ネットが突然重くなりました。
原因を色々と調べたところ…
どうやら，
ポケットWi-Fiの通信量制限に
ひっかかったようです。
…通信量制限がないことを確認して，
この契約にしたはずのですが。
サポートセンターに電話したら，
「規約の中で，
後日通信量を制限することが有り得る，
と書いてあります」
と言っています。
怒りのぶつけどころがありません。
サポートセンターに
いかりをぶつけても解決しないので，
原因と解決策を模索。
そもそも
自宅のデスクトップパソコンを，
ポケットWi-Fiで接続している時点で，
かなり苦しい。
確認したところ，
通信量制限が１０GBのところ，
すでに２５GBも使っているとのこと。
１階の事務所のWi-Fiを
使えればいいのですが…
２階まではなかなか届きません。
ルーターも２００７年当時の物で，実に古い。
そこで，
インターネット接続がADSLのところを
光ファイバーに変えようか検討中です。
…この光ファイバーというのが，
なかなかくせ者。
どこのプロバイダーで，
どのような契約をすれば特なのか。
さっぱり分かりません。
いろいろと調べるものの，
なんかわかったような，
そうでないような…。
そこで，悩んでいろいろと考えた結果，
「何が分からない」
のかが少しずつ分かってきました。
あとは，サポートセンターにでも
電話すればいいのですが，時間が時間。
８月３１日の２３時をまわったところです。
調べたサイトでは，
「キャッシュバックキャンペーン実施中。
期間は今日まで」
となっています。
２３時を回っているので，
文字通りカウントダウン状態。
キャッシュバックの金額は，約３万円弱。
それなりの金額です。
選択肢は次の２つ。
（１）２４時までに，とりあえず申し込む。
（２）キャンペーンを諦めて，
後日サポートセンターに問い合わせするか。
あなたならどうしますか？
この２つの中から選んでみてから，次をご覧下さい。
一時期ですが，
心理誘導についていろいろと興味を持って
勉強にハマったことがあります。
その成果でしょうか…
心理誘導を仕掛けられたのを感じると，
言葉が出なくなる，
という防衛反応が出るようになりました。
ここでも「２つの中から」と心理誘導しています。
もし私が
「２つの中から選んで下さい」
と言われたら…
真っ先に，
この２つ【以外】の道を模索する。
天邪鬼（あまのじゃく）な反応をするでしょう。
心理誘導については，また日を改めるとして。
私の選択は，（２）でした。
理由はシンプル。
「どうせ，
今日が締め切りと言っておきながら，
すぐに近日中に再開するだろう」
と思ったからです。
案の定。
日付が変わって，今日９月１日。
同じキャンペーンが実施されていました。
さすがに翌日，
という早さは想定外でしたが，
まあ読み通りです。
人を動かすためには，
何らかの工夫が必要です。
ここでは
「今すぐ光ファイバーの申込み」
をするには，
それなりの工夫が必要です。
キャッシュバックキャンペーンと，
その締め切り，
というのは非常に効果的でした。
ただ，実際には不発だったのです。
人は損をすることには敏感です。
何らかの特典を受けられるはずだったものが
受けられない。
…となると損をしたと感じることでしょう。
その特典が魅力的で…
本当に，受けられなくなる，
と思えばこそ，
慌ててでも申込みします。
けれど。
ここでの締め切りは，
まるでリアリティがありませんでした。
だからこそ，
「どうせすぐ同じキャンペーンが再開されるだろう」
と推測。
実際にその通りだったわけです。
限定性や期限の設定など，
人を動かすための工夫には，
必ずリアリティが必要です。
例えば，
「期間限定キャンペーン 今なら○○％OFF！」
というオファーがあるとします。
この「期間限定」のリアリティはどうでしょうか。
ありふれていれば，人は反応しません。
本当に期間限定だと思わせるには
どうしたらいいでしょうか。
昨日空港で，
店員の女性がこんな呼びかけをしていました。
「ただいま閉店セールに着き８０％OFFです」
実際に店舗を見たら，
「○月●日閉店します」と書いてあります。
この場合，今回の８０％OFFを逃すと，文字通り次はないわけです。
このように，リアリティを伴った上でないと人は動かないのです。