,
「リピーターを増やしたい」
とのことです。
そこで,今日はリピーターを増やす…前にやっておくべき考え方について,紹介いたします。
リピーターの前に少しダイエットの話をします。
私のセミナーや勉強会で何度も紹介しています。
あるいは,このブログで書いたことがあるかもしれません。
ダイエットをする,と決めました。
最初にするべきことは何でしょうか。
考えてみて下さい。
言うまでもありません。
まずは体重計に乗ることです。
今,体重が何キロあるのかわからなければ,減ったが増えたかがわかりません。
まずは,現時点の体重を把握してからでないと,ダイエットのしようがないのです。
この考え方は,そのままリピートを増やすために必要な考え方になります。
つまり,
「今,何回リピートしてもらっているかがわからなければ,増えたかどうかが判断できない」
ということです。
そこで,まずはリピート販売を増やす前に,今の顧客が平均で何回リピートしているのかを測定することが,最初の一歩となります。
具体的には,顧客データを整理し,それぞれの顧客ごとにリピート購入の回数を調べます。
それを全部足して,その顧客数で割れば,平均リピート回数が計算できます。
非常に簡単な例を出すならば,
顧客Aさん 4回
顧客Bさん 6回
顧客Cさん 5回
(4+6+5)÷3人=5回
これが平均リピート回数となります。
そこで,今回のテーマであるリピート購入の回数を増やす…とは,この5回を5.1回にするにはどうすればいいのか。5.2回にするにはどうすればいいのか…ということになります。
もし,これまでに全くリピートの計測をしていない場合は,過去ずっとさかのぼって,全ての顧客のリピート計測を…
などと言っても,誰もやらないでしょう。
そこで,もしこれからリピートの測定をするのであれば,過去12ヶ月程度まで遡って計測すれば十分でしょう。
まずは,過去12ヶ月分の顧客データを調べて,それぞれ何回リピートをしているかを測定するところからはじめて下さい。
その上で,リピートを増やすために,どうすればいいのか。
さまざまなリピートアップの施策はありますので,今日は「誰」をターゲットにしたらいいのかについて解説します。
この測定をきちんとすれば,ある程度,傾向が見えてくるはずです。
つまり,最後の購入から一定期間経ってしまうと,リピートしない,ということです。
例えば,顧客Dさんは,最後に購入してから7ヶ月購入していないことがわかります。
あるいは,顧客Eさんは,最後に購入してから9ヶ月購入していないことがわかります。
このように,ある一定の期間のボーダーをすぎると,リピートしてもらえない…という傾向があります。
そこで,その一定期間がいつか。これを突き止めなければなりません。
過去12ヶ月間を計測する中で,最後に購入したのがいつなのか。これも合わせてデータで集めて下さい。
そのデータから,ある程度の期間を見定めます。
そこが,
「リピート購入の壁」
となります。
その期間が,あるビジネスによれば90日かもしれません。
別のビジネスでは120日かもしれません。
仮にここでは120日だとします。
では,この120日という基準がわかったら,どうすればいいのか。
先程,「誰」をターゲットにすればいいのか,について…という話でした。
そこで,やるべきことは,この120日のボーダー内の顧客を対象に,リピート販売のマーケティング施策を展開してください。
なぜなら,120日を越えてしまった顧客は,リピートしてもらえる確率が極めて低くなります。
一方,120日以内の顧客であれば,リピートして貰える確率が高くなるからです。
極論ですが,リピート顧客でも,120日経ってしまったら,「新規」に戻ってしまう,という考え方の方がわかりやすいかもしれません。
つまり,まだ一度も買ってくれたことがない方に,買ってもらうのは大変です。
けれど,買ってくれた方にもう一度買ってもらうのはそこまで大変ではありません。
そこで,新規に戻ってしまわないように,120日以内に,もう一度買ってもらうためにはどうしたらいいのか,ということを考えて実行。
これが,リピート購入を増やす前にやるべきこと,となります。
1つの集客法で7割以上を集客している。
これは危険です。
とはいえ,どうしていいかわからない。
そんな方は一度こちらをご覧ください。