今日は
はじめに２分間
時間をください。
ちょうど２分で終わる,
この動画をご覧ください。
さて。
このCM。
致命的な問題が１つ
あるのですが…
脇に置きます。
今日のテーマは，
ストーリーです。
世界で最も売れた
セールスレター，
「ウォールストリート・ジャーナル」
そして，
今なおパクられまくっている
「ピアノコピー」
あなたも見たことがあるかもしれません。
「私がピアノの前に座ると，
みんな笑った。
けれど，弾き始めると…」
という，コピーです。
なぜ，
セールスコピーに
ストーリーが効果的なのでしょうか。
ストーリーの，
わかりやすい大きな特徴が１つあります。
それは，
「焦点は人」
である，ということです。
もちろん，
人以外が主人公のストーリーも
あるにはあります。
ですが，
ほとんどのストーリーが，
「人に焦点が当たっている」
ということです。
人に焦点が当たっているということは
どんなメリットがあるのか。
最もシンプルなポイント。
それは広告主の商品やサービスに
焦点が合っていないということです。
今日…
あなたは何件の広告を見たことでしょうか。
そのうち，
何件の広告を覚えているでしょうか。
商品そのものの売り込みは…
無意識にスルーするでしょう。
先ほどご覧になった動画を
思い出してみてください。
「HAPPY BIRTHDAY」
という極めて強力なキャッチコピーから
はじまります。
続けてみていくことで，
カウントが増えていくとともに，
どんどん動画の世界観…
ストーリーに，
引き込まれていったのでは
ないでしょうか。
LEDは１０年保つ。
これだけのメッセージを，
２分のCMにしたのです。
もしはじめから
LEDの性能のアピールをしたら，
ここまで印象に残ったでしょうか。
さて。
ストーリーを使ったコピーは
どんな時に活かせばいいのか。
フロントエンド商品の販売です。
基本的に，
「フロントエンド商品」
…いわゆる「集客商品」は，
見込み客が顧客に変わるための
商品です。
つまり…フロントエンド商品は，
「これまで顧客になったことがない人を
顧客にするための商品」
と言えます。
これまでに購入したことがない相手に，
いきなり商品やサービスそのものを
ゴリ押しするよりも，
ストーリーで引き込む。
このやり方のほうが，
コピーを最後まで読んでもらえる
可能性が高いでしょう。
逆に。
熱烈なファンに対して，
ストーリーは不要とも言えます。
例えば…
新型iPhoneの発売に対して，
長々とストーリーを展開。
そんな必要はないでしょう。
「◯月×日，新型いiPhone発売」
これだけで十分です。
とはいえ…
このような場合でも，
「開発秘話」
などを展開すれば，
「迷っている顧客」
の背中をひと押しできるでしょう。
ストーリーは，
ほぼ万能です。
多くの場面で使えます。
もちろん，
「ストーリーだけ」
で売れるわけでもありません。
ストーリーは，
「書き出し」
として極めて優れています。
読みはじめるモチベーションを
作ることに向いているのです。
だからといて，
顧客は本当にストーリーそのものを
欲しているならば，
映画や小説を買うだけでしょう。
ストーリーの力を借りて，
最後はしっかりとクロージング。
これを忘れないでください。
どういうことか。
冒頭で，
「このCM。
致命的な問題が１つ
あるのですが…」
と書きました。
突然ですがここで問題。
このLEDのCM。
どこのメーカーのCMでしょうか。
１．シャープ
２．東芝
３．パナソニック
４．NEC
５．Amazon
数年前。
コピーライティングのセミナーを開催した時のことです。
冒頭でこのCMを流しました。
そのまま内容に一切触れず，
セミナーを開始。
途中休憩後。
「ところで，
先ほどのCMですが，
どこのメーカーだったか
覚えていますか？」
という問いをしたところ…
正解率は約半分でした。
つまり…
東芝のLEDのCMを見て，
LEDを買おうと思った人の
約半分の人が，
「他社のLEDを買う」
可能性があるということです。
以上，
今日はストーリーの使い方でした。
ストーリーとセールスコピーについての話は，
次のこれらの記事にも書いてあります。
あわせてご覧ください。
あなたがよりアップスタッツな明日になりますように。
セールスコピーライター 飯山陽平
追伸
１つの集客法で７割以上を集客している。
これは危険です。
なぜなら，その１つが機能しなくなったら…？
今日使える売上アップ法が，来月使えるとは限らないのです。
とはいえ，どうしていいかわからない。