ウザい広告,そうでない広告,その違い

ウザい広告,そうでない広告,その違い

ウザい広告,そうでない広告,その違い
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何かものすごく今更な気がしますが,改めて書いておきます。

…というのも,先日フェイスブック広告がウザい,とか,売り込み投稿ばかりでウザい,なんて話を書いたからです。

俗説ですが,セールスコピーライターにモノを売るのは簡単だ,と言われます。
なぜか。
買い物が好きな人じゃないと,セールスコピーライターなんてできません。
自分自身が,買うことが好きだからこそ,他の人にも買ってもらえるコピーが書けるようになるのです。

ですので…良いコピーやセールストークには興味津々。
あくまでも,リサーチするつもりが…気がつけば買ってしまった,なんて体験をしたことは何度もあります。

それだけ,興味津々にコピーを見たり,セールストークを聴いている私が…
「最近の広告,ウザい」
と思うのは,自分自身でも意外であり,残念です。

好奇心を失ったら,この仕事はできません。

ですが…それだけうんざりするようなコピーや投稿が続いている,ということでもあります。

なんでそんなにウザく感じるようになったのでしょうか。

極端に誇張した例で紹介します。
初めて会った人とあいさつをします。
ですが,目線は合いません。
あくまでも自分の手元ばかり…正確には鞄の中のサイフばかりを凝視している人だったらどう思うでしょうか。

言い換えると,あなたの顔や人間性,存在性,キャラクターや思考などを一切無視して,あなたのことをクレジットカード番号もしくは福沢諭吉の枚数,もしくは銀行残高だけで判断されたら,どう思うでしょうか。

要するに…ウザい広告とは,
「いかにあなたから金を巻き上げられるかどうか…という下心が見え透いている広告」
だと言えます。
フェイスブック投稿も同じです。

友達申請して,
「はじめまして」
のあいさつのメールに,そのまま売り込みメッセージを延々と書き連ねる,そんな人がいたらどうでしょうか。
あなたのことを金づるでしかなく,あなたの人間性等はどうでもよく,いかにあなたから金を巻き上げられるか考えていない人の取る行動です。

そんなつもりはなかった…とは言わせません。
コミュニケーションの鉄則は「伝わったことが伝えたこと」です。
あわよくば,自分の顧客になってくれないかな…という下心が絶対にない,とは確約できないでしょう。
もし,そんな投稿をしている人がいたら,その投稿主は,いかにあなたから金を巻き上げるか,ということしか考えていないのです。

ウザい広告も,同じです。
微妙な違いはありますが,細かいので省略します。

ではどうしたらいいのでしょうか。
簡単です。
まず先に与えることです。
返報性の法則です。
たったこれだけです。

フェイスブックの投稿や広告に限らず,まず先に価値を与えること。
これに尽きます。

具体的には次のとおりです。
(1)まず価値を与える。
(2)次に価値を与える。
(3)次に価値を与える。
(4)次に価値を与える。
(5)次に価値を与える。
(6)セールスする。

こんな感じでしょうか。
少々大げさに伝えました。これくらい大げさでちょうど良いのではないでしょうか。

あるいは,こんな感じです。
(1)まず価値を与える。
(2)次に価値を与える。
(3)セールスする。
(4)次に価値を与える。
(5)次に価値を与える。
(6)セールスする。

特に,プロダクトローンチなどで,締切が迫って来た場合の,
「あと◯◯人!」
「あと◯◯日」
といった件名のメールがバンバン送られてくると…本当にウザい。
開封してみると,本当にあと「◯◯日」といった内容しかありません。
そのメールを受け取った側は,どんな価値を感じるのでしょうか。
必死さばかりを感じて,ウザいだけでなく見苦しさすら感じます。

なぜそのように感じるのでしょうか。
理由は一つ。
まだ人間関係が築かれていないからです。

親しい人が,プロダクトローンチをやっていて,メールをバンバン送ってきたら…それを見たら…,
「おお,◯◯さん,頑張ってるなぁ!」
と思うのではないでしょうか。
少なくとも,(自分でメアド登録したとはいえ)見ず知らずの人からバンバン送られてくるようなウザさは感じないでしょう。

あくまでも,親しくなってから。
これが鉄則です。

十分に関係が築けたなら…こんな感じでもいいでしょう。

(1)まず価値を与える。
(2)次に価値を与える+セールスする。
(3)次に価値を与える+セールスする。
(4)次に価値を与える+セールスする。
(5)次に価値を与える+セールスする。
(6)次に価値を与える+セールスする。

十分に関係が築けたあとならば,これでも成立するでしょう。

ですが,ウザい広告はこんな感じです。

(1)まず売り込む。
(2)そして売り込む。
(3)やはり売り込む。
(4)更に売り込む。
(5)しつこく売り込む。
(6)どこまでも売り込む。

これは,無様を通り越して,悲しくなります。
その人な何のためにビジネスをしているのでしょうか。
徹頭徹尾,顧客を食い物にして金さえ稼げばいいと思っていないと,ここまでできません。

フェイスブックで友達になって,すぐに売り込むということは,このどこまでも売り込む姿勢と一緒なのです。

私自身,セールスは嫌いでした。
ですが,いろいろあって,嫌いではなくなりました。

最後に出した(1)〜(6)に,セールス,という言葉を使っていません。
本当に素晴らしいセールスは,相手が買おうと買うまいと,価値を与えるものです。
価値も与えず,奪うだけの執拗な売り込みは「セールス」とは認めがたいものがあります。

ですので,私はセールスは嫌いではありませんが,価値も与えずに売り込むような,人として終わったようなマネはしたくないので,まずは価値を与えるためにも,このブログを書き続けています。…もっとも,書くのが好きだから書き続けているだけ,でもあるのですが。

このブログをご覧のあなたの周りにも…今日書いたようなウザい人がきっといることでしょう。
ただ…何となく違和感や感じの悪さ,ウザさは感じても,「なぜ」なのか,までは気付かない方もいるかもしれません。

その人はあなたのことを金づるとしてしか見ていません。

これが原因です。
あなたの頭のなかのをよぎる…その人,そうその人です。
今後は,そっと距離を取ることをオススメします。

そして,ついセールスする時に「お金」のことが頭をよぎったら…。
「あの人みたいな金の亡者にはなりたくない」
と,強く思って下さい。

あなたの売るものは,価値ある商品やサービスです。
自分の品性や品格までは売ってはいけないのです。

あなたがよりアップスタッツな明日になりますように。
セールスコピーライター 飯山陽平

追伸
売上を上げようと,がむしゃらにがんばってきたけど…疲れてきた。
そんなあなたは,一度こちらをご覧ください。

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