「人間は無限の可能性がある」という大嘘

「人間は無限の可能性がある」という大嘘

「人間は無限の可能性がある」という大嘘
読んで役に立つ,学びがあったと思った方は「いいね」やシェアをお願いします。
「すっかり暖かくなって,
完全に春の陽気です」
 
 
こんな書き出しのメルマガを見て…
イラッとしました。
 
なぜか。
 
 
それを読んだのが,
3月のはじめ。
 
 
北海道では爆弾低気圧と猛吹雪。
 
一部の地域では
「ホワイトアウト」
状態です。
 
 
雪の中,
私も必死で外出先から
帰って来て…
 
このメルマガの書き出しに
遭遇した次第です。
 
 
 
 
 
…という話を,
別のある人にしました。
すると,
 
「その人に取ってみたら,
本州のごく一部が,
世界のすべてなんじゃないかな」
 
という,
実に身も蓋もないコメントを
いただきました。
 
 
発信者は
確か東京の方。
 
つまり,
東京の気候が全世界共通
という認識なのでしょう。
 
 
 
…そんなことが
あるはずがないのですが。
 
 
 
 
そこで出てきた意見が,
 
「ちょっと考えれば
すぐにわかることなのにね」
 
とのこと。
 
 
 
すなわち,
「東京では春の陽気かもしれないけど
別の地域ではまだまだ寒くて
大変な人がいるかもしれない」
ということは,
ちょっと考えればすぐに分かるだろう。
 
…という意見です。
 
 
 
私は思わず,
「それはない」
と言ってしまいました。
 
 
なぜか。
 
 
わからない人には,
どこまでもわからないからです。
 
 
 
世の中には,
「相手の気持ちを考える」
という能力が,
完全に欠如している人がいます。
 
 
そんな人が,
メルマガを書くと
このような書き出しになるのでしょう。
 
 
「能力が完全に欠如」
ちょっとキツイ言葉です。
 
 
残念ながら,
ある意味において真実です。
 
 
よくある,
「人間は無限の可能性を秘めている」
という言葉。
 
これは,
完全にウソです。
 
人間は向いていないものは
どこまでも向いていないのです。
 
 
 
例えば…
 
私の場合は,
完全に「絵」を描く能力は
欠如しています。
 
マインドマップなどで
「イラストを描け」
的な指導は,本当に不愉快になります。
 
絵を描くことそのものが,
嫌悪でしかありません。
 
さて。
そんな私が毎日8時間,
絵の訓練をしたら,
どうなるでしょうか。
 
 
もしかしたら
描けるようになるかもしれません。
 
ですが,
それは「描ける」だけでしょう。
 
小学生や中学生の美術部員には,
とうてい太刀打ちできるクオリティには
なりません。
 
 
もし同じだけの熱意と時間,労力を
「文章を書くこと」
につぎ込んだら…
 
まったく違う結果になることでしょう。
 
適当な例えをするならば,
1日8時間,365日がんばることで,
「絵のスキルをゼロから2」
くらいに伸ばせるかもしれません。
 
同じだけの努力をしたら…
「文章のスキルを0から2000」
くらいになるかもしれません。
 
もちろん,
スキルを「数値化」などできませんので,
あくまでも,ものの例えです。
 
ただ,ゼロを2にする可能性はあります。
これを以て
「人間は無限の可能性がある」
と言ってしまっていいのでしょうか。
 
 
向いていないものは,
どこまでも向いていないのです。
 
 
ですので,
「相手の気持ちについて考える」
のは,無理な人には無理なのです。
 
 
このメルマガを書いた人にとって,
自分の周りが春ならば,
猛吹雪のホワイトアウトなど,
ありえないのでしょう。
 
 
 
 
マーケティング。
コピーライティング。
 
学べば,誰でも身につきます。
 
私はそう思ってました。
これまでずっと。
 
ただ,残念ながら
これは現実ではないようです。
 
 
向かない人には,
どこまでも向かないのでしょう。
 
 
人間,できることしかできないのです。
 
 
きっと,これも含めて
「個性」
と言えるのかもしれません。
 
 
 
ただ,
1つ言えること。
 
あなたは,
きっと真剣に学んで
努力をすれば,
 
「マーケティング」
「コピーライティング」
は身につくことでしょう。
 
 
なぜか。
今あなたが,このブログを
実際に読んでいるからです。
 
 
 
マーケティングやコピーライティングに
カケラほども適性がない人が,
この記事を読むはずがないからです。
 
 
繰り返します。
 
あなたが,真剣に努力を積み重ねれば
「マーケティング」
「コピーライティング」
は身につきます。
 
才能や生まれ持った資質ではないのです。
 
 
 
ただ…
 
「実際に学び続けて実践し続けられるかどうか」
これが分水嶺…物事が決まる分かれ目です。
 
 
適性があることと,
「向いていること」
が一致するとは限りません。
 
 
かれこれ15年ほど,
私は法律関係の仕事をしてきています。
 
今日まで一度たりとも
「自分でこの仕事が向いている」
と思ったことはありません。
 
「向いていない」
と思うことはしょっちゅうあります。
 
ただ,それでも15年続いているのですから,
最低限の「適性」はあるのでしょう。
 
 
 
結論としては,
「向いていない人に向いていない仕事を
させてはいけない」
ということです。
 
 
冒頭のような文章を書く人に,
メルマガを書かせてはいけません。
 
 
人の気持ちが理解できない人には
絶対にマーケティングやコピーライティング,
そしてセールスはできません。
 
 
だからといって,
「わかっているつもり」
も危険です。
 
ある意味…
「小さい頃に,いじめに遭った人」
のほうが向いているかもしれません。
 
なぜなら,
「人の顔色」
すなわち,感情に向き合って
生きてきたのですから。
 
 
ゼロに何を掛けてもゼロです。
 
スキルを持ってない人に,
適切な結果を出すことを求めることは
不可能です。
 
 
その上で…
そのスキルを身に着けられるかどうか。
 
今日はそんな話でした。
 
 
私も,
「自分にはどうしても向かない」
ことに努力することを
やめるように心がけます。
 
 
最後に蛇足。
特定のスキルや能力を持っていない人に
「人間としての存在価値がない」
ということではありません。
 
また,
「人間としての存在価値」
はあったとしても,
「人材としての市場価値」
はないこともありえます。
 
「すごくいい人だけど,使えない」
という感じですね。
 
 
 
 
今日の関連記事はこちらです。
あわせてご覧ください。
 
 
 
 
 
 
  ↑
 未公開の復刻記事です。未読の方推奨。
 
 
あなたがよりアップスタッツな明日になりますように。
セールスコピーライター 飯山陽平
 
 
追伸
1つの集客法で7割以上を集客している。
これは危険です。
なぜなら,その1つが機能しなくなったら…?
今日使える売上アップ法が,来月使えるとは限らないのです。
 
とはいえ,どうしていいかわからない。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください