先日,あるカウンセラーの方と,会って話す機会がありました。
なかなか興味深い話だったので,紹介します。
クライアントは男性と女性ではどちらが多いのか尋ねたところ,
「女性の方が多い」
とのことでした。
カウンセラーの方いわく,
「男性にカウンセリングの案内をしても,『あ,いらないから』『興味ないから』と,すぐに言われてしまう」
とのこと。
そこで,
「では,どのように対策しているのですか?」
と質問してみたところ,
「わかりません。だから,ほとんど男性からは依頼がなく,女性ばかりがクライアントになります」
とのことでした。
もともと,男性をクライアントとして迎えたいかどうか。
という要望や必要性は脇に置きます。
(女性向けに特化する,というのが一つの手ですので)
ここでの,男性にカウンセリングの話をしたら,
「興味ないです」
などと即答される状況に対して,どのようにすれば男性から受注できるでしょうか。
頭の体操として,考えてみて下さい。
…といっても,難しいことは何一つありません。
男性が「カウンセリングは興味ない」と言っているのですから,男性が興味をもてるものを売ればいいだけの話です。
いちばんシンプルであまりにも身も蓋もない方法。
それは,
「カウンセリング」
と言わずに,
「コンサルティング」
と言えばいいだけの話です。
もちろん,カウンセリングとコンサルティングはイコールではありません。
ですが,まったく別次元にものというわけでもありません。
カウンセリングの基本は,きちんと話を聴くことです。
コンサルティングも,この基本は変わりません。
むしろ,
「コンサルタント」
と
「カウンセラー」
とでは,後者のほうが「傾聴スキル」は高そうなイメージがあるのではないでしょうか。
ならば,しっかりと男性の話を聴く。
これだけで十分です。
ちなみに,
「コンサルティング」
は,コンサルタントの専門知識,スキル,経験からクライアントの問題解決のお手伝いをすることです。
つまり専門知識の提供がなければ,コンサルティングはできない…ということになります。
…一般的には,です。
ですが,私も男性なのでよくわかります。
男性は見栄っ張りです。
女性にアドバイスをもらって,解決先をどんどん提案してもらったところで,プライドが邪魔して,受け入れられないでしょう。
ということは…
どんどん話を聴いていって,
「どうすればいいと思いますか?」
と言えば,本人が解決策を出してくれます。あとはそれをそのまま本人にお伝えすれば,コンサルティング完了です。
…まあ,ここまで言ってしまうと半分は冗談になってきます。
ここでのポイントは,
「自分が売りたいものを売る」
のではなく,
「相手が欲しいものを売る」
ということです。
本質的に大きく変わるものではないのですから,サービスの「ラベル」を張り替えるだけで,十分に通用するのはめずらしくありません。
例えば,集客セミナー。
「歯科医専門集客セミナー」
と,
「税理士専門集客セミナー」
とがあるとします。
でも内容は同じ,ということはよくあることです。
あるいは,整体院で,
「事務員向け全身マッサージ」
と,
「運転手向け全身マッサージ」
というメニューはどうでしょうか。
メニューの名称が違うだけで,中身はいずれも「全身マッサージ」です。
これが,
「相手が欲しいものを売る」
ということです。
最後に。
人のことはよく分かるが,自分のことはよくわからない。
これは非常に多いのが現実です。
私自身も,はじめは一生懸命
「コピーライティング」
を売っていました。
売れるはずないのに,です。
相手が欲しいものは何か。
まずはそこから考えてみて下さい。
あなたがよりアップスタッツな明日になりますように。
セールスコピーライター 飯山陽平
追伸
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きちんと顧客が欲しいものに変換してあげて下さい。
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