先日,たまたまネットで目を引く画像がありました。
それはキャラクター「カピバラさん」のぬいぐるみ。
カピバラさんとは,トライワーク(株式会社バンプレスト)のコンテンツ。
「リラ◯クマ」とか,「たれ◯んだ」「キテ◯ちゃん」などと同じ,キャラクターとしてのコンテンツです。
さてこのカピバラさんですが,歴史は…意外と長い。
2003年10月に,クレーンゲームのマスコットキャラとして登場して以来,今日まで廃れること無く,人気を確立していみます。
実際,私自身も「カピバラ好き」ということで,贈り物としていただくことがよくあります。
ぬいぐるみはもちろん,マグネット,マグカップ,グラス,ペン,クリアファイル…
カピバラさんグッズはたくさんです。
こういったキャラクタービジネスは,ヒットすれば様々なグッズに展開できるのが強みです。
その中でも,特に今日は際立ったグッズが,特大のぬいぐるみ。
冒頭で見たぬいぐるみは,女性が,カピバラさんのぬいぐるみを抱えている姿です。
…ぱっと見た感じ,女性の上半身ぐらいの大きさのカピバラさんぬいぐるみです。
抱えている…というよりは,しがみついている感じかもしれません。
そこで調べてみたところ,商品名は「もふっとカピバラさん等身大サイズ」だそうです。
サイズはなんと,体長85センチ。
ちなみに,ウィキペディアによれば,リアルのカピバラは,「体長106ー134センチ」とのことですから,リアルのカピバラよりは一回り小さいと言えます。
もっとも,「カピバラ」ではなく「カピバラさん」の等身大サイズと言えばそれまでですが。
興味深いのが,価格。
税込1万6200円です。
ところが,すでに生産は終了しているようです。
Amazonで,なんと約4万8000円以上で売られていました。
定価の3倍以上です。
これを見て,
「でかい,ってのは客単価を上げる,シンプルな技なんだな」
と実感した次第です。
でかくすることで得られるであろう,3つの効果について解説します。
1.客単価アップ
上記のぬいぐるみは,1万6200円。
普通のぬいぐるみ,3000円かとよりも,遥かに高い価格帯になります。
これを買ってもらえれば,客単価は跳ね上がります。
そして,好きな人は,とことん好きなので,こういった高価格帯のものも,
「あれば一定数売れる」
ものです。
2.コントラストの法則
すでに,1万6200円のものを買ったという体験をすることは,言い換えるとそれ以下の価格は安く感じるとも言えます。
すなわち,85センチでは,あまりにもでかすぎますので,小さなものも欲しい,と思った時に,それが3000円とか4000円であっても,買ってもらえる確率が高くなります。
3.バイラル効果
実際に私が目撃したとおり,極端に大きなものは,ネタになります。
すなわち,それを撮影して,SNSに投稿する確率が高くなるのです。
実際,私も写真を見てびっくりしました。
女性の上半身よりもでかそうな,カピバラさんのサイズは非常に目を引きます。
結果として,宣伝効果にも繋がります。
このバイラル効果を狙った「極大サイズ」は,飲食店などでよく使われているようです。
とんでもない大盛りサイズであれば,Facebook等に投稿すれば,「いいね」がたくさんついたり,コメントを貰える頻度が高くなることでしょう。
何であっても,極端に走れば,話題にはなりやすくなります。
ですが,小ささをアピールするよりは,いかにでかいのか,のほうがアピールしやすいと言えます。
昔から,ゴジラとかウルトラマンとか,巨大化はお約束でした。
ぜひ…「見た目に巨大化」できるものがあれば,試してみてください。
あなたがよりアップスタッツな明日になりますように。
セールスコピーライター 飯山陽平
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