世界中で最も知りたくない真実

世界中で最も知りたくない真実

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正直に言います。
今の時点で私の中で結論は出ていません。
書き終える時点で、自分がどんな結論を出しているのかわからないまま、手に任せて書きなぐっていきます。
途中、論理破綻しているところもあるかもしれませんが、仕様です。
さて。
参加していたあるセミナーにて、課題が出ました。
昨日、ヘッドライン(いわゆるキャッチコピー)を書くもの。
過去に高い反応が出たヘッドラインを参考に、自分のビジネスや商材に当てはめて、創造的に模倣するというものです。
その中で、あるヘッドラインが、ずっと頭から離れないのです。
それは、
「子どもがいうことを聞かないのは誰のせい?」
というもの。
これ自体は別に気になる要素はありません。
ところが。
コピーライターというのは、時々頭で考えないで、手で考えることがあります。
何を言っているのかわからない人にはわからないかもしれません。
ただ、頭で考えても答えが出ない時は、手を動かすとアイディアが出てくるときがあります。
そんな感覚に近いもの。
ある意味無意識に近い状態で、このヘッドラインを参考に、ひとつのコピーが書き上がっていました。
自分で書いておきながら、見た瞬間に呼吸を止めてしまいました。
そのヘッドラインは次のとおりです。
「売上が上がらないのは誰のせい?」
さて。
私の売上が上がらないのは誰のせいでしょうか。
当然ですが、私です。
金額の多寡はさておき、自分の思うような結果や理想に結びついていない、ということであれば、その責任は私にあります。
当たり前です。
自分で書いておきながら、
「きついなー」
などと感じていますが、実際にその通りという他ありません。
それをどうにかするためのセミナーです。
それはそれで、一旦脇においてそろそろ本題です。
ちょっと想像してみてください。
このコピーをそのまま使ったらどうなるでしょうか。
「売上が上がらないのは誰のせい?」
「当然あなたのせいです」
このようなコピーがあったらどうなるでしょうか。
非常に玉虫色な事を言うならば、
「答えは常に市場が判断する」
ということになります。
要するに、テストマーケティングしてみないことにはわかりません。
ただ。
論点としては、次の2つ。
(1)本当のことをそのまま本当に言ってしまっていいのか。
(2)相手が受け入れられないようなことは言うべきではないのではないか。
あなたはどちらだと思いますか?
ジェイ・エイブラハムの「卓越の戦略 上級編」によると、
「あなたの主張は、クライアントが同意できるようなものでなければならない。」
とあります。
結論としては。
このコピーは出すべきではないのでしょう。
クライアントと十分に信頼関係を築いて、受け入れてもらえるような土壌でもない限り、ただの酷い煽りで終わってしまいます。
最後に。
一番反応の取れるコピーにするならば、どうすればいいのでしょうか。
それは、敵を作ることです。
ある経営者が、
「アベノミクスなんて地方には関係ない」
「アベノミクスは失敗だ」
などと暗い顔をしてぼやいていました。
そんな経営者に、
「売上が上がらないのは誰のせい?」
「それはアベノミクスのせいです」
などと言えば、反応が取れることでしょう。
…それでいいのでしょうか。
そんなコピーで反応の取れるクライアントを集めて、不幸になるのはクライアント自身であり、そしてなにより自分自身です。
責任転嫁を是とする人ばかり集めても、うまく行けばいいのでしょうが、100%常にうまくいくとは限らず…その時にどれだけ恨まれるでしょうか。
反応を取ればいいというものでもないのです。
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