「売れない」という5つの真実

「売れない」という5つの真実

「売れない」という5つの真実
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このブログで,何度も何度も,
「事実」

「意見」
「推測」
は,違う。
そんなことを書いてきました。

では,
「売れない」
これは,事実でしょうか。意見でしょうか。推測でしょうか。

もちろん,この文脈だけではわかりません。
ですが,「事実」である場合は少ないのではないでしょうか。

今日は,
「売れない」
とはどういうことについて,具体的に展開していきます。

1.売ってない
どこにも売り込みを掛けていないから。
これでは,売れるはずがありません。

売り込みをかけていないから,誰からも買ってもらえず,この状況を以て,
「これは売れない」
と言っている。

こんな人,きっと周りにいるのではないでしょうか。

特に,営業成績の悪いセールスマンは,このパターン。
クロージングを掛けないから,商談相手は,買いようがありません。
にも関わらず,会社にもどって,
「この商品は売れない」
「高すぎる」
などと愚痴をこぼすのでしょう。

あるいは,
「この商品(サービス)は,品質が素晴らしいから売らなくても売れる」
と思い込んでいる人も,この「売っていない」にカテゴリされることでしょう。

要するに,このカテゴリに含まれるのは,
「何もしていない」
のです。
何もしてなければ売れるはずがありません。

2.値段が高い
では,値段が高い=売れない,ということはあるのでしょうか。
値段とは相対的なものです。
顧客が「もしその商品を買った場合に得られるであろう価値」と「金額」を天秤に掛けて,価値に傾かなければ「高い」と思われるだけでしょう。

ここでのポイントは2つ。
1つは,本当に価値が無いのか。
もう1つは,価値が伝わっていないから,高いと感じている状況になるのか。
このどちらかです。

後者の場合は,値段の問題ではなく,きちんと適切な価値を伝えきれていないから,
「高い」
と思われて売れていないのかもしれません。

3.競合の影響
良い商品であったとしても,競合が強すぎて,顧客が全て競合に流れてしまう状況を指して「売れない」と表現することがあります。

売り方や,コンセプトの提示の仕方,価格やオファー,ターゲットの選定など,様々な要素を考えると,競合が良くても「売れない」ということにはなりません。

例えば,Amazon。
競合が強すぎて売れない…ということが「真実」であれば,日本国内に「書店」は存在しないことになります。

Amazonがそれだけ強いとしても,他の全ての競合を滅ぼすほど強いとは限らないのです。
Amazonのような競合では満たせない欲求や需要を探して,そこに焦点を当てれば,生き残る道は必ずあります。

4.売り方が悪い
これも,厳密に言えば細分化できますが,ざっくり説明します。
極端な例ですが,マイホームを,オンライン販売で売れるでしょうか。

投資物件をオンライン販売している例はありますが,居住用のマイホームを,オンラインだけで販売…というのは,少々無理があるかもしれません。

あるいは,ネットでメールアドレスを登録して,メール配信が続き…最初に販売する商品が500万円のコンサルティングだったとしたら…
これは,お金の有無ではなく,ハードルが高くて買えないでしょう。

何一つ信用がなく,取引実績もない状態で,いきなり500万円をメール配信だけで売る。

世界ナンバーワンマーケティングコンサルタント,ジェイ・エイブラハムでも,せいぜい143万円のコンサルティングです。
彼ほどの知名度と実績がある人などいないでしょうに,いきなり彼以上の金額でオファー。これはかなり無茶です。

これは「売り方が悪い」という他ないでしょう。

5.商品・サービスに価値がない
あえて言うならば,これが「売れない」と言ってもいいものかもしれません。
要するに,世の中に何一つ価値提供していないのですから,お金を払う人などいない,という理屈です。

…世の中,何一つ価値提供せずにボロ儲けしている人もいますが,それは脇に置きます。

どうやっても価値がない,誰からも見向きされない商品やサービスというものはあるのです。
私も,コピーライターとして,「コピーライティングのちからさえあればどんなものでも売れる」と思っていたことがありました。
ですが,どうやっても価値ががなく,誰からも欲しいと思われない商品というものはあるのです。

この5番であれば,
「売れない」
と表現できるかもしれません。
ですが,正確には,「市場に対して何ら需要も欲求も,価値提供もできない商品・サービス」と表現出来るでしょう。

結論としては,
「売れない」
ということはありえないのです。

ならば…
「売れない」
「売れない」
と頭を抱えていたり,ぼやいているよりも,
「どうしたら売れるのか」
を考えたほうが建設的でしょう。

特に,5番。売れないものを必死で売ろうとするよりも,より世の中に価値提供できるものを扱えるように会社を方向転換するのも一つです。

あなたがよりアップスタッツな明日になりますように。
セールスコピーライター 飯山陽平

追伸
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