ANAのCAが行ったウルトラCの問題解決法

ANAのCAが行ったウルトラCの問題解決法

ANAのCAが行ったウルトラCの問題解決法
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こんにちは。
札幌市近郊を中心に活動する集客代行業,
アップスタッツ経営研究会,
セールスコピーライターの飯山です。

 

今日は半年ぶりくらいに東京に来ています。
しかも…珍しく,航空会社はフルキャリアのANA。

 

 

フライトは気流が安定せず,
途中は激しく揺れました。
窓から外を見ても,
分厚い雲で白一色。

 

ようやく厚い雲を通り抜けると,
眩しい太陽と,
どこまでも青い空が
広がっていました。

 

この景色を見ていると…
あるエピソードを思い出します。

 

旧ブログに掲載して,
すでに削除してしまった内容なので,
復刻を兼ねて再掲します。

 

 

泣いている女性へ渡された1枚のカード

6年ほど前のことです。
私がとてもお世話になっている,
ある女性から聞いた話です。

 

彼女の親族に関して,
大きな問題が勃発。

 

 

処理に追われて,
遠く離れた実家に里帰りしました。

 

ところが,その問題は彼女の手に余りました。
解決する目処すら立つことなく,
挫折感に打ちひしがれて帰途に着きました。

 

帰りの飛行機の中で,
この一連の出来事を思い出して,
思わず涙がこぼれたそうです。

 

 

すると、そんな彼女を見た
ANAのCA(客室乗務員)が,
名刺くらいのサイズのカードに
一言メッセージを書いて,
渡してくれたそうです。

 

…実物は見せてもらいましたが,
いかんせん昔の話ですので,
正確に何と書いてあったかは
覚えていません。

 

確か、こんな内容でした。

 

「つらいこと,
悲しいことがあるかもしれません。

 

どれだけ大変なことがあっても,
今この飛行機が飛んでいる
高度34000フィート,
地上から約11000メートルの上空は
こんなにも青く晴れ渡っています」

 

 

CAは,
「窓の外の景色を見てください」
という,
非常にシンプルなメッセージでした。

 


そして,窓の外は晴れ渡った青空が広がっており,
その景色を見たときに,
悲しみが紛れ…そして,
今度はCAの気遣いに目頭が熱くなったのだとか。

 

個人的に…
この話を聞いて,
鳥肌モノでした。

 

安易に励ますわけはありません。
気安く力づけようとするわけでもありません。
その女性が抱えている問題に
踏み込むわけでもありません。

 

単に
「窓の外の景色を見てください」
というメッセージだけを伝えた,
ANAのCA。

 

泣いている彼女…

 

 

こういう表現をすると少々きついですが,
ある意味「めんどくさい客」に対して,
私ではまるで思いつくこともなかった,
解決策を実践して見せたわけです。

 

私もセールスコピーライターであり,
集客代行業であり,
コンサルタントだったり…
あるいは士業の仕事をしています。

 

これらすべての仕事を一言で表現すると、
「問題解決のプロ」
となります。

 

そんなプロの立場から,
このCAの使ったワザを評価すると,
「ウルトラC」だったりするわけです。

 

 

なぜなら…
多くの場合,
問題に感情やしがらみ,
その他諸々の要素がからみついて
複雑化してしまっています。

 

ところが,
高度11000メートル上空からの
景色というのは,
それら諸々の要素を吹き飛ばしてしまうのです。

 

込み入った問題から,
感情を切り離して,
単純に問題だけに焦点を当てれば,
至極あっさり解決…
ということも十分に起こりえます。

 

 

また,
即座に解決が得られなかったとしても,
感情的なしこりを吹き飛ばしてしまったので,,
問題が複雑化することはありません。

 

 

ならば,
感情を切り離して,
個別に問題を対処していけばいいので,
問題解決することに対する手間が
大きく軽減します。

 

CAは問題解決のプロでもないし,
空を眺めていれば
問題を解決するということもありません。

 

 

ただ,
感情と切り離すことで,
問題解決に取り組みやすくなります。

 

 

この手法は,
見習うべきところがあります。

 

 

むしろ,
意識して活用したいくらいです。

 

 

感情がからまってこじれてしまったら,
感情だけを吹き飛ばして,
問題を明確化するのです。

 

例えば…
セールスの成約率が低くて,
なかなか受注が取れずに困っている人が
いるとします。

 

 

何度も何度も,
「いい線」を行きながら,
受注を逃し続けたら…

 

 

何としてでも受注しようと
「意固地」
になってしまうかもしれません。

 

ですが…
もしこの問題から
「感情面のしこり」
だけを取り除いたら…
どのように解決できるでしょうか。

 

例えば,
会社として
「どんな人を顧客ターゲットにするのか」
という見直しをすることができるかも
しれません。

 

 

そのターゲットに合わせて,
適切な広告宣伝媒体に切り替えることが
できるかもしれません。

 

人間は感情の生き物なので,
どうしても感情を無視することは
できません。

 

ですが…
ちょっとしたきっかけで,
その感情面の問題を
棚上げできたら…?

 

 

この心がけが,
意外と早い解決に繋がるかも
しれません。

 

 

別にこのCAは…
ここまで考えて,
カードを書いたわけではないでしょう。

 

 

単に彼女なりに真剣に考えて,
目の前の,涙を流している女性のために,
できることをしただけなのでしょう。

 

ただ…この彼CAの自発性を生んだ,
ANAの社風だったり,会社の在り方。
いつまでもこのままであって欲しいものです。

 

最後に。
機内で窓の外を眺めても,
問題は解決しません。

 

 

実際に彼女が抱えていた
親族間の問題は,
解決したわけではないでしょう。

 

ただ…はっきり言えることは1つあります。
彼女が私にそのカードを見せてくれた時,
彼女は泣いていたわけではなく,
笑顔で嬉しそうでした。

 

 

 

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あなたがよりアップスタッツな明日になりますように。
セールスコピーライター 飯山陽平

 

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