「集客」
とか
「マーケティング」
とか…
起業家，経営者，個人事業主であれば
これらの言葉について，
一度や二度は聞いたことが
あるのではないでしょうか。
今日がこの定義について
詳しく説明…
しなければいけない
理由を説明します。
単に，
マーケティングとは何か。
これを知ったところで，
あなたにとって
大して興味もなければ
価値も感じないでしょう。
ですが…
これを知っておくことで，
日頃の営業活動の
効率が変わってくるとしたら…？
繰り返します。
マーケティングとは何か。
これを説明するにあたって，
何でそんなことを
知らなければいけないのかを
説明します。
ものの例えです。
成田空港から，
ロサンゼルス空港まで，
フライト時間は
約１１時間〜１２時間。
距離にして，
約８７５０キロメートル。
空の旅ですので，
基本的に
「障害物」
がなければ，
まっすぐ飛んでいくことでしょう。
ですが…
文字通り何もない空を
まっすぐ飛んだところで…
風の抵抗や気流などで
少しずつ向きがズレます。
方向の角度が１度ズレたまま
１１時間飛んだら…
どこにたどり着ことでしょうか。
会社経営は，
超長期の活動です。
３０日とか６０日，９０日
あるいは半年，１年で
結果を出そうとしても…
出るには出ますが，
例えば９０日死に物狂いで頑張っても，
そこでゴールではありません。
それからも会社経営は続きます。
短距離走ではないのです。
日々，
ズレを修正しながら，
適切な営業活動を
しなければ，
この長期活動を
続けていくことはできないでしょう。
そして…
このズレを修正するにあたって，
マーケティングとは何か。
集客とは何か。
これらの意味合いを正確に
理解しておかなければ，
とんでもなくズレたところに
たどり着いてしまったり，
航路を遠回りして，
燃料や時間を浪費することでしょう。
というわけで，
マーケティングとは何か。
また，例え話をします。
お腹が空いたとします。
ラーメンを食べたくなりました。
さて，
候補は３つ。
A店 味噌ラーメン ７００円
B店 みそラーメン ７００円
C店 みそらーめん ７００円
さて，
この３つのラーメンのうち，
どれを選んだらいいのでしょうか。
私だったら…
選べなくて，
何となく近くの牛丼屋あたりに
入ってしまいそうです。
では，次のような場合だったら
どうでしょうか。
A店 味噌ラーメン ７００円
B店 みそラーメン ７００円
C店 北海道産日高昆布使用
みそらーめん ７００円
これだったら，先ほどよりは
選びやすいのではないでしょうか。
C店は，素材に，
「北海道産日高昆布」
を使っていることを名言。
「北海道」は，
ある意味，ブランドです。
これが「決め手」となって
C店を選ぶ人が
いるかもしれません。
あるいは…
A店 味噌ラーメン ７００円
B店 みそラーメン ７００円
ランチタイム限定 小ライス無料
C店 北海道産日高昆布使用
みそらーめん ７００円
このB店の「小ライス無料」
というものが，
「オファー」
と呼ばれるものです。
オファーについてはこちらをご覧ください。
さて，
はじめの例を思い出して下さい。
A店 味噌ラーメン ７００円
B店 みそラーメン ７００円
C店 みそらーめん ７００円
これで選べるでしょうか。
これで，顧客に決断を迫るのは，
なんとも不親切ではないでしょうか。
定義【マーケティング】（大辞林）
消費者の求めている商品・サービスを調査し、
供給する商品や販売活動の方法などを
決定することで、
生産者から消費者への流通を
円滑にする活動。
この言葉をかみくだいて，
もう少しわかりやすく伝えるならば…
消費者に対して，
あなたの商品やサービスの価値を伝えて，
買ってもらうためのサポートをする活動
と言えるでしょう。
店名と商品名だけでは，
価値は何も伝わりません。
これでは，
購入するための判断ができません。
ですので，
価値を伝える活動の方法として，
例えば，
素材に何をつかっているのかを
伝えることで，
「買いやすく」すなわち
決断しやすくする。
これが，
マーケティングです。
では，
集客とは何か。
ネット上では，
マーケティング＝集客
と捉えている方が多くいます。
ですが，
これは正確ではありません。
マーケティングの大分類を
「顧客獲得」
「リピートアップ」
「客単価アップ」
の３つに分けた場合，
顧客獲得＝集客
と言えるでしょう。
つまり，
マーケティングは，
集客だけではないのです。
そして…
要するにマーケティングとは
「顧客に価値を伝える活動」
のことです。
売ることばかりを
考えていたら，
マーケティングはできません。
マーケティングは
価値を伝える活動，
…ということは，
顧客にとってどんなものが
価値があるのかを
知らなければならなくなります。
そのために…
例えば，競合調査。
アンケート調査などの
具体的な活動につながっていくのです。
マーケティングという言葉は
極論を言えば，
「人の数だけ定義がある」
と言っても過言ではありません。
それぞれの専門家が，
それぞれの立場から
それぞれ自分の都合のいいように
定義をします。
その中から，
私はこのブログをご覧の方で，
かつ，
今日はマーケティングの
初心者向けに絞って，
知っておいたほうがいい
マーケティングの定義に
ついて，解説しました。
日々の営業活動の中で，
「顧客に価値を伝える」
これを忘れずに
心がけたいものです。
今日のテーマに関連する記事です。
あわせてご覧ください。
あなたがよりアップスタッツな明日になりますように。
セールスコピーライター 飯山陽平
追伸
１つの集客法で７割以上を集客している。
これは危険です。
なぜなら，その１つが機能しなくなったら…？
今日使える売上アップ法が，来月使えるとは限らないのです。
とはいえ，どうしていいかわからない。