先日のことです。
カレーを食べに行きました。
「辛い」
というウリ文句だったものですから,期待していたのですが…
食べてみたところ,
「思ったほどは辛くない」
ことに,がっかりしました。
辛い…といえば,有名な店があります。
「蒙古タンメン中本」
というラーメン屋です。
知人の紹介で一緒に行ったのですが…初心者メニューでも,かなり辛く,十分に堪能しました。
この店は…知る人ぞ知る,かなり有名な店のようです。
食べる前から,行列ができていましたが…帰る頃にはその行列がさらに伸びていました。
人と人の間をなんとかすり抜けるようにして,店を出ました。
この店の看板は…真っ赤な背景に黒い文字で店名が書かれています。
ある人から聞いたのですが,この「赤」は,ただの赤ではなく…辛さを連想させる「赤」です。
なぜなのか。
店の外にずらりと行列ができるようなお店です。
…ということは,どんな店なのか。メニューも知らずに,
「こんなに行列ができているのだから,よほど美味しい店に違いない」
と思って,並ぶ人がいるかもしれません。
もし,その人が辛いのが苦手だったら…?
辛いメニューばかりで,辛いことで有名だから,ということで,その辛いメニューを頼んだらどうなるでしょうか。
辛いのが苦手な人が,辛いメニューを注文して,満足するでしょうか。
そのような「不協和」を起こさせないために,はじめから,辛さを連想させる「赤」を使っているのだそうです。
さて,これは色,あるいはデザインの話でした。
この考えは,そのままコピーに当てはめることができます。
ある人が,セミナーで講師に質問していました。
その講師が販売している教材を買って勉強したけれど,全然よくわからない,ということでした。
すると,講師は何と言ったのか。
「あれは上級編ですから,難しくて当然です」
そんな,上級編を買っても内容を理解できない人が,なぜその教材を買ってしまったのでしょうか。
販売する際に,
「これは上級者用です。初心者には向きません」
という案内がなかったからでしょう。
特に,ダイレクトレスポンスマーケティングを使って販売する場合,売る力が強すぎて,必要のない人,合わない人が「コピーのちから」に惑わされて買ってしまうことがあります。
だからこそ,売り手側のモラルが求められるのです。
きっと,この講師は,役に立とうがそうでなかろうが,1つでも売って稼ぎたいから,初心者相手でも,ゴリ押しして売ってしまったのでしょう。
一方,別の会社では,きちんと
「これは上級者用です。初心者には向きません」
と案内していました。
具体的に,いくつかの専門用語を出して,
「これらの意味を正確に理解していない人には,この教材は向きません」
とまで,案内していました。
これで,適切な人だけが買うことにつながるのです。
「これは〜という人向きです」
シンプルですが,合ってない人に売ったところで,顧客満足度を下げるだけ。
場合によってはクレームにすらなるでしょう。
誰向きなのか。
きちんと伝えてあげてください。
あなたがよりアップスタッツな明日になりますように。
セールスコピーライター 飯山陽平
追伸
この「ホームページ診断」は,ホームページからもっと売上をあげたい人向けです。
コピーライターが,成約率を改善するために,あなたのホームページを診断します。
ホームページから問い合わせや申込を増やしたい方は,今すぐ下記サイトをご覧ください。
※半額キャンペーン実施中です。
https://goo.gl/Uaihdd