やり過ぎコピーライティング

やり過ぎコピーライティング

やり過ぎコピーライティング
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最近、新しい広告媒体に広告を載せようか検討していた時のことです。
その広告の媒体とターゲットとの兼ね合いで、どんなメッセージだったらいいのか。
考えながら、コピーの方向性を考えたりリサーチをしていました。
その結果。
「やり過ぎてはいけない」
という結論にいたりました。

ということで、今日は
「やり過ぎコピー」
とはどういうことかについて書いていきます。

話は変わります。
平成19年1月。
今住んでいる町で司法書士事務所を開業しました。
当時は人口約2万1000人程度(今は1万8000人程度です)。

町内には司法書士事務所は1件もありません。
20年以上もの間、町に1件も司法書士事務所がない自治体でした。

さて、こんな司法書士事務所においては、どんな広告宣伝をすればよかったのでしょうか。

今だからわかるのですが、20年以上司法書士がいない町なのですから、
「そもそも司法書士とは何か」
すらが認知されていない。
そういう前提に経てば、マーケティング戦略も変わってくるはずです。

私の頭の中は、人口30万人の都市で、司法書士が40人以上いる状況を前提にした上で、
「司法書士が40人以上いる町ではないのだから、看板さえ出せば、ウチに来るしかない」
と短絡的に思ったのでした。

当時はまだマーケティングとかコピーライティングといったものは知りませんでした。
「ライバルがいないのだから、看板さえ出しておけば顧客は来るだろう」
と思って…閑古鳥が鳴いた、という笑えない思い出があります。

これらを踏まえて、どんな広告宣伝をすればいいのか。
単純に、
「司法書士とはどんな仕事をする仕事なのか」
を解説すること。
あるいは、
「相続や不動産の名義変更については当事務所へ」
というシンプルなメッセージで十分なのです。

他の事務所との競合優位性などをコピーで展開するレベルではなかったのです。

ちょっと想像してみてください。
1970年代にパソコンを売ろうとするとしたら、どんなコピーになるのでしょうか。
そこで、インテル社のCPUはいかに優れているのか。メモリを8ギガ以上搭載することで、パソコンがサクサク動くのか。
HDDは最低でも1TB以上あることが望ましい。

そんなコピーを展開したら、誰も反応しようがないでしょう。

そもそも、
「パソコンとは何なのか」
「パソコンがあると、どんな便利なことがあるのか」
ということを展開すればいいのです。
他のパソコンではなく、特定のメーカー、特定の機種を売る為にどうしたらいいのか…
ということをコピーで展開する必要はないのです。

逆に。
例えば、化粧品の販売などではどんなコピーが必要になるでしょうか。
化粧品は、基本的に過熱市場です。
基本的に、市場が広がっていく…ということは考えられません。
なぜなら、
「これまで化粧をしてこなかった人たちが、新たに化粧をするようになった」
ということは考えにくいからです。

女性は、年頃になれば、化粧をはじめます。
それは想定された市場範囲です。

男性でも女性でもない存在が新たに化粧をするようになる(例えばペットとか…)という市場ができれば話は別なのですが、そうでもなければ、市場は拡がりません。
ということは、化粧品を販売するためには、他所のシェアを奪い返す、という戦略になります。

その場合のコピーとしては、競合優位性、差別化要素などが必要となってくるのです。
高度なコピーライティングのテクニックを駆使して、なんとか販売していかなければならないでしょう。

けれど、このような過熱市場、商品が成熟したような市場でなければ、高度なコピーライティングを駆使して…ということはいらないのです。

逆に、まだまだこれから広がっていくような市場において、高度なコピーを駆使すると…かえって胡散臭くなります。
やり過ぎは禁物です。

そういう視点で考えてみた時に、あなたのビジネスはどうでしょうか。
変化球のコピーを展開するよりも、シンプルでわかりやすいコピーを展開したほうが、反応が取れるようになるかもしれません。

追伸
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