ということで,トワイライトエクスプレスに乗り,大阪まで行った後の話です。
昨日までのブログを見ていない人は別に何らコンテンツ内容に関連性はありません。
単純に「大阪での話」くらいに読み替えてみてください。
大阪に行くことは分かっておりました。
なので,たまたま先日知り合った大阪の方に,
「大阪でおいしいたこ焼きやと言えば?」
と質問。
いくつか回答をいただきました。
…そのメモを持っていくのを忘れたので,
「確か…こんな店名だったような気がするな」
という店を調べて来店。
たこ焼き8つではお腹いっぱいにならないので,もう1軒くらい行けそうかと思い,前もってネットのまとめサイトで調べた別の店に移動。
まとめサイトの記載では,なかなか魅力的に感じたのですが,いざ店に着いてみると,こんな感じです。
普通の屋台…という感じです。
ところが。
真正面にも同じように屋台のたこ焼き屋があります。
…まとめサイトにはこの行列の店は出ていなかったのですが,この行列を前に,目の前のたこ焼き屋で買う勇気が持てず,行列の後ろに並んだ次第です。
さて。
これが心理トリガーの話です。
知人に,おいしいたこ焼き屋を教えてもらい,そこに行こうとしたのも,心理トリガーです。
まとめサイトを調べて,その店に行こうとしたのも,心理トリガーです。
そして。
行列を見て,その後ろについたのも心理トリガーです。
心理トリガーの名前は,
「社会的信用」
と呼ばれるもの。
ちょっと話が変わります。
今朝起きてから今日までに,どれだけの「決断」をしたでしょうか。
単純に「今日の昼は何を食べようかな」というのも決断でしょう。
少し寝坊してしまい,歯を磨くか,顔を洗うか,あるいは朝食はどうするか,といったのも決断でしょう。
仕事で,どのタスクから片付けていくかを考えるのも決断です。
人間は,決断するのが好きではありません。
決断すればするほど,自ら自分の人生をコントロールできるのですが(これを話し出すと長くなるので省略します)…誰もが決断をするのはいやです。
決断の奥には責任が伴うからです。
言い換えると,誰もが責任を取りたくないのであり,更に言うならば,誰もが失敗したくないのです。
だからこそ,自分で決断しなくて済むのであれば,それに越したことはない,と言うことになるのです。
(結局は自分で決断しない,という決断になるのですが…)
そこで,出てくるのが,社会的信用。
「行列ができるということはたくさんの人があの店のたこ焼きを食べたいのだから,きっとおいしいに違いない」
と言うことになるのです。
あるいは,まとめサイトだったり,現地の人に訊いてみたりというのも,全て社会的信用です。
この社会的信用の威力を語り出すと,また長くなるのでほどほどにしておきます。
社会的信用を活用するにはどうしたらいいのか。
あるいは,社会的信用の逆風に晒された目の前の屋台としては,どんな打開策を打てるのか。
そういった内容については日を改めて,詳しく掘り下げて行きます。
最後に。
結局,行列の店のたこ焼き…ではなく,お好み焼きを食べることにしました。
店から出てきたら,目の前の店の行列はこんな感じです。
店には行ってお好み焼きを注文しながらずっと考えていたのですが,
「きっと,目の前のたこ焼き屋はおいしいのだろうな,ただ社会的信用が逆風になっているだけなんだろうな」
などと考えていました。
胃袋に余裕があったら検証してみたかったのですが,さすがにたこ焼きを食べた後にお好み焼き(実際に食べたのはネギ焼きですが)を食べたらさすがに苦しかったので検証できませんでした。