マーケティングにおいて,
「誰」
に向けて,メッセージを発信するのかは,極めて重要です。
なぜなら,「誰か」次第で全てが変わるからです。
例えば,中学生の女の子をターゲットにした時に,まず変わるのが言葉遣い。
そして,メディアも変わるでしょう。一生懸命,日経新聞というメディアを使って呼びかけても,反応は期待薄。
このように,
「誰」
を決めることが,マーケティングにおける極めて優先順位の高い「決定事項」となります。
そこで,今日は,この「誰」…言い換えると,「ターゲッティング」について心掛けるべきポイントを紹介します。
一言で説明するなら,
「あ,これは私に向けられたメッセージだな」
と直感的に分かることです・
これだけだと,わかったようなわからないような…という感じでしょうから,もう少し掘り下げます。
1.欲張らない
先日見かけた,こんな呼びかけがありました。
・経営者
・後継者
・経理・財務担当
・コンサルティング
・不動産・保険業界の方
・士業、専門職
・中小企業から上場を目指す企業担当者
・M&A担当者、M&A検討の企業経営者
仮に,あなたが税理士だったとした場合,この呼びかけで,
「あ,私のことだな」
と思えるでしょうか。
別の例だと,
「士業,コンサルタント,あるいは整体師やマッサージ師」
というものも見かけました。
共通点としては「カタチのないものを販売している」ことです。
じっくり分析してみれば,意外と共通点は多いモノ。
しかし,これで
「あ,私のことだ」
と思えるでしょうか。
欲張って,一度に多くの人を振り向かせようとするがあまり,かえってピントがぼやけてしまいます。
絞り込めば絞り込むほど,より
「あ,私のことだ」
と思ってもらえることでしょう。
一番分かりやすいのが,
「サトウさん!」
「タナカさん!」
などと,直接一人を指名することです。
これ以上,
「え,私のこと?!」
と思わせる絞り込みはないでしょう。
ターゲッティングとしては,いかに絞り込むかが成否を分けるのです。
2.スクランブル交差点
ご存じ,渋谷のスクランブル交差点です。
なぜか…外国人にとっては,ひとつの観光名所になっていたりします。
それはさておき。
このような,人がうじゃうじゃいる場所において呼びかけたときに,いかにして振り向いてもらえるでしょうか。
ここで,
「会社員のあなたへ」
などと呼びかけても,誰も振り向かないでしょう。
ここでも,先ほどの
「絞り込めば絞り込む」
ほど振り向かせられる可能性は上がります。
例えば。
「歯医者の方へ」
おそらく,この時間にこの場所で歯医者がウロウロしていることはないでしょうから,かなりニッチな絞り込みになります。
これではニッチ過ぎるので,もう少し別の絞り込み方を紹介します。
それは,複数の絞り込みです。
「女性の方へ」
では誰も振り向かないでしょう。
ですが,
「お子様がいる,20歳以下の女性の方へ」
一気にターゲットの範囲は下がります。
そして,該当する人は振り向かずには居られないでしょう。
以上2つほど,ターゲットの絞り込み方を紹介しました。
欲張りそうになったら…渋谷のスクランブル交差点を思い出して下さい。
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