今日は,矛盾したことを話します。
これから起業したい人の悩みの一つ。
どんなことをしたらいいのかがわからない,ということです。
似たような悩みの一つに,「自社の強みがわかならい」というものがあります。
正確には,どんな業種やターゲット,人向けに商品やサービスを提供したらいいのか。
それがわからない,というものです。
一つの選択基準として,
「自分の強みに繋がるもの」
を押し出していく,というものです。
ただ,その強みがわからないから困る,というもの。
解決策としては,悩んだら片っ端からやってみる,というのが一つの手です。
私自身としては,コピーライターとして活動し始めてから,3〜4年程度です。
司法書士事務所もやっている関係で,そこまで多くの案件を扱ってきているわけではありません。
だからこそ,いろんな業種を受けてきました。
もちろん,実力不足でクライアントに迷惑をかけたこともあります。
喜んでもらって,ホッとしたこともあります。
ただ,なるべく業種業態は選ばないようにしてきました。
けれど,
「どんな業種に強いのですか?」
と聞かれたら,
「もともと,司法書士をやってきた関係で,どちらかと言えば物ではなく,専門サービス業のほうが得意です」
とは言っています。
さて,ここまでご覧になった方の中で…特に私のブログをよくご覧になっている方なら,矛盾があることに気がつくのではないでしょうか。
マーケティング的にも,コピーライティング的にも,
「業種を絞れ」
というのが基本的な考えです。
士業を例に,さまざまな業務範囲をずらりと列挙した名刺を批判するような記事を書いたこともあります。
これだけを取ってみれば,矛盾するように感じられるかもしれません。
ですので,まずはすこし整理します。
単純な話ですが,自社の強みがわかっているなら,それ一本に絞る。
これができればベストです。
しかし,自社の強みがわかっている…という人は少ないものです。
特に多いのが,「自社の強みだと思っているものが,市場において受け入れられていない」というものです。
例えば,私は司法書士もやっているセールスコピーライターです。
司法書士をやっていることが,強みになるでしょうか。
顧客からしてみたら…つまり,売上を上げたくて,どうして良いかわからない人に取ってみたら,私が司法書士をやっていようとどうだろうと関係ないのではないでしょうか。
売上が上がるかどうか。これだけです。
差別化の要素として強みにはなっても,その強みが顧客にとっては何ら魅力的な要因とはなりません。
「これが自社の強みです」
と思っていることが,実際に顧客にとっては何らベネフィットに感じない,ということは十分にあり得るのです。
同様に,自社にとって強みとなる業種や業態を狙っていくのは,悪くはないです。
ただ…それが本当に強みになっているのか。それは常に検証しなければなりません。
だから私は,強みはわかっていても,様々な業種を受けるように心がけているのです。
自分にとって,この業種が得意で,この業種が顧客にとって成果が出しやすい。
そう思っているとしても,「それ以上に得意」な業種業態があるかもしれません。
あと1年程度は,このまま業種を絞らずにいき,その後,業種をある程度絞っていく,というやり方に切り替える予定です。
もちろん,本当に得意な業種を特定して,ひたすらその業種だけを相手にしていけば,売上は上がるし,効率もがります。ただそれでは,成長しません。
私自身の場合は,司法書士としてはこれ以上成長するよりも,コピーライターにシフトしていってます。
だから,司法書士業務は,完全に業種を絞っています。
一方,コピーライターとしては,ある程度は絞るにしても,他の業種を手がけることにより,より成長できます。
先日も,携わったことのない業種をリサーチすることで,しらないことをたくさん知ることができて,非常に勉強になりました。
さて,冒頭の話に戻ります。
何が自分の強みなのか。
それがわからないなら,いろいろ受けてみる。
これしかないのです。
そして…このブログをご覧の方にはいないでしょうが…
これから起業したいけど,何が強みなのかがわからない。
そんな方は…副業として,どんどんできることをはじめてみて下さい。
考えているだけでは,先に進まないのです。
あなたがよりアップスタッツな明日になりますように。
セールスコピーライター 飯山陽平
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