こんにちは。
札幌市近郊を中心に活動する集客代行業，
アップスタッツ経営研究会，
セールスコピーライターの飯山です。
今日は，
「性欲」
という，人間の持つ欲求の…
その裏に隠されている
別の欲求について
思索してきます。
性欲に限らず，
顧客の「欲求」を知ることが，
セールスコピーとして
ヒットする鍵になります。
今売っている商品やサービスを
もっと売れるようになりたい方，
「欲求を理解する」
ことで，より売りやすくなるでしょう。
ただし，
テーマがテーマです。
不快に思うかもしれませんので，
この手のテーマが
好きでない方は，
回避してください。
（もちろん，R-18的描写はありません）
１００歳まで「現役」…？
先日，
経営者向けの，
ある「商談会」の場でのことです。
ある経営者の，
あるプレゼンテーションで，
その場の空気が
「ざわり」
と動きました。
商材の内容は伏せますが，
その商材のコンセプトは
「１００歳まで現役」
ということです。
そこで，
ある方が，
そのプレゼンテーションをしていた方に質問。
「それって…【そういう】意味ですか？」
それに対して，回答は
「はい，【そういう】意味です」
その瞬間，
また場の空気がざわりと動きました。
あまりの動きっぷりに，
別の方は苦笑しながら，
「何か今，場の雰囲気変わりましたね」
とおっしゃるほど。
その場に居合わせた私としては，
少々疑問に思いました。
その場に居合わせた人の
年齢層としては，４０代〜６０代の
【男女】です。
…「それ」って，
需要があるものなのでしょうか。
日本における夜の生活事情
性向け避妊具の大手メーカーDurex社
による，統計データによれは…
日本におけるセックス頻度は，
年間で４５回。
ちなみに，
統計データでは
各国の中ではぶっちぎりの最下位です。
トップがギリシャで１３８回ですので，
トリプルスコアです。
一方。
コンドームを製造販売している相模ゴム工業
株式会社が２０１３年に行った調査に
よれば…
１ヶ月間の平均セックス頻度は，
２．１回。
１２ヶ月換算だと，２５．２回。
セックスレス夫婦比率が
よく取り上げられる
日本家族計画協会の調査によれば，
２２．３回。
統計データの正確さや根拠はさておき，
「日本のセックス回数が少ない」
という傾向は確かでしょう。
そして，
もう一つのポイントは，
「平均」
だということです。
つまり…
月２回ペースの人（年２４回）と，
完全セックスレスの人（０回）の平均値は
１２回ということです。
つまり…
ゼロ回の人も統計データに入っていて，
平均回数を押し下げていることになります。
言い換えると…
実際に「セックスを全くしていない」人は
非常に多いのではないでしょうか。
そこまで考えると…
果たして，
「精力アップアイテム」
というものが，なぜあの場において
空気を動かすほどの
感触を与えたのか。
この点に疑問をいだいたものです。
「数字」では測れない複雑な欲求
私のクライアントが，
「ある」精力アップアイテムを
「新製品」としてテスト販売
してみることになりました。
※上述の精力アップアイテムとは
別物です。
私としては…
数字までは把握していないにしても，
日本において，
セックスレスの傾向が強いのは
なんとなく認識していました。
売り出しても
うまくいかないのではないのか。
…と思いつつ。
いや，やっぱり三大欲求の一つだし…
売れるかもしれない。
結論としては，
売ってみないとわからないということで，
売ってみたところ…
私の想定を大きく超える
販売量となりました。
え…？
何で売れるの？
という思いと，
あ…
やっぱり売れるんだ…
という思い。
交錯して，
混乱したものです。
では実際のところどうなのでしょうか。
性欲の「裏」の「欲求」
人間の三大欲求の一つと言われる
「性欲」
ですが…
実際のところは
どうなのでしょうか。
性欲に基づいて，
「精力アップ」
をしたいのか。
データ的には
現実的にそこまでは
セックスが行われていない以上，
別の要因が絡みます。
私自身は
「シモネタ」
は好きではないし，
これ見よがしに
シモネタを所構わずぶちまける人には
ファブリ●ズしたくなります。
※ファ●リーズで，「除霊」できる
という都市伝説がありますが，
科学的に証明されていません。
…まだ。
けれど…
例えば上述のような
商談会の場で，
「私には無関係だから…」
と言う感じなるのも
どうかな…と思うわけです。
そして，
「あ，これだ」
と気づきます。
つまり，
「男」
というものと
「性」
を同一化しいるのです。
つまり，
「性」として終わっているのであれば，
「男」としても終わってしまう…
ということになりかねないのです。
その奥にあるのは，
「あいつは終わった…とは思われたくない」
という
「反骨心」
です。
「あいつにだけは負けたくない」
という逆襲の反骨心は，
人間の中に，強く強く根付いているものです。
欲求…というものの奥には
必ずしもひとつとは限りません。
今回も性欲だけとは限らないのです。
性欲に見せかけた，
「負けたくない！」
という欲求が隠されていて…
そちらがあればこそ，
「反応する」
人もいるのでしょう。
今回は，
性欲を例に紹介しました。
人間の欲求は
とどまるところを知りません。
そして…
それは限定的なものでもないのです。
１つの欲求にアピールするよりも，
２つの欲求にアピールするほうが，
より売れるでしょう。
特に…
本人すら気づいていない欲求を
特定して，
それを「匂わせて」アピールすれば，
より売りやすくなるのではないでしょうか。
参考になりましたら幸いです。
あなたがよりアップスタッツな明日になりますように。
セールスコピーライター 飯山陽平
追伸
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