今日は、プライベートで道東方面(北海道の東の方面。釧路近辺)に遊びに来ています。
関東から遊びに来た知人といろいろ回っていたのですが、晩御飯に、適当に探した店でスープカレーを食べました。
初めて食べた知人は、
「おいしい」
と大変満足気。
…だから、私は何も言いません。
とはいえ、罪悪感がチクリ。
やはり、スープカレーは札幌で食べるべきだったのでしょう。
そして、こちらが、札幌で食べたスープカレーです。
価格帯は、2〜30円くらいの誤差はありますがほぼ同一。
見てわかるのは、圧倒的な野菜の量。
後者のものは…本当に野菜がたくさんで美味しかった!という印象でした。
今日のところは、人参とピーマン以外は全てトッピングで別料金です。
さて。
この2つを比較してつくづく思ったのが、
「競争環境」
後者の例は、本場札幌のスープカレーですので、非常に熾烈な競争にさらされています。
料金や味、メニューや量などで、非常に試行錯誤の上洗練された逸品です。
今日食べたもの。
「チェーン店系列だから、そう大きく外すことはないだろう…」
と思ったのですが…札幌の本場を知っていなければ満足したかもしれません。
ちなみに、地味に顧客は多く、途切れること無く次々と入ってきていました。
この2つの店舗。それぞれ学ぶべきところがあるのでしょう。
札幌の店舗。
道東と比べると、非常に高付加価値で、価格帯はほぼ変わりません。
それが「当たり前」になっています。
…だからこそ、「当たり前」を言語化することで、より「価値」を演出できます。
実際、私自身も道東で食べてみて、いつものスープカレーがいかに良いのかを実感しました。
例えば、
「ここまで入って基本料金!」
というような打ち出し方ができるでしょう。
一方。
道東のスープカレーは、単純にもっと研鑽して欲しいところです。
味や量以上に、学んで欲しかったのが、接客。
辛さが1〜5と選べます。
5だと、別料金です。
辛くないスープカレーなど食べる価値がない(と私は思う)ので、とりあえず5を選択。
食べ終わってみたら…大して辛くなく、がっかりでした。
その後、他の客が入って来た時、店員がその客に次のように説明していました。
「辛さは後から追加することも可能です」
…そういった説明、して欲しかった。
田舎で、競争にさらされていないからこそ、まかり通っているのでしょう。
また、場所が札幌からはるか400キロ。高速道路を使っても、6時間を大きく超えます。
地元の客も、そうそう札幌までは行けないので、「このレベル」がスタンダードなのでしょう。
ということは、もし札幌から、本場レベルの店が出店したら…即刻、駆逐されることになります。
飲食店に限らず、様々なビジネスが、商圏を展開することは、十分にありえるのです。
そういったことも考えて、顧客を失わないための努力も必要になるでしょう。
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