最も生産性の高い「脳の状態」で思考労働をする方法

最も生産性の高い「脳の状態」で思考労働をする方法

最も生産性の高い「脳の状態」で思考労働をする方法
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今日は、久々に上京しました。
道内にいる時で、気温は22度。
すでに汗が吹き出てきています。

そんな状況で、都内を40分ほどさまよい歩くはめになりました。
汗だくになって、Tシャツがヘソのあたりまで濡れてしまいました。

炎天下で、それだけ汗をかいて歩いて…という状況になった時に、非常に顕著に実感したことがあります。
それは、思考能力の低下です。

普段はまずしないような判断ミスを連発しました。

まずは、電話。
そもそも、ある店舗に用事があって、20分ほど歩いたところ、休業日でした。
都内で暑くて汗だくになっていたので、事前に電話確認する…という普段だったら当たり前のようにしている行程を飛ばしてしまい、無駄足を踏みました。

仕方がないので、次の目的地に行こうと、また20分ほど歩いて、バスのりばに到着。
そこでバスの時刻表を確認。
…バスが来るのは2時間以上後でした。
これも確認ミスです。

仕方がないので、スタバで仕事をしたり今日のブログを書いたり…と思ってスタバまで移動しようと、5分ほど歩いて移動。
だいたいあの辺にスタバがあったはず…というところにたどり着いてみたものの、見つからない。
そこで調べてみたところ、移動するバスのりばのすぐ側にスターバックスがあることが額角。
これも確認ミスです。

ヘトヘトになって、がっくりしながら、また来た道を戻り、今スターバックス内でこのブログを書いています。

ここで思ったのが、
「弱くなったなぁ」
という実感です。

思い起こせば15年ほど前のこと。
私が司法書士試験の受験勉強をしていた時のことです。
司法書士試験受験対策の中で、大きなポイントが、「脳のスタミナの養成」です。

司法書士試験は、基本的に7月の第一日曜日に実施されます。
夏の暑い時期です。
夏バテで、体力が衰えているかもしれません。
前の晩は緊張してよく眠れないかもしれません。
当日も暑くてぐったりしているかもしれません。
そんな状況下において、午前2時間、午後3時間の筆記試験に臨み、最高のパフォーマンスを発揮しなければならないのです。

成績がどれだけ良かったとしてもその成績を発揮できるようなコンディションでなければ、1年間を棒に振るうことになるのです。

そこで、対策が必要になります。
睡眠不足や、暑さで体力が落ちていたり、疲れきっている時に…さらにそこから徹底的に脳を酷使するのです。
何度も吐きそうになり…そして、何度か血尿も体験しました。

そこまでして、ようやく合格できたのです。

かつてはここまで訓練していたのですが…15年経ち、炎天下で40分歩いただけで、ここまで思考能力が低下している現実を目の当たりにするはめになりました。

さて本題です。
今日のテーマは、脳のスタミナとのつきあい方です。

司法書士試験では、脳を酷使しなければいけない状況において、様々な負荷が掛かっていました。
だからこそ、負荷がかかっていても、一定のパフォーマンスを発揮出来る訓練が必要だったのです。

では、経営者はどうでしょうか。
あるいは、マーケッター、コピーライターはどうでしょうか。
ここまで負荷がかかる状況で脳を最高のパフォーマンスを発揮させなければいけない状況があるでしょうか。

結論から言えば、「人による」という感じでしょうか。
例えば、ホットシートコンサルティングと呼ばれる、たくさんの聴講生の前で一人のクライアントに対してその場でコンサルティングをする…という手法を取る場合、非常にプレッシャーが掛かります。
あるいは、セミナー講師などをしていて、質疑応答を受け付けた場合、どんな質問が来るかもわかりません。そんな時に、緊張してしまうかもしれません。

このような負荷が掛かるようなことがなければ、脳に負荷がかかった状況で、更に鍛える、ということは必要ないでしょう。

やるべきことは、普通に脳を鍛えるだけです。

そこで一つ考えほしいことがあります。
それが、脳のスタミナーです。

人は起きているだけで、脳はどんどん消耗していきます。
脳は疲れていくのです。

睡眠中も、脳は活動していますが…それでも覚醒中よりはずっと良い状態であり、疲労から回復していきます。

けれど、起きていれば目を開けているだけで、様々な視覚からの情報が入ってきます。
座っているだけで、聴覚から様々な情報が入ってきます。
要するにいろいろ見て、いろいろ聞いて…それについて、脳が反応して…それだけで、脳はだんだん疲れていくのです。

ではどうすればいいのか。
脳の疲労は防ぎようがありません。
ならば、疲れる前にやるべきことをやればいいだけの話です。

つまり、睡眠から覚めた状態が、脳にとって基本的に最高の状態です。
そこからどんどん脳が疲れていきます。

そこで、起きてから時間が経つまでに、脳の最高の状態で取り組むにふさわしい仕事をすればいいのです。

例えば、コピーライティングにおいては、ヘッドラインを200個書く…などといった頭脳労働は、起きてからすぐやれば、より良い状態で思考できます。

ですが、同じコピーライティングでも、申し込みフォームを作ったり、編集や推敲をしたり…といった作業は、脳が最高の状態でやる、というほどのレベルの作業でもありません。
起きてすぐにこういった「作業」をしてしまったらもったいない話です。

あるいは、経営者であれば、経営計画を立てたり、新商品開発のコンセプトを考案したり、マーケティングのためのプランニングをしたり…といった、頭脳労働であれば起きてから時間が経つ前に行ったほうがいいでしょう。

そして、こういった脳の生産性が高い状態を維持できるのは、せいぜい2時間が限界でしょう。

そこで、2時間頭脳労働をした後に、アポを入れて人に会う、というほうが、脳機能的には適切だと言えます。

また、やるのにエネルギーが要る仕事も、起きてからすぐにやるのも手です。

例えば、メルマガやブログ。
私にとっては、慣れているので、脳の最高の状態で取り組むことではありません。
ですが、慣れていない人がブログやメルマガを書くならば、慣れるまでは起きてすぐに書く、というのも一つの手です。

起きてからすぐ。これが脳にとって生産性の高い状態です。

最後に蛇足です。
「起きてからすぐ」と書いています。しかし、「朝起きてからすぐ」などとは書いていません。
なぜなら、夜型ならば午後から起きてくる、なんてこともあるからです。

朝型じゃなければならない…などとは私は思いません。
ですが、これはあくまでも個人差の問題です。
朝型と夜型。自分自身で、どちらのほうがより脳のパフォーマンスを発揮できるか確かめてみてください。

あなたがよりアップスタッツな明日になりますように。
飯山陽平

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