お盆休みも終わり,Uターンラッシュが起きているようです。
つい先日,ニュースで
「帰省ラッシュで,渋滞65キロ」
というニュースのヘッドラインを見かけました。
今度はUターンラッシュで,渋滞45キロ,らしいです。
新幹線などでは,自由席乗車率が200%を越えた…なんていう見出しも躍っていました。
私自身は,北海道に引っ越してきて10年。
渋滞に遭うのは年に数回もあるかどうか。
しかも,渋滞があったところで,せいぜい数キロです。
渋滞というのは主に時速30キロ以下で車が走行しているときの先頭地点から末尾地点までの距離のこと,らしいです。
ですが,テレビなどで見る渋滞シーンは,とても時速30キロ出ているとは思えないので,仮に時速20キロだとします。
つまり,渋滞60キロ…ということは,60キロの距離を…ここでは時速20キロで駆け抜けるということですので,3時間掛かる計算になります。
あくまでも平均20キロです。渋滞の質にもよるのでしょうが,完全に止まったり動いたり…で平均時速10キロくらいだったら,6時間掛かります。
単純に6時間…という時間の長さだけではなく,その間,前の車にぶつからないように,ひたすらのろのろ運転をすることになります。
帰省ラッシュやUターンラッシュ…ということは,家族連れでの移動でしょう。
小さな子供がいると…飽きて泣き叫んだり暴れたりするのをなだめながら,6時間のろのろ運転。
そして…帰省先について,あちこち移動。
また,同じようにUターンラッシュで,のろのろ運転をしながら,帰る。
翌日から,仕事です。
私にしてみれば,正気の沙汰とは思えない行動です。
なぜ,そこまでして,お盆の時期に規制しなければならないのでしょうか。
理解に苦しみます。
…といっても,理由は簡単でしょう。
単純に,子供の夏休みと,仕事の休みが重なる,数少ない時期だから,なのでしょう。
まさか,
「渋滞がイヤだから」
といって,子供の学校等を休ませて,時期をずらしてバカンス…ということは難しいでしょうから。
そういう意味では,子供を中心にしたライフスタイルだ,ということになります。
子供を授かり,育てている親にしてみれば,60キロの渋滞を運転して帰省し,また渋滞を乗り越えて帰り,翌日から仕事…というのは,耐えられる苦行なのでしょう。
ですが,私には子供がいません。
ですので,このような苦行は常軌を逸したかのように感じます。
どちらが正しいのでもなければ,間違っている,わけでもありません。
未だに,飲み会などで子供の話題になると,子供がいない私に対して,キ○ガイでも見るかのような目線で見据えて断罪してくる人も,たまにはいます。
その人にとっては,子供は産み育てるべきもの,という固定観念があるからなのでしょう。
そういった人たちにしてみれば,子供を授かって,渋滞を乗り越えて,子供に振り回されて…という生活は,苦行でも何でも無いのかもしれません。
耐えられるのでしょう。
その「耐えられる」原動力はどこにあるのでしょうか。
書籍「現代広告の心理技術101」によれは,生命の8つの「衝動」というものがあるそうです。
その8つのうち,2つほど紹介します。
「生き残り、人生を楽しみ、長生きしたい。」
「愛する人を気遣い、守りたい。」
というものです。
この生命の8つ衝動ですが,原書では「Life Force 8(LF8)」です。
Force(フォース)といえば,かの名作「スターウォーズ」では「May the Force be with you.(フォースがあらんことを)」で有名です。
ですが,このForceという言葉を英和辞書で調べてみると,
「原動力」
という定義があります。
あるいは,
「強制的」という意味合いもあるようです。
さて,人を動かす原動力は何なのか。
例えば,再三繰り返していますが,60キロの渋滞を乗り越えて帰省し,また渋滞を乗り越えて帰ってきて,疲れ切った体を引きづって翌日仕事。
私にしてみれば,正気とは思えない行動です。
ですが,それがその人の「原動力」とつながっているとしたら…??
あるいは,「強制力」とつながっているとしたらどうでしょうか。
あまりに不合理な行動であっても,その背後に,それだけの「Force」があれば,人はその通りに動くのです。
この考え方を掘り下げて行けば…その人は何を「Force」にして動いているのかがわかります。
そのForceを特定して,そのForceに働きかけるようなマーケティングを展開。
これができれば,人を動かせるようになるのです。
このやり方が良いかどうかはさておき,人はなぜ動くのか。
不合理に見えるその原動力は何なのか。そういった点で掘り下げてみました。
あなたがよりアップスタッツな明日になりますように。
セールスコピーライター 飯山陽平
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といったことに興味があるなら
きっとこちらの「現代広告の心理技術101」が
とても役に立つでしょう。
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