人は◯◯◯◯ものを信じる生き物である

人は◯◯◯◯ものを信じる生き物である

人は◯◯◯◯ものを信じる生き物である
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今日は朝7時に出発しなければなりません。
そのためには、いつもより早く起きる必要があります。
とはいえ、そんな日に限って、なかなか寝付けないもの。

ふと時計を見ると、朝7時。
出発しなければいけない時間に目が覚めたことになります。

その瞬間、人は何を思うでしょうか。
「ああ、夢か…」
と思うかもしれません。
これが、今日のテーマです。

5年ほど前のある日。
不動産の名義変更の手続を依頼しに事務所を訪れた人がいました。
話を聞いてみると、それはやってはいけない登記手続きでした。

例えとしては好ましく無いですが、わかりやすい表現をするならば、
「それをやってしまうと脱税になる」
ということを税理士に強要するようなものです。

法律上認められていない手続きです。
もちろん、断りました。
すると、その人は、

「アンタが出来ないだけじゃないのか」
「自分ができないことを法律のせいにするなよ」
「知り合いのあいつ(別の司法書士)ならできるって言うはず」

などというので、
「やれるものならやてみろ」
と思うだけで口にせずに、さっさと事務所から追い出しました。

別の例を紹介します。
債務整理の相談に来た、ある人がいました。
テレビCMを信じたのでしょう。
いわゆる「過払い金」の発生を信じて、相談に来たようです。
ですが、話を聞いてみると、借入期間は、どれも1年未満。

過払い金というものは、借入期間が長ければ長いほど雪だるま式に増えてきます。
しかし、借入期間1年未満では、過払い金が発生することは、ほぼありえない状況です。

…ということを説明したところ、
「嘘でしょ!」
と断定されました。
もう一度丁寧に説明したのですが、それでも
「そんなことはない」
というので、お帰りいただきました。

このブログに前にも書いたことがある、別の例も紹介します。
同じことをそのまま書いても仕方がないので、簡単に説明します。
不動産の売買による名義変更の依頼を受け、準備をしていました。
ですが、売主側から一方的に売買を解除。
近所の人が、
「それって騙されいるんじゃないの?」
というアドバイスを鵜呑みにしたようです。

ここまで書けば、今日のテーマは何かわかったのではないでしょうか。

人は
「信じたいものを信じる」
生き物だということです。
言葉を選ばずに言うならば、
「自分の都合のいいことだけを信じる」
というもの。

コピーライティングにおいては、「権威性」のアピールが重要です。
医師とか弁護士といった、権威性があると、反応率は上がります。
酷い時は、モデルの女性に白衣を着せた写真を載せるだけで、反応率は上がるのです。

…と教わってきました。

ですが、それは一昔前の時代の話です。
今となっては、SNSの台頭によって、様々な情報源があり、いろんな人からいろんな意見を聞けるようになりました。
昔は、
「あの(権威ある)人が言うのだから間違いない」
とでしたが、今は
「自分の都合のいいことだけを信じる」
時代なのです。

なぜなら、昔は
「自分の信じたいことを述べた意見」
が手に入らなかったから、権威ある人の意見を信じるしかなかったのです。

ですが、今は、これだけ多様化した情報源により、多かれ少なかれ
「自分の信じたいことを述べた意見」
は見つけられるのです。

ますます…人は
「自分で考える」
ことを避け、
「社会的証明」
という心理トリガーの威力が増してきているのです。

それを上手く活用した販売プロモーション手段として、プロダクトローンチ・フォーミュラが多用されるのもしかたがないことなのでしょう。

プロダクトローンチ・フォーミュラを実践するかどうかはともかく、これまで以上にやらなければいけないことは、リサーチです。
ターゲットとなる顧客の
「信念」
すなわち、何を以って
「その人に取って都合のいい真実」
となるのか、それを見つけ出してください。

その「真実」によって、プロモーションを展開しないと…下手をすれば、
「その人に取って都合のいい真実」
に反する、というただそれだけを以て、SNSにに悪評をばらまかれかねないのが今の時代なのです。

…残念ながら。

<予告>
6月29日(水)13時30分〜16時30分
東京から書籍を執筆した、あの東証一部上場のコンサルティング会社、船井総研出身のコンサルタントを札幌に招いて出版記念セミナーまた読書会等を企画しています。
参加者にとって最大の価値を得てもらうために、読書会がいいのか、それともセミナーがいいのか。
内容はまだ検討をしています。
ですので、まずは、この日時を空けておいてください。
なお、開催場所はこちら。
 
札幌貸し会議室まなBiz
http://mana-biz.jp/?page_id=

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