コピーでは表現できない説得力

コピーでは表現できない説得力

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プラズマクラスター数年前のことです。
ある日某家電量販店をぶらついていた時のこと。

当時、シャープの「プラズマクラスターイオン発生器」が市場に出た直後のことで、スタッフが販促していました。

ちょっと興味を持って近寄ってみたところ、興味深い実験をしてくれました。
プラズマクラスターの消臭力について、理論建てて説明してくれましたが、よくわかりません。
そこで、布切れに「アンモニア」を浸します。
アンモニアは強烈な刺激臭がするのはご存知でしょう。

その後、プラズマクラスターから出てきた風に、数秒間そのアンモニアで湿った布を当てていたところ、アンモニア臭が完全に無くなったのです。

香りアレルギーというほどではないにしても、香水臭いお客が相談に来た後、あまりの臭さにダウン。3日間布団から出られないという体験をしたことがある身としては、
「他の匂いで上書きする」
のではなく
「本当に匂いが消える」
のは、救いという他ありません。

現在、自宅と事務所でプラズマクラスターが5台あります。

いかに消臭力に優れているのかを、言葉で説得するよりも、この数秒間の実験のほうがはるかに説得力があるのです。

先月頃だったでしょうか。
休日にのんびり好きなテレビ番組を見ていた時のことです。
好きなテレビ番組…といえば、もちろんジャパネットたかたのテレビショッピング。

掃除機の宣伝をしていた時のことです。
その機種では、
「ハウスダストを探知した時に、ランプが点滅して教えてくれる」
という機能がついていました。

ハウスダストを探知したらランプが点滅し、そこを掃除して綺麗になったら消灯するのです。
ハウスダスト、という目には見えないレベルのゴミの有無を視覚化した機能です。

この機能の説明をするときに、MCが、畳の上を、
「ご覧ください。ゴミは全くないのに、こんなにランプが点滅しています」
と言っていました。確かに、畳にはゴミはありません。

ところが、その畳は、実は畳ではなく畳目のシート。
そのシートの下をペラリとめくると、そこには粉末が撒いてあったのです。

その粉末を、掃除機で吸うと、ランプが消灯。

このセンサーの感度の高さを、非常にわかりやすく演出したのです。

その結果…この掃除機は、見えないゴミも徹底的に吸って部屋を綺麗にする…ということを、言葉にすることなく伝えたのです。

「この掃除機は、目に見えないハウスダストも見逃さずに吸うことができるので、部屋が綺麗になります」
などというコピーよりも、はるかに強い説得力を演出したのです。

コピーライティング…といえば「紙の上の文字」というイメージが強いかもしれません。
ですが、今はWEBや動画も駆使することができる時代です。

文字だけではなく、このような「行動」で説得力を魅せつける…というのも極めて効果的な手段となるのです。

もう一度、振り返ってみましょう。
「広告」の定義とは、
「Salesmanship in Print」
です。
意訳すると、「セールスマンがしゃべるトークを文字にしたもの」
ということになります。

コピーライティングはもちろん、セールスに場においても
「言葉」
に頼るのでなく、「行動」で説得するにはどうしたらいいのか、を考えてみるのも効果的です。
是非試してみてください。

余談です。
それでも文字で伝えたいのであれば、以前に書いた「言う」のではなく「見せる」という記事をご覧ください。

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