たまたま,「マーケティング」を身に付けたい…という方数名と話す機会がありました。
話しているうちに…ちょっと思い至ることがあったので,それを今日のテーマにします。
それは,
「優れたマーケッターになるには」
です。
英語で,「-er」は,「−する人」という意味合いになります。
「Marketing+er」で,マーケッターとか,マーケターと呼びます。
要するに,マーケティングをする人です。
さて,さらにマニアックに定義を掘り下げていきます。
マーケティング(marketing)は,あくまでも現在分詞。
これを動詞にすると…marketになります。
定義【market(動詞)】
〜を市場に出す。売り込む。
マーケティング…と聞くと,「市場調査」的な意味合いに捉える人が多いかもしれません。
ですが…マーケティングとは,「売り込む」の現在分詞。
実は,「売ること」そのもの,と言えます。
ということは,かなりむちゃくちゃですが,極論を言うならば,
「マーケッター=セールスパーソン」
と言えます。
優れたマーケッターは,セールスの達人,ということです。
言い換えると,売ることができない人は,マーケティングも上達しない,ということです。
マーケティングスキルを磨くなら…対面セールスで,どんどんスキルを高めていくのが,一番早いと言えます。
私自身は,ずっとマーケティングを学んできました。
様々な理論,理屈,体系化された戦略を学んできました。
ですが…身も蓋もない表現をするならば,私のマーケティングに関する知識を,セールスの達人に話したなら…
「うん,全部知ってる」
と言われる可能性は十分にあります。
ここで言う「知ってる」というのは,その知識を習得している,ということではなく,すでに経験値として蓄積している内容を単に言語化しただけ,と言えます。
もちろん,かなりの暴論です。
あくまでも,「わかりやすさ」を優先するために,少々大げさなにお伝えしています。
では,完全にマーケティング=セールスなのか,といえば,もちろん違いはあります。
何が違うのか。
ここで,多くの人が,ちょっとした思い違いに至る可能性があります。
今日のブログでの一番のポイントです。
その思い違い。
セールス→1対1
マーケティング→1対多数
このように思っている可能性があります。
これが,かなり大きな誤解の元です。
特に,マーケティングではなく,コピーライティングでこの発想をしてしまうと,致命的な間違いを仕出かしてしまう可能性があります。
実は,マーケティングも一対一なのです。
これがポイントです。
仮に,1000人を相手にマーケティングを展開するなら,
1対1000
ではないのです。
1対1 × 1000
これがマーケティングの考え方です。
かなり乱暴に言ってしまうなら,目の前の一人に買ってもらうための全てを,単に1000人に横展開しただけとも言えます。
もちろん,老若男女様々な人に同じように横展開したところで売れるわけではありません。
その1000人に絞り込むための考え方や技術がマーケティングでも重要です。
ですが,根本としては,「売り込む」という発想で考えると,セールスもマーケティングも,大きな差はありません。
そして,売り込む相手は,「人」であることには変わりありません。
マーケティングの様々なテクニック…というのは,そのままセールスで培ってきたものから流用できるのです。
自分がされて,嫌なことを人にしたら…やっぱり嫌がられます。
自分がされて,嬉しいことを人にしたら…喜んでもらえるでしょう。
この手のことは,むしろ,対面セールスで腕を磨いた方が早いのです。
結論として。
「優れたマーケッターになるには」
セールスを磨いて下さい。
それが一番早いです。
あなたがよりアップスタッツな明日になりますように。
セールスコピーライター 飯山陽平
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