広告コピーからの申込率を改善するためのポイント

広告コピーからの申込率を改善するためのポイント

広告コピーからの申込率を改善するためのポイント
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今日のテーマは,申込率を改善ために説得力のあるコピーを書くにはどうしたらいいのか,という話です。

突然ですが,問題です。
なぜ「円安になると日経平均株価が上がる」のでしょうか。
考えてみて下さい。

ネットやテレビのニュースで,何度も,
「円安=株価アップ」
という趣旨の報道がされています。
今となっては,それが当たり前のように思っているかもしれません。
当たり前のように思ってしまうと…気づかないことも気づかなくなってしまいます。

あらためて考えてみましょう。

1.円高と円安
ある商品を海外で@100ドルで販売するとします。
この場合,円高と円安ではどちらがより売上が上がるでしょうか。

1ドル100円だった場合,日本円での売上は100円×@100ドル=1万円です。

円高になって1ドル90円になったらどうなるでしょうか。
90円×@100ドル=9000円。

円安になって1ドル110円になったらどうなるでしょうか。
@110円×100ドル=1万1000円。

通貨レートがそのまま,売上額に直結します。
日本円での売上ということで考えた時には,円安のほうが「売上が伸びる」ことになります。

2.日経平均
定義【日経平均株価】(デジタル大辞泉)
日本経済新聞社が、東京証券取引所第一部に上場する銘柄のうち225銘柄を用いて表す株価指数。

ざっくり言ってしまうと,上場企業225社の株価が影響します。
その225社の中でも,全体的に見て,日本は輸出国です。
トヨタなどの大企業の売上が,大きな影響をもたらします。
そして,このような大企業の売上は,国内ではなく国外での売上のほうが大多数を占めます。

3.まとめ
日経平均株価の225銘柄の上場企業の中でも,輸出する企業の銘柄のほうが影響力が強いと言えます。
輸出する企業は,円安のほうが売上が伸びます。
よって,円安が進むと,日経平均株価が上昇します。

経済関係のコンテンツではありませんので,かなりざっくりとした説明です。

「円安」という出来事と「日経平均株価のアップ」という出来事の間に,このような因果関係が存在します。
こういった因果関係をすべて飛ばしてしまうと,「円安で日経平均株価が上がる」という説明になります。

ですが…これでは分かる人にしかわからならい説明です。
説得力を欠きます。
いちいち「意識」では考えないでしょうは,人はこのような説得力に欠ける文章は,いちいち気にせず,スルーしてしまうのです。

どうしたらいいのか。
きちんと論理的に段階を追って説明すればいいのです。
上記のように「円安だから日経平均株価が上がる」では,分かる人にしかわからないのです。

なお,より説得力を出すには,より具体的な数字(例えば225銘柄のうち◯割が輸出企業なのか…とか)を出せばいいでしょう。

では次の問題です。

「ウチはネット販売だけだから安い」

というコピーがあったとします。
これは,「ネット販売だけ」という事実と,「安い」という事象との間には,論理が飛んでいます。
(「安い」というのは主観的なので,出来事ではなく「事象」と表現します)
この飛んでいる部分を補足するとしたら,どんな文章になるでしょうか。
ちょっと考えてみて下さい。

定義【事象】
ある事情のもとで、表面に現れた事柄。

1.ネット販売
当店は,ネット販売専門店です。

2.経費
実店舗を持つと,家賃・光熱費・維持費などが掛かります。
ですが,ネット販売専門の場合,これらの家賃等のコストが掛かりません。

3.利益
利益=売上−経費
です。経費がすなければ,その分,利益も大きくなります。

4.安売り
そこで,当店では売上から引く経費の額が少ないため,価格を安くしても利益を確保することができます。
よって,当店はネット販売だけですので実店舗のある他社よりも価格が安くできるのです。

例えばこのように説明することができます。
いちいち,言葉にしなくても「これくらいは分かるだろう」と思うかもしれません。
ですが,それは本当でしょうか。

ここは日本です。
義務教育が徹底されており,多くの人が一定水準の知性を持っています。
きちんと広告を読んで考えて理解しようと努めるならば,こんなに細々と書かなくとも理解できます。

ですが…あなたは今日一日,広告を何件見たでしょうか。
広告のコピーをいちいち吟味して,真剣に思考し,
「あ,これはこのようなことをいいたいのだな」
などと考えるでしょうか。

もちろん,そんな暇も気力も労力もないでしょう。

あなたの広告のターゲットが,仮に高学歴で,知的水準が高く,優れた思考能力を持っているとします。
優れた思考能力は,24時間365日発揮しているのでしょうか。
思考能力を,広告にまでいちいち向けられるでしょうか。

私のように「広告コピー」を研究する立場でもなければ,いちいち広告を見て,真剣に思考しないでしょう。
意欲的に広告を見て分析しようとしないでしょう。

疲れてぐったりしている時に,ざっと流し読みではないでしょうか。

コピーといえば,1行程度の「キャッチコピー」を想像するかもしれません。
ですが,コピーは魔法ではありません。
たった1行の短い言葉で,その商品の魅力や他社にはない強み,買うメリット,買わないデメリットなどを伝えるのは不可能です。
キャッチコピーにできるのは,興味を引いて本文1行目に誘導することです。

本文で,あらためてひとつひとつ,伝えるべき事を伝えていかなければなりません。
その考え方のひとつとして,「説得力のある本文」を書くことです。

昨日のブログでも書いたとおり,伝えるべきことを飛ばしてしまったら,コピーだろうがブログだろうが意味はありません。
おそらく今日のこの記事を1行でまとめると,
「論理的に書きましょう」
で終わります。この1行だけを読んで,どれだけ意味があるのでしょうか。

何で論理的でなければならないのか,その理由や具体例も含めて解説しなければ,伝わらないでしょう。
この考え方は,広告コピー本文でも全く同じです。

今の時代は,
「リンゴ 1個150円」
というコピーは通用しません。
そんなシンプルな商品を扱っている人はもう,少なくなっています。

だからこそ,説明すべき事を説明して,納得してもらえないと申込につながりません。
論理を飛ばしてしまったら,説明に説得力が無くなってしまうのです。
これを1行で…短く済まそうというのは,怠慢です。

あなたがよりアップスタッツな明日になりますように。
セールスコピーライター 飯山陽平

追伸
あなたのWEBページは,論理的になっていますか?
説明すべき事を,順を追って余すことなく書いてありますか?
何かが欠けていたり順番がばらばらだったら,混乱を招いて成約率をがくんと下げることになります。

コピーライターが,あなたのサイトをチェックして,改善案を提案します。
WEB集客の基本は,小さな改善の繰り返しです。

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