ここ数日,オリンピックに関連する話ばかりだったので,今日はガッツリとコピーライティングに関する話をします。
テーマは,
「信ぴょう性の高いコピー」
についてです。
言い換えると,
「コピーを胡散臭くさせないためにどうしたらいいのか」
という話です。
この話をする前に,なぜ信ぴょう性の高いコピーが必要なのでしょうか。
この点を改めて解説します。
理由は単純です,
基本的に
「広告は信じられない」
からです。
広告には3つの壁がある,と昔から言われています。
1.顧客は見ない(読まない)
2.顧客は信じない
3.顧客は行動しない
この3つの壁を突破しないと,広告から反応を得られることはありません。
今日は,この3つのうち,
「顧客は信じない」
の壁を突破する方法です。
そもそも,人はなぜ広告を信じないのでしょうか。
いくつか理由はあります
一番大きな理由は…多くの人が,広告を信じて騙された体験を持っているということです。
二つ目の理由は…広告のメッセージ主の立場のメッセージである,ということです。
基本的に,売主と買主は対立当事者と考えられます。
つまり,相手方のセールスメッセージを鵜呑みにすることが,リスクだと考えられるのです。
ではどうしたらいいのか。
当たり前ですが,
「相手を騙そうとする人は信じられない」
と感じるでしょう。
逆に言えば,「騙そうという意図」がなかったとしても,騙そうとしているかのような素振りを見せる人は,怪しくて信じられなくなります。
広告コピーは,基本的にコミュニケーション方法としては対話することはできません。
騙す意図はない…という釈明をすることはできません。
ならば,やるべきことは,
「疑われることを防ぐ」
ことに尽きます。
では何を以て,
「疑われる」
要素となるのか。
上述の通り,「売主」は対立する相手なので,売主の「意見」は,胡散臭く信用されなくなります。
ということは,コピーに使うには,反論しようがない「事実」を書けばいいのです。
相手が反論できない事実とはどういうことか。
例えば,
「今日は2018年2月20日です」
と言ったら,反論しようがありません。
※この投稿は2018年2月20日のものです。
もし,
「今日は2018年2月20日です」
と言った時に,
「そんなことはない,今日は2020年2月20日だ」
と言い張る人がいたら…正常な判断能力の欠如を疑いたくなりますので,その相手は「顧客」とは言えないでしょう。
極端な例ですが,
「事実を客観的」
を伝え続けて,信頼感を構築。
最後に,伝えたい「主張」を展開すればいいのです。
ここで,意外とできそうでできないのが,
「事実を客観的」
に伝えることです。
もし,事実を「主観的」に伝えてしまったら,それは広告主の「意見」であるかのように感じられるのです。
いくつか例を紹介します。
例1
「執拗に電話が掛かってくる」
「執拗」とはしつこいことを意味します。
「しつこい」とは「物事にこだわって煩わしい感じ」を意味します。
この「しつこい」は感情が込められて,主観的な印象を読み手に与えることになります。
この表現を,客観的するにはどうしたらいいのか。
事実をそのまま伝えればいいのです。
例えば,
「5分間に25回電話が掛かってくる」
と書いてあったらどうでしょうか。
読み手が,自分の頭のなかで「これだけかかってきたらしつこく感じるだろうな」と脳内変換する確率が高まります。
このように,事実を伝えて,相手の脳内に「伝えたい感情に変換してもらう」ことが,信ぴょう性の高いコピーにするコツです。
他にも幾つか例を出します。
「大人気商品」
これは,「人気」という言葉が主観的です。
もし客観的に伝えるならば,
「当店売れ筋ナンバーワン(昨年度・当社調べ)」
となるでしょう。
よくある
「行列のできる店」
という表現も,最近は「主観的」なメッセージになってきました。
もし,より客観的に表現するならば…
「平均待ち時間◯◯分のお店」
とでも表現できるでしょうか。
私がお世話になっている歯科医についてです。
「この歯科医は,大人気です」
と書くのか。
「常に次の予約は1ヶ月半先」
と書くのか。
どちらが信ぴょう性を感じるでしょう。
よりわかりやすいのが,
「当店の商品は品質に自信があります」
という表現。
まさに自画自賛。うさんくさいコピーの典型例です。
「自信がある」
と1万回伝えるよりも,
「当店の商品は,90日間返金保証付きです。満足できなかった場合はお電話ください」
と書くほうが,「商品に対する自信」が伝わるのではないでしょうか。
「客観的に事実を伝える」
ことを意識してみてください。
あなたがよりアップスタッツな明日になりますように。
セールスコピーライター 飯山陽平
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