【3周年記念】ウィスキーに学ぶ時間と価値の因果関係

【3周年記念】ウィスキーに学ぶ時間と価値の因果関係

【3周年記念】ウィスキーに学ぶ時間と価値の因果関係
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こんにちは。
アップスタッツ経営研究会の代表,
集客代行業をしております
セールスコピーライターの飯山です。

 

こちらは、ニッカウヰスキーの「原酒」です。
ニッカウヰスキーの工場でしか
手に入れることができません。
私は飲んたことがないのでわかりませんが、
味は格別だそうです。

 

 

残念ながら、
大量に訪れる訪日外国人…
あるいは、以前に放映されていた
テレビドラマの影響で売れてしまい、
もう販売停止しています。

現時点ではもう手に入れることはできません。

 

親しい友人に、
「とっておき」の贈り物として
重宝していたのですが、
もう手に入れることができず、残念です。

 

この、
「手に入れることはできない」
というのは一気に希少価値が上がります。

 

単純に、20年物のウィスキーであれば、
制作に20年掛かります。
25年物であれば25年掛かるのです。

 

ちょっと想像してみてください。
あなたの周りで、
制作に25年も掛かる商品はどれだけあるでしょうか。

 

「時間」というのは誰に対しても平等です。
大国の大統領でも、
橋の下のホームレスでも、
同じ1日24時間です。

時間を掛けないと作ることができないものは、
価値があると言えます。

 

さて、今日はこのウィスキーを題材に、
時間と価値について掘り下げていきます。

予め言っておきますが、職業に貴賎なし、です。
特定の職業や業務を貶める意図はありません。

 

一般論として、
時間は掛ければ掛けるほど、
価値があるように見えます。
ですが、これは本当でしょうか。

 

例えば、キャリア25年のレジ係。
時給700円から始まって25年。
時給は右肩上がりになっていくでしょうか。

あるいは、仮に時給が上がったとして、
レジ係として、
提供する価値は右肩上がりになっていくでしょうか。

 

 

別の例を出します。
自動車の運転です。
教習所でたどたどしい運転を経て
路上教習を繰り返し、
なんとか運転免許を取得します。

 

はじめは、バックミラーをみたり、
サイドミラーを見たり…
右折の時はドキドキしながら
車線変更をしたり…ということをします。

ですが、運転を続けて、
免許を更新する頃になるとどうでしょうか。
ある程度慣れてきて、運転は上達します。

もしかしたら、
ラジオを聞きながら片手でサンドイッチを持って、
それをかじりながら
運転できるようになるかもしれません。

 

ですが、10年、20年と経って、
運転の腕は上達するでしょうか。

 

私は、
関東圏で運転に慣れてから、
北海道に移住したので…
運転の腕は激しく落ちました。

 

狭い道を確実に運転していたところから、
広い広い北海道を運転するようになってから、
運転に対する緻密さが無くなってしまい…
車庫入れが大変です。

 

 

上達どころか、年を経て、
腕は落ちていることでしょう。

 

 

また別の例を出します。
初めてパソコンを触った時のことを思い出して下さい。
慣れないながらも、日本語入力し、検索したことでしょう。
誤字に四苦八苦しながら、メールを送信したことでしょう。

 

慣れてきて、次第に「ブラインドタッチ」を
練習するようになったかもしれません。
ある日突然気が付きます。
いちいちキーボードを見ずに、
ブラインドタッチをしているのです。

 

では、そこからキーボードを打つ速さや正確さは
どれだけ上達したのでしょうか。

 

同じことを繰り返しても、
一定以上伸びることはありません。

毎日同じようにルーチンを
繰り返しているのであれば、
上達することはないのです。

無意識で、惰性で繰り返すだけでは、
価値は上がらないのです。

 

ウィスキーを思い出して下さい。
ウィスキーは、「樽の中で熟成」させているから
価値があるのです。

25年経って、樽から出して、
ガラス瓶に移し替えてしまったらどうなるでしょうか。
ガラス瓶の中では熟成させることはできません。

 

