突然ですが,問題です。
友達を5人ほど,適当に選んで下さい。
迷ったら,フェイスブックなどのSNSに登録されている友達を上から5人選んで下さい。
この5人について,質問です。
この5人は,どんな仕事をしているか,知っているでしょうか。
その5人とは別の,あなたのある友達が,
「最近,~という悩みを抱えているんだよね」
と相談を受けたとき,
「ああ,その~の問題だったら,●×さんが専門だから,よかったら紹介するよ」
そう言えるくらい,その5人の仕事をよく知っているでしょうか。
先日のことです。
ある知人と話をする機会がありました。
一度名刺交換をしてから,何回か会って話したことがあるという感じです。
その人がどんな仕事をしているのか,だいたいの業種は知っているものの,それまででした。
ですが,その先日の話では,かなり詳しく聞くことができました。
これまでは,何となく
「ああ,自分には関係ない業種の仕事だろうな」
くらいにしか思っていませんでした。
ですが,話を聞くと,実は私のビジネスに関連しており,うまくやれば仕事を紹介したり,彼に仕事を紹介することで自分にもメリットがある。
そんな話でした。
たった数分間の短い時間ではありましたが,その数分で,
「直接的にはあまり関係の無い業種の人」
から,
「自分にもメリットをもたらしてくれる,ありがたい方」
となったのです。
さて,最初の問題です。
あなたは,その5人について,あなた自身の大切な友人を紹介してもいい,くらいに詳しく知っているでしょうか。
何となく知っているけれど…そこまでではない。
きっとそうではないでしょうか。
おそらく,5人のうち5人全員について,その方の仕事について詳しく把握しており,必要であれば紹介することもできる。
そんな方はいないのではないでしょうか。
ということは,逆もまたしかり。
あなたが友達5人について,紹介できるくらいにその方の仕事を把握できていないのであれば,あなたの友達5人も,同じようにあなたの仕事を正確に把握して,いざというときに紹介できるくらいまで理解してもらってはいないはずです。
ここでいう
「正確に把握」
とはどういうことでしょうか。
例えば,あなたの友達Aが弁護士だとします。
そして,あなたの友達Bが,
「いま離婚の話が上がっていて…どうしたらいいか分からないんだよね」
とあなたに相談を持ちかけたとします。
そのときに,あなたは弁護士である友達Aを紹介するか,しないか,という選択肢ができます。
さて,あなたはその友達Aを,友達Bに紹介するでしょうか。
…そもそも,紹介してもいいのでしょうか。
離島のような場所で開業している弁護士ならば,話は違います。
ですが,地方都市レベルともなれば,同じ専門職でもさらに専門化が進んでいます。
弁護士の友達Aは,もしかしたら交通事故専門の弁護士かもしれません。あるいは,企業法務に強い弁護士かもしれません。
そんな弁護士である友人Aに,離婚案件を抱えている友人Bを紹介してもいいのでしょうか。
離婚に習熟していないAがBの案件を手がけることによって,Bに対して不利益をもたらす可能性があるかもしれません。
あるいは,Aが,Bに,
「私は交通事故専門の弁護士なので,離婚案件は扱っていません。よければ私の友人の弁護士Cが離婚に強いので紹介しましょうか」
といって,AがBをCに紹介するとします。
その場合,Aの手を煩わせることになるのです。
このように,正確に把握していないと,迷惑になったり,手間を掛けさせることもあり得るのです。
だからこそ,あなたは日頃から自分の友人の仕事を正確に理解するように努めるべきでしょう。
そして,正確に理解してもらうように努めるべきでしょう。
これを,コピーに生かすとどうなるのでしょうか。
一つの例としては,同じ広告をひたすら出し続けるのが手です。
例えば,
「ファイト~!」
と聞けば,
「いっぱ~つ!」
という言葉が出てくる,という感じです。
もちろん,あのような大企業が行うようなレベルで,何度も何度も何度も何度もCMを流し続けるようなまねはできないでしょう。
ですが,あそこまで行かなくとも,同じ広告を出し続けるのは有効な手段です。
具体的には,広告を出して反応率を測定して…採算が取れなくなるくらいまで反応率が下がった時。その時まで同じ広告を出し続けます。
その上で,しばらく経ったら,また同じ広告を出すのも手です。
やってはいけないこと。
それは,あなたが飽きたからといって,広告を出すのをやめてしまう,ということだけはしないで下さい。
広告は,効果がなくなるまで出し続けるのが鉄則です。
その上で…出すのをやめてしばらくしてから,また同じ広告を出すことで,反応率が回復していることもあります。
その時はまた,反応率が下がるまで出し続けて下さい。
今の時代,人は1日に広告を見る数は3000件とも5000件とも言われています。
そんな数の広告にさらされている中で,見込み客があなたの広告を覚えてくれている…などと思うのは,かなり自己都合的な思い込みでしょう。
数字で判断してください。
あなたがよりアップスタッツな明日になりますように。
飯山陽平
追伸
とはいえ,どうせ広告を出すなら,よりたくさんの人に反応してもらえるコピーの方がいいと思いませんか?
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