先日,ショートスリーパーに関する記事を見かけました。
ざっくりと一言で説明すると,
「1日の睡眠時間が最短で45分くらいまで削っても,健康的に過ごせる」
というものです。
人間の睡眠時間は…思い込みによることが多いようで,
「1日6時間は〜」
「1日8時間は〜」
といったように,一定の長時間寝ないといけないように思われています。
ですが,ここでは最短で45分でもいい,ということのようです。
ショートスリーパーが医学的に,健康的にいい,悪いという話は脇に置きます。
今日のテーマとは関係ありません。
このように,
「大多数の人が当たり前と思っている【常識】を覆すような商品やサービス」
は,どうしても売りにくさがあります。
なぜなら,
「いいなぁ…」
と思っていても,常識の壁が厚く,なかなか行動に移しづらいからです。
あるいは,似たような例です。
今までに市場になかった,良いベネフィット,価値を提供するような商品やサービス。
良かったとしても,知られなさすぎるので,なかなか売れません。
このような商品やサービスは,どうやって売ったらいいでしょうか。
レーシックというものがあります。
視力矯正の手術です。
目にメスを入れるということもあり,非常に心理的抵抗が高いものでもあります。
このサービスを飛躍させた引掛けは何なのか。
このような場合,売り方の一つとして,
「同じ効果であっても,極めて高いベネフィットを得られる人に提供する」
というやり方があります。
誤解を恐れずに,身も蓋もない表現をします。
普通の人がレーシックを受けても,普通の結果です。
ですが,すごい人がレーシックを受けたら,すごい結果になる。
この「すごい人」は誰を指すでしょうか。
有名な例ですので,あなたもご存知かもしれません。
プロゴルファーの,タイガー・ウッズがレーシックを利用して,一躍有名になった,という話でした。
同じように,酸素カプセルも,まだまだ黎明期の頃に,サッカー選手のデビット・ベッカムが使って有名になり「ベッカムカプセル」などと呼ばれるようになりました。
これが,一つの方法です。
ただ,ここまでの有名人に使ってもらう,というのは大変かもしれません。
さて,話を戻します。
このショートスリーパーを「訓練によって身につけられる」とした場合,とても恩恵を受ける人はどんな人でしょうか。
ここで警察官とか,消防士…という話になれば,なかなか「見栄えのいい」話になるかもしれません。
ですが,例によってマニアックにも私は
「FXトレーダー」
が,とても適しているのではないでしょうか。
FXトレーダーの中でも「スキャルピング」というスタイルでトレードをします。
よく「デイトレード」という言葉がありますが,これは「その日中に取引を終える」という,1日完結のスタイルです。
スキャルピングは,さらに短い「超短期トレード」とでも言えばいいのでしょうか。
1回の取引が数秒から数十秒で完結する,というものです。
取引時間は1回あたりこそ短いものの,1日中チャートを前にして,「今だっ!」と思った瞬間にトレードをして,数秒で完結。
非常に過酷なスタイルのようです。
主に,海外の経済指標発表などの時に,チャートが大きく動くので,そこが狙い目になるようです。
例えば,日本時間25時に,海外の商取引上の都合で,チャートがよく動きます。
そして,海外の経済イベントが,午前4時くらいにあることがあります(年8回ほどあるようです)。非常に大きな経済イベントで,多くのFXトレーダーが注目します。
つまり,日本人にしてみたら,25時…午前1時にトレードをして,次に大きくチャートが動くのが3時間後,ということになる。
普通の人だったら,2時間ほど寝て,それから起きて…またチャートに向かう。
あるいは,眠気をこらえて3時間起きている,という過酷な状況になります。
けれど,ショートスリーパーだったら,「2時間も寝られる」のです。
このショートスリーパーになるためのノウハウを販売する,ということであれば,このようなFXトレーダーに売るのがいいのではないでしょうか。
具体的には,業界で有名なカリスマFXトレーダーに,サービスを提供して宣伝してもらうのが一つ。
これは有名人に使ってもらう,というタイガー・ウッズやデビット・ベッカムなどの例に近いでしょう。
もっと直接的なやり方は,トレーダーを育成・教育している会社とコラボすればいいのです。
教材を販売していたり,セミナーを開催しているトレーダーはたくさんあります。
今となってはFX教育産業は,極めて競争が厳しい時代です。
だからこそ,過去の顧客リストから別の収益源を得られる,ということであればFXを教育する方にとっても魅力的な話ではないでしょうか。
以上…専門的,といえば聞こえがいいが,極めてマニアックでまだまだ認知されていない,あるいは世間の常識と逆行する商品やサービスを売るための考え方でした。
あなたがよりアップスタッツな明日になりますように。
セールスコピーライター 飯山陽平
追伸
では,どうやったらコラボを成立させられるのか。
そのコツとして「KY式コラボ成立法6つのポイント」という記事を,一部の読者限定に送付しているニュースレターに掲載しました。
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