コピーについて,いろいろ考えていたときのことです。
ハードルを下げるコピーに,どんなものがあるのか。
ハードルは下げて,でも参入障壁は上げたい。
…という相反する考えを表現したいところです。
ではどうしたらいいのか。
結論としては,
「そんな虫のいいものなどない」
で終わるのですが,その結論に至る過程に,学びがあるので,今日は紹介します。
私が以前お世話になった,コンサルタントがいます。
彼は,「簡単」という言葉を使います。
ただ,簡単という意味を,正確に使っています
定義【簡単】
(1)物事が単純で、理解や扱いが容易であるさま。
(2)時間や手数のかからないさま。てがる。
多くの場合,「簡単」と聞くと,(2)を想像するのではないでしょうか。
ですが,彼は(1)の意味で使っています。
英語にすると,”easy’’ではなく,”simple’’という意味で使っているということです。
ちょうど,今オリンピックが開催されています。
食事時にテレビをつけて眺めているのですが…
1000分の2秒差で,メダルの色が変わったり…あるいは決勝に進めるかどうかに懸かっている…ということがあります。
前回のオリンピックでも,写真判定で,1000分の2秒差で涙を飲んだ選手を見かけました。
では,どうすれば,1000分の2秒差を得て,より良い成果を出すことができるのか。
そのためには,もちろんですが,練習です。
誰もが…どんな名選手であれ,はじめてその競技をする時は,素人です。
最初から凄い練習などできません。
例えば,ジョギング5キロ…なんてところからスタートするかもしれません。
では,仮にジョギング5キロからスタートしたとして…これは,「簡単」でしょうか。
”simple’’という意味で,簡単でしょう。
では,それを雨の日も風の日も雪の日も…1日も欠かすことなく…そして,毎日5キロだけでは足りないでしょうから,それが10キロ15キロ…あるいはウェイトトレーニング,そして,その競技の技術を学ぶための練習。これを1日も欠かすことなく,何年も何年も繰り返し続けられるでしょうか。
”simple’’かもしれませんが…とてもむずかしいのではないでしょうか。
そしてそれを繰り返して何度も挫折を味わい,そこから這い上がった中のごく一部の人が,金メダルを手に入れるのです。
起業して10年後に生き残れる確率は5%以下,20年で0.3%以下…と言われますが,オリンピックの金メダルに比べたら,かなりぬるい…のかもしれません。
さて,話を戻します。
ハードルは下げて,参入障壁を上げるにはどうしたらいいのか。
結論は,無理でした。
ですが,一見するとハードルを下げて,参入障壁を高めているかのように見せかけることはできます。
「ふるいに掛ける」
のです。
コピーにすると,
「誰でもできる〜」
です。
あるいは,
「1日15分〜するだけ」
です。
5キロ走ることができるならば…
「走り方は分かる」
のですから,42.195キロ走れるはずです。
というのは,かなりの暴論です。
ですが,これが「誰でもできる〜」です。
なぜなら,走り方は分かるのですから。
要するに,それを1回やるだけなら誰でもできます。
だから,
「誰でもできる〜」
にウソはありません。
では,それを
「やり続けられる」
かどうか。これが,極めて難しいのです。
だからこそ,結果的に「ふるいに掛かる」ことで,「参入障壁が上がる」のです。
あなたのビジネスを成長させるために,あなたに何ができるでしょうか。
その一歩は何でしょうか。
その一歩を行うこと自体は,そこまで難易度が高いとは限らないでしょう。
ですが,その一歩を…3日,1週間,1ヶ月,半年,1年,3年,5年…と,1日も休まずに続けられるでしょうか。
はじめるのは多くの人ができます。
ですが,続けるのが難しい。
それでも続けた人が,顕著な結果を出せるのです。
オリンピックでは,どれだけ苦しい練習を続けても,勝てる…金メダルを手に入れられるのは,たったの1人(1チーム)です。
ですが,ビジネスは…本当に成果の出ることさえ続ければ,結果は出るのです。
しかも,最初の一歩は,”simple’’です。
あなたにできることを,続けてください。
「誰でもできる」のウソホント…
はじめるだけなら,誰でもできるでしょう。
続けられるかどうかは…ぜひあなた自身が確かめてみてください。
あなたがよりアップスタッツな明日になりますように。
セールスコピーライター 飯山陽平
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