料理とマーケティングとの意外な繋がり

料理とマーケティングとの意外な繋がり

料理とマーケティングとの意外な繋がり
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味や素材にこだわった料理。
…さほど興味が持てるわけではありません。

私の中で,カテゴリは,
(1)おいしい
(2)おいしくない
(3)まずい
の3つだけです。

そして約60%ほどが(1)に入ってしまいます。
38ほどが,(2)に入ります。敢えて言うならば「好きではない」という感じです。
のこり2%が「まずい」です。作った人に対するリスペクトをする以上,おいしく感じないのは私の舌が未熟なのか,あるいは好みでない,と判断するので(2)に入ります。
(2)に入れられないのが,まずいです。

さて,私の趣味嗜好はこれくらいにしておきます。料理に関して,この程度の思い入れしかない身ですが,今日のテーマは料理です。
どうしたら上達するのでしょうか。

 

ちょっと「ウニ」を想像してみて下さい。
ウニ,です。
あのウニ。
ウニを想像してみて下さい。

 

あなたも見たことがあるでしょう。
これがウニです。

 

 

 

 

ですが,きっとあなたが想像したウニは,こんな感じではないでしょうか。

この,後者の剥き身のウニを見ただけであれば,何ら疑問を感じることはないでしょう。

 

では,あなたが知識ゼロの状態で,ウニというものを知らなかったとします。
そんな前提で想像してみて下さい。
トゲトゲの謎の生き物を見て…これをかち割って食べてみよう。あなたはそう思えたでしょうか。

 

ウニの棘は,刺さると痛くて大変です。
私も触ったことがあるのでよく覚えています。
これをかち割って食べる。
私だったら,想像がつきません。

 

偉大なるご先祖様に感謝する他ありません。

ただ,それでもウニです。
刺さっても「痛い」で済みます。

 

では,これはいかがでしょうか。

ご存じ,とらふぐです。

これは文字通り命懸けです。冗談でも何でもありません。

2000年以降,自分で調理した等で,死亡事故が13件発生しています。
少なくとも13名以上がフグで亡くなっている…ということです。

 

これは,資格のない人が自分で調理して食べた…ということで,ある意味,自業自得。
とはいえ,そんな危険な食材を安全に食べられるようになるまでに,どれだけの代償…文字通り,どれだけの人が死んでいっているのでしょうか。

 

そう考えると,本当に食に対するチャレンジする姿は,凄まじいと言えます。

 

…ということで,料理人でない私が,マーケティング的に分析するならば,料理とは飽くなき探究ではないでしょうか。
下手をすると,命懸けで,トライアンドエラーを繰り返して,安全に,そしておいしく食べられるものを作り出す。

 

それを研鑽し続けた結果,安全で美味しい食べ物を,口にすることができるのでしょう。

…食の安全に対する真実については,話し始めると泥沼に陥るので省略します。

 

フグのような,極めて強力な毒性の食べ物を食べられるようにしたり…
ウニのような,あの見た目のものをかち割って食べるチャレンジャー精神。

そして,欧米では「デビルフィッシュ」などと呼ばれ,禁忌なものとしてみられている「タコ」。
そんな,禁忌感といった固定観念にとらわれずにおいしいものを食べようと追求する。

この食への姿勢。

これをそのままマーケティングに活かすことができれば,大きな成果に繋がるのではないでしょうか。

 

なぜなら,マーケティングにおいて,成果が出ない原因の一つが,
「固定観念」
です。

 

別の言い方をすると,
「これまでにやってきたことがない方法へのチャレンジ」
を嫌がって,
「これまでやってきたことのある方法だけにこだわって」
集客活動をする。
その結果が,先細りです。

 

例えば,ルートセールス一本で頑張ってきた会社があるとします。
ですが,今の時代はルートセールスは通じません。マンションなどでオートロックなどのセキュリティが強化。
あるいは,留守宅が増えるため,ルートセールスという手法が使えなくなりつつあります。

そんなときこそ,新しい方法に果敢にチャレンジすればいいのでしょうが,それができないから,会社が伸びないのです。

 

マーケティングにおいて,なにか新しいことを試そうと思って…それでもためらいが生じたのなら,今日の話を思い出してみて下さい。

 

フグは,失敗したら文字通り死にます。
でも,マーケティングは失敗しても死にはしません。

ただ,新しいことにチャレンジしなければ,いつか会社が滅びるのです。

 

あなたがよりアップスタッツな明日になりますように。
セールスコピーライター 飯山陽平

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