ちょっと想像してみて下さい。
あくまでも想像です。
ですので,実在の登場人物や出来事,事実とは関係ありません。
あなたは男性で,夫だとします。
奥さまがいるとします。
様々な人から,お中元の贈り物を大量に貰ったとします。
もらったものが,ほぼ全てそうめん。
夏の暑いときに,冷たいそうめんをすするのはおいしいものです。
しかし秋風が漂う時期に食べるのは,ちょっと微妙です。
ですので,暑いうちにたべなければなりません。
ですが,それが大量にあるのは,ちょっとゲンナリするかもしれません。
毎日毎日,そうめんを食べますが…だんだん飽きてきました。
ですが,そうめんを食べなければいけない…という必要性…言い換えると,奥さまからのプレッシャーは強いものです。
さて,夫であるあなたは,どう言ったら…すんなりそうめん以外のものを食べられるでしょうか。
考えてみてください。
仮にここで,
「そうめん飽きた!他のを食べたい!」
と主張しても,
「ダメ!まだたくさんあるんだから!!」
と却下されて終わるに違いありません。
ここで起きているのは,夫と妻の対立構造です。
すなわち,
「そうめん食べたくない」
という意図と,
「そうめん食べさせたい」
という意図がぶつかり合っています。
言い換えると,
「そうめん食べたくない」
という意図をぶつけることで,
「そうめん食べさせたい」
という意図が返ってきます。
どちらが強いかは,日頃の力関係でしょうが…多くの場合,台所で主導権を持っている奥さまに軍配があがるのではないでしょうか。
単純に
「飽きた」
「そうめん食べたくない」
という正攻法では,返り討ちに遭うだけです。
そこで,正攻法による対立構造を避けるにはどうしたらいいのでしょうか。
一つの方法として,結果的にそうめんを食べない,という状態になるような質問のしかたをする,という手があります。
例えば,
「今晩なんだけど…チャーハンとカレー,作るのはどっちが楽かな?」
という問いです。
つまり,作ってもらう立場から,
「楽な方を作って欲しい」
という作り手に気遣いつつ…そのメッセージは,
「チャーハンか,カレー,どっちかを作って下さい」
という意図です。
二者択一を迫ることで,相手はどちらかを選択する確率が高くなります。
もちろん,チャーハンか,カレー,どちらが選ばれるにしても,そうめんは回避,という本音を隠したまま,望む結果にたどり着く…確率が高くなります。
世の中,この手の心理誘導テクニックに,強い耐性を持っている人はいるので,効かない場合はあります。
そして,この手の心理誘導テクニックを繰り出した…と判明することで,逆上する可能性もあります。
あくまでも自己責任でご活用下さい。
ちなみに,繰り返します。
このブログは,実在の登場人物や出来事とは関係がありません。
情報過多の時代において,もちろん広告も大量に氾濫しています。
そんな中で,ストレートな広告のメッセージは,基本的に届きません。
「肌がきれいになります」
などと言おうものなら,(諸法令の問題はさておき)
「うそくさ」
と思われて,一顧だにされない(わずかに振り返ってみることもしない)で終わるでしょう。
「モテます」
「体重が減ります」
「セールスがバンバン決まります」
この手のメッセージは,ストレートすぎて,
「うそくさ」
で終わります。
この手のメッセージは,間接的に伝えなければならないのです。
例えば,「モテます」を間接的に表現するなら,どうすればいいのでしょうか。
考えてみて下さい。
一つの例として…
「このメソッド最大の欠点。それは,サイフが軽くなることです。また,デートのたびに甘いものを食べ過ぎて糖分過多という報告も来ています。くれぐれもご注意下さい」
という感じでしょうか。背後にあるメッセージは,
「モテた結果,デートの回数が増えたから,デート代はかさむし,甘いものをたくさん食べるハメになるかもしれない」
ということです。
同じような例で,
「体重が減ります」
を,間接的にするならば,どうでしょうか。
似たような例として,
「同窓会や,同級生の結婚式に行っても,誰もあなただと気づかないかもしれません」
このメッセージは,「それだけ劇的に痩せた」というメッセージです。
最後。
「セールスがバンバン決まります」
これを間接的にすると…??
これは,敢えてここで私の模範解答を書かずにおきます。
あなたもぜひ考えてみて下さい。
まとめます。
今の時代,ストレートに伝えると,反発を招きます。
ですので,間接的に伝える,という考え方を紹介しました。
ぜひ試してみて下さい。
あなたがよりアップスタッツな明日になりますように。
セールスコピーライター 飯山陽平
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