こんにちは。
アップスタッツ経営研究会の代表,
集客代行業をしております
セールスコピーライターの飯山です。
今日は,
「売れるキャッチコピーの作り方」
を教えている人の「嘘」を暴きます。
勉強熱心なあなたは…
もしかしたら,
この嘘に翻弄されてしまっているかもしれません。
「キャッチコピーについて,
言われたとおりにやってみたけど
成果がなかった!」
という方は,
何がどう嘘だったのか,
そしてどう改善すればいいのか。
解説いたしますので
最後までご覧ください。
ひときわ目を引いたコピー
メールボックスに届いた,
ある件名のコピー。
目を引いて…
思わずクリックして本文まで読み,
そのままURLをクリックしてLPまで
見に行ってしまいました。
実に巧いコピーでした。
それが,
「英語のシャワーが危険な理由」
です。
実際,
私自身も,かつては
スピ○ドラーニングで
英語のシャワーを浴びていた身。
ぶっちゃけ,
「効果はなかった」
とは思うのですが,単に効果がなかった
だけでは済まず,むしろ,
【危険】
…と言われて,クリックせずには
いられませんでした。
キャッチコピーの作り方の「教え」
私自身,
セールスコピー…
あるいはキャッチコピーの
セミナーや動画講座,書籍などで
何度も見てきた教えがあります。
それは…
「自分が思わず興味が惹かれた
コピーをストックしておいて,
なぜそれが興味を惹かれたのかを
考えてみてください」
あるいは,
「それをストックしておいて,
後日,それを参考に書けばいいのです」
というもの。
これ…
今だからわかります。
この通りやってもうまくいかないでしょう。
なぜなら…
コピーの本質を歪めて台無しにした例
ある,幼児教育の専門家の方が,
その幼児教育に関するサービスを
販売するために,
コピーを考えました。
セールスコピーを勉強したことがある方であれば,
一度は聞いたことがある「ピアノコピー」,
「私がピアノの前に座ると,みんなは笑った。
けれど,弾き始めると…?」
というものを,パクリ…創造的模倣したものです
それは…
「私が幼児教育を始めようとすると,
姑が嘲笑った。けれど,それから15年後に
東大に合格したのをみて,姑は泣いて喜んだ」
思わず,
「違う!!そうじゃない!!!」
と全力で突っ込みたくなりました。
これ…
最後は「泣いて喜んだ」ですよね。
そうではないのです。
ピアノコピーの本質は,
「復讐」
です。
「ざまあみろ」といったカタルシス効果がなければ,
このコピーの本質を台無しにしてしまうのです。
定義【カタルシス】
文学作品などの鑑賞において、
そこに展開される世界への感情移入が行われることで、
日常生活の中で抑圧されていた感情が解放され、
快感がもたらされること。
(デジタル大辞泉)
要するに,
このストーリーであれば,
姑をギャフンと言わせなければ
いけないのです。
それを…「泣いて喜んだ」と
メデタシメデタシ的に終わらせたら
台無しなのです。
このように…
そのコピーに関して
正確に理解していなければ。
「それを参考にして売れるキャッチコピーを
書けばいい」
なんて言われても,
うまくいくはずがないのです。
それ…言語化できますか?
では…
もう一つの「大嘘」についても
お伝えします。
「自分が思わず興味が惹かれた
コピーをストックしておいて,
なぜそれが興味を惹かれたのかを
考えてみてください」
これ…できますか?
自分が興味費を惹かれた理由を
正確に言語化…できるでしょうか。
例えば,
私は昨日,アウトレットパークへ
行ってきました。
<参照>
そこで,
好きなブランドのお店に行ったのですが。
店を出て,歩きながら
「そもそも私はなぜこのブランドが
好きなんだろうか…」
と考え出しました。
まあ…マーケッターの
いつもの病気ですね。
そして…
一昼夜経った今も,
未だに納得の行く「言葉」には
なりません。
自分の中の思いを
「言語化」
するのは…
非常に難しいのです。
私は,毎日ブログを書き続けて
そろそろ6年目に近づいています。
ですので…
それだけ「訓練してきた」のですから,
かなり「言語化」はできる方です。
…その私でも,
「なぜこのブランドが好きなだろうか」
という点について,言語化できていないのです。
それを…
セールスコピーを
学び始めた人に,
「自分が思わず興味が惹かれた
コピーをストックしておいて,
なぜそれが興味を惹かれたのかを
考えてみてください」
これは…かなり無茶ぶりでは
ないでしょうか。
いずれも,
セールスコピー上級者であれば
きっとできることでしょう。
それを初心者に教えるには,
「嘘」と言わざるを得ません。
ではどうしたらいいのか。
英語のシャワーが危険な理由
そのメールによれば…
英国のサウサンプトン大学で
「MA in ELT」(イギリスの英語教育学の修士号)
を取得した、日本でも数少ない英語教育の本物の専門家
笠原禎一(かさはら・よしかず)氏によれば、、、(中略)
「知っている単語」だけが聴き取れるようになり
本当は正しく理解していないのに、
「ああ、なんとなく、わかった気がする」
となってしまうのだそうです。(中略)
英語のシャワーを浴びたり、
聞き流したりするのは、
英語のスキルを上げてからにしたほうがいいそうです。
だそうです。
要するに,基本をしっかり身につけてから
実践しないと効果がないということですね。
そして…これがそのまま
先ほどの答えです。
セールスコピーや,
売れるキャッチコピー。
その背後にあるマーケティングの基本理解。
そして人間の感情や心理面について,
正確に理解すること。
その上で…
「興味関心を惹かれたコピーを
ストックして,それを参考にして書く」
ことをしたり…
あるいは,
「なぜ興味を惹かれたのかを
分析してみる」
ことができるのです。
結局は…
基礎力を身に着けないと
話にならない…ということでした。
売れるキャッチコピーを
書けるようになるには,
「こうしたらいい」
という,具体的なテクニックを
1つ2つ学んで実践しても,
うまくいきません。
テクニックを使いこなすだけの
前提知識,原理原則を
知らないといけないということですね。
人間は,楽したがる生き物である
私の師匠である,張替さんの著書
「自分を動かす習慣」
によれば,
一部を拡大します。
人間は楽したがる生き物であるそうです。
実際,その通りです。
私も,このブログを毎日書いてきたから,
今日も書いているのです。
5年の積み重ねがなければ,
面倒ですぐに投げ出してしまったでしょう。
これに限らず…
人間は楽をしたがります。
だから,
目先の「テクニック」に流れしまうのです。
それで,成果が出ればいいんですけどね。
…ということで,
楽に流されずに,
基本を徹底的に学ぶ必要性について,
お伝えしてきました。
私自身,楽したがる生き物であることを
しっかり自覚して…
「もう知ってる」
などとおごること無く,
基本をしっかりと確認し続けて
いきたいものです。
あなたがよりアップスタッツな明日になりますように。
セールスコピーライター 飯山陽平
追伸
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