樽からガラス瓶に移し替えてしまった後は、
そこから更に30年経とうが40年経とうが、
「25年物のウィスキー」
なのです。

 

日本にはかつて(まだあるかもしれませんが)、
年功序列制という悪しき慣習がありました。
長く勤めれば務めるほど、
給料が上がっていく仕組みです。

…意味がわかりません。

 

給料というのは、労務の対価です。
対価である以上、
その労働者が生み出した価値への対価です。

 

単に年を重ねただけで、
価値は上がるのでしょうか。

 

毎年春に「春闘」があります。
あれは合法的な恐喝または
脅迫とでも言うべき行為でしょう。

時間を重ねることで、
提供する価値を上昇させたのであれば、
対価を増やすのは当然でしょう。

 

ですが、春闘は、
「自分の生産物にどれだけ価値が有るのか」
には一切触れられていません。
提供する価値を提示せずに、
一方的に要求だけする。
なぜ、恐喝で刑事告訴されないのか不思議です。

 

時間と価値に相関関係を持たせるには
どうしたらいいのか。

それは、意図を手放さないことです。
無意識に任せないことです。

 

例えば、運転。
慣れてくると、
運転に「意識」を割く割合が減ってくるでしょう。

その代わりに、
ラジオを聴いたり、
片手で運転したり…
やってはいけないのですが、
携帯電話片手に運転する人もいます。

 

その分運転に余裕が出来たのだから、
その余裕を運転技術の向上に
向けなければなりません。

例えば、
車庫入れは一回で必ず入れるために、
何をどのように工夫したらいいのかを考える。
または、エコドライブを意識する。
等があるでしょう。

 

パソコンのキーボード入力も、
同じ量を打つならばより早く、
より正確さを心がけるのも手でしょう。

 

レジ打ちは…

例えば、正確にレジを打つことから、
接客に意識をシフトするのもいいかもしれません。
笑顔だったり、
ハキハキしゃべったりしながら、
レジを正確に打つ、
という感じでしょうか。

 

毎日同じことを惰性で繰り返していたら、
得られる結果はありません。

「努力は人を裏切らない」

という言葉はあります。
これは本当でしょうか。

 

 

私は本当だと思っています。

ただし、本物の「努力」をしないと、
効果はありません。

 

1時間で終わる作業を、
慣れてきて50分で終わるようになり、
40分で終わるようになり…

でも、同じ作業を1時間掛け続けていたら、
それは「努力」とは言えないでしょう。

1時間掛った作業を
50分、40分で終わらせようとすることが努力です。

あるいは、
1時間でもより正確に
より高クオリティの作業をすること。
それが努力です。

 

無意識に惰性的に繰り返すことを
努力とは言いません。

 

 

野球のバッティング向上のために、
素振りをするとします。
毎日1000回ダラダラと素振りするよりも、
一振り一振りを考えながら100回素振りするほうが、
よほど上達するのではないでしょうか。

 

2013年4月27日。
3年前の今日、
「最低1年間は毎日ブログを書き続けて更新しよう」
と思って書き始め…
交通事故で更新できなかった1日を覗いて、
1095日間更新です。

 

1記事2時間以上掛けて書いていたところから始まって、
今では書くだけならば、
15分で書けるようになりました。
文章自体も…3年前の文章を見ると、
全部書き直したくなるくらいには
違いを感じられるようになりました。

 

たくさんの方にご覧頂き、
「いいね」やコメントをいただいて、
ここまで書き続けることが出来ました。
ご覧のあなたに感謝申し上げます。

 

惰性で書かないように、
今後も毎日考えながら更新を続けていきますので、
ご覧いただけましたら…
そしてその内容がお役に立ちましたら幸いです。

 

【撮影協力】
北海道bar 1oz -イチオンス-ニッカウィスキー&道産ワイン
※閉店しました

あなたがよりアップスタッツな明日になりますように。
セールスコピーライター 飯山陽平

 

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