17年目の感謝の言葉

17年目の感謝の言葉

17年目の感謝の言葉
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今日は,結婚記念日です。
2007年11月12日に結婚してから,今日で10年目(満9年)です。

私の感覚では,
「まだ10年目」
です。

というのは…ちょっとした出来事があったからです。

全米屈指のコピーライター,そして「億万長者メーカー」と名高いマーケティングコンサルタント,ダン・ケネディ。

彼の人気コンテンツの一つに,
「マグネティック・マーケティング」
というものがあります。

このマグネティック・マーケティングの趣旨や内容の根本的なものは,今日のテーマにはほとんど関係ありません。

私の記憶が正しければ…結婚してから3〜4年後の頃だったでしょうか。
車の中で,このマグネティック・マーケティングの音声コンテンツを聞きながら運転していました。

その最中,とても衝撃的だった話がありました。

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たしか…アメリカの化粧品会社,メリーケイアッシュの話だったかと思います。
女性,主にその化粧品の消費者が販売代理店として登録・活動し,実績を上げると,年に数回あるイベントの中で,表彰されます。

この表彰の仕組みが…非常に「低い」のです。

1人に販売すれば,表彰されます。
2人に販売すれば,ゴールドメンバーとして,表彰されるのです。

2人でゴールド。
なんとも剛毅な話です。

この点について,ダン・ケネディが解説していました。
一字一句正確な表現ではありません。
意味合いとして,概ね以下のとおりです。

ターゲットの女性は,既婚女性であり…いわゆる主婦層です。
彼女たちに対しては,今となっては誰も褒めてくれることもなければ,感謝の言葉を伝えることもしません。

結婚してしばらくは,料理を作っても夫から感謝されることはあるでしょう。
ですが【結婚して17年経った時に,彼女に対して感謝の言葉を伝えたり褒めたりする人はもう誰もいない】のだそうです。

だから,本当にごく僅かに活動しただけでも,その女性を徹底的に表彰して,褒め称えて,承認する。
この承認欲求を満たすことで,女性陣の活動力を原動力に,飛躍してきたのが,このメリーケイアッシュという会社なのです

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この話を耳にして,私は真っ先に思ったこと。
それは,
「私は結婚してから17年後も,食事を作ってくれる妻に感謝の気持ちを伝えられるだろうか」
ということでした。

その時から,結婚記念日を迎えるたびに,
「17年目まで,まだまだ…」
という思いです。

今日も,たった10年目の日でしかありません。

ありがたいことに,何とか今日も無事に過ごすことができています。
妻に見捨てられることも愛想つかされることもなければ,私自身が妻を「空気のように当たり前」に扱うこと無く,今日に至っています。

この「当たり前」というのは本当に恐ろしいものです。

よく,
「ありがとう」
の反対の意味の言葉が,
「当たり前」
と言われます。

そして,この
「あたりまえ」
という言葉の中に,
「あまえ」
という言葉がある…ということも耳にしたことがあります。

今の目の前の顧客が,自分の顧客でいることは,
「当たり前」
なのでしょうか。
それとも,
「ありがたい」
ことなのでしょうか。

「ありがたい」を感じで書くと,「有り難い」です。
有ることが難しい。
つまり,本来の意味としては,「極めて稀なことだからこそ感謝すること」という意味合いになります。

この感謝の気持ちを,どう表現するのか。

「とりあえず【感謝】と言ったり書いたりする」
のだけはやめましょう。吐き気がします。
「感謝」という言葉と,相手に対する冒涜です。

感謝の気持ちは,何らかの形にしてこそ,表されるものです。
その手段として,例えば「サンキューレター」を送ったりする,ということになります。

今日は…リピートとか客単価アップとかという話ではなく,もう少しシンプルに考えてみましょう。
常連客こそ,「感謝の気持ち」を伝えられているでしょうか。

何度も何度も何度も何度も買ってくれている顧客こそ,本当に大切な顧客です。
ですが,そんな顧客を脇において,新規顧客獲得ばかりに目が向いていないでしょうか。

17年目の家族に,感謝の気持ちを伝えるように…今日は常連客に,そして家族に,感謝の気持ちを伝えることを考えてみて下さい

あなたがよりアップスタッツな明日になりますように。
セールスコピーライター 飯山陽平

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