インターネットスラングの一つに,
「中の人などいない」
という表現があるようです。
中の人とは文字通り,何かの「中」に人がいるかいないか…という話です。
私はカピバラが大好きで,フェイスブックなどでカピバラの投稿写真をよくフォローしています。
カピバラは,げっ歯類。ネズミの仲間です。動物です。
ですが…たまに,非常にオヤジ臭い振る舞いをするカピバラがいたりして…
「本当に中に人がいないのだろうか」
と思ったりします。
こんな時に,
「中の人などいない」
と言うのでしょう。
よくあるのは,きぐるみとか。
某浦安ネズミの国の人気キャラクターのきぐるみ。
中の人が…非常にムサい人だったら,いろんな感じで台無し感満載です。
ですので,きぐるみなどは基本的に,
「中の人などいない」
という扱いをするのでしょう。
他には声優なども「中の人」扱いをすることもあるようです。
最近では,SNS投稿をする人を「中の人」ということもあるのだとか。
先日,たまたま付けたテレビで,ツイッターの「警視庁警備部災害対策課」のツイートについて特集が組まれていました。
ここで,
「中の人は誰なんですか?」
というテレビ局の質問に対して,
「こちらです」
と言われて出てきた人が…ぞろぞろ。4人5人とかではなく,2桁を越える人数がいました。
これを見て,
「ああ,なるほどな…」
と思った次第です。
メルマガやブログ。
続かなくて困っている人がたくさんいるのではないでしょうか。
私も,昨日書いたとおり,毎日必死で更新しています。
ですが,これができる人,できない人…というと語弊を招きそうですので「得意」「不得意」な人もいます。
不得意な場合,どうしたらいいのか。
対策は3つです。
1.習慣化
習慣化のノウハウを実践して,何とか習慣化する
2.諦める
毎日投稿そのものを諦めるのも手です。
3.誰かの力を借りる
一人ではなく,誰かのちからを借りれば,なんとかなるかもしれません。
そして,人海戦術で解決したのが,この警視庁警備部災害対策課のツイッターです。
もちろん,警視庁のような,リソース(ここでは人的資源とでも言うべきでしょうか…)があれば,たくさんの人と分担すればいいので何とかなるでしょう。
7人チームなら,週1回。
14人なら,月2回。
30人なら,月1回で済みます。
ですが,私達のような,中小零細企業,個人事業主が,何十人も集めて交代で投稿…というのはなかなか難しいでしょう。
ではどうしたらいいのか。
外注するのも手です。
ここでのポイントは,
「投稿主のキャラ設定」
です。
例えば,私はカピバラ好きで通っていますので,ある日突然,カピバラが嫌い…となったらおかしいでしょう。
あるいは,私の投稿は「ブラック」ネタがよくあります。たまに頻発することすらあります。
もし…私のブログで「きれいなネタ」ばかりが続いたら,胡散臭く感じるでしょう。
ですので,他の人に書いてもらう時は,ある程度のキャラ設定をします。
そのキャラに基づいて,メルマガを執筆してもらえばいいのです。
これで,内容がブレることなく,配信をつづけることができます。
仮にメルマガだとした場合,メルマガの理想。
それは以前にも書いたとおり,「習慣」で読んでもらうことです。
とりあえず配信されたら,とりあえず開封して,とりあえず読んでもらう。
これが理想です。
そして,人はその行動に対して労力の見積もりをします。
あのメルマガを開封して読むのに,これくらいの時間と注意力を振り分ければいい…という見積もりです。
そして,習慣になれば,より「読むことに対する抵抗感,労力」は下がって,読んでもらいやすくなります。
ですが…もし,中の人をバラバラにすることで,統一感がなくなったらどうなるでしょうか。
一番わかり易いのが,文字数。
毎日300文字程度の内容のメルマガを読むことに慣れた読者に…ある日突然3000文字のメルマガが届いたらどうなるでしょうか。
途中で読まなくなります。
そのまま,次回配信以降,開封しなくなるかもしれません。
そして…配信解除の憂き目にあうかもしれないのです。
あるいは…日頃から,男性が男性目線で,男性向けにメルマガを書いているとします。
もしある日突然…女性が書いたかのようなメルマガが送られてきたらどう思うでしょうか。
間違って違うメルマガを開封したのかと確認して,離脱してしまうかもしれません。
そして,この「想定外」を引き起こす,ということは「見積もり」から大きく外れます。
例えるならば,毎日通る道を,今日も同じように通ることに対して,注意力も集中力も使わないので楽でしょう。
けれど,初めて通る道は,ある程度の注意力や集中力を使うので,疲れることがあります。
読み慣れた内容からあまりに極端にかけ離れた内容になると,読むことに対して労力が掛かりすぎるので,離脱されることでしょう。
中の人がたくさんいる場合の気をつけるポイントでした。
もちろん,一人で執筆している場合でも同じですが,複数の人が継続してコンテンツを配信する時は,特に注意して下さい。
あなたがよりアップスタッツな明日になりますように。
セールスコピーライター 飯山陽平
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