こんにちは。
アップスタッツ合同会社の代表,
経営軍師の飯山です。
今日は…
ちょっとマニアックに
「煽りコピー」
についてお伝えします。
実は…
当ブログで
「外部」
からは割と人気なんですよね…煽り。
この記事なんかは…
昔に書いたにもかかわらず,
未だに不定期的に,
アクセス記事トップ20に
ランクインしてきます。
<参照>
正しい煽り方,間違った煽り方
煽りは
「人を行動させる」
ためには非常に効果的です。
では…
顧客の感情を逆撫でて
嫌悪される煽りと,
感謝される煽り。
何が違うのでしょうか。
間違った煽り方で
人を傷つけたりしないためにも,
最後までご覧ください。
ないわけがない
いつ登録したかもわからない。
記憶にもない。
誰かもわからない。
そんなメルマガの話です。
なので
開いて本文を
読んでいないのですが。
たまたま,
目についた
「件名」
があります。
確か…
お金の「不安がまったくない!」と断言できますか?
という内容だったかと。
この件名を見て,
ささくれが引っかかるような
「違和感」
があり…
その違和感の正体について
しばらく考えて…
その結論が,
今日のタイトルです。
世の中には,
憎まれる煽り,
感謝される煽り
があるということですね。
そして…
今回の
お金の「不安がまったくない!」と断言できますか?
は,まさに
「憎まれる煽り」
の典型例のようなもの。
そして…
セールスコピーそのものを
穢し,その評判を
地に堕とす行為でもあります。
最近,私は
「経営軍師」
なんて名乗ってますが。
それまではずっと
何年もの間
「セールスコピーライター」
と名乗っていました。
名乗ると…
一定確率で
言われるのです。
「ああ,あの煽って売る人ね」
と。
煽りは,
数々のセールスコピーの
テクニックの一つでしか
ないんですけどね。
それだけ目立って
憎まれることを
同業者がしてきたその
「ツケ」
なんですよね。
特に残念だったのは,
クライアントからも
言われましたからね。
「あまり煽ると
評判を落とすから
煽りたくない」
煽る,
なんて私は
一言も言ってないんですけどね。
「煽り」という劇物
煽りコピーを…
正確には,
セールスコピーそのものを
日本で広めた第一人者が,
神田昌典さん。
もともと,
海外ではすでに活用されていた,
「PASONAの法則」
なるものがあり…
この法則を,神田さんが
日本に広めたのです。
このPASONAの(はじめの)Aが,
agitate(アジテート)で,
意味はまさに「煽動」です。
なので…
一歩間違えると,
「憎まれる煽り」
になるので扱いは慎重に
しなければいけません。
神田さんも,
この点は細心の注意をはらい,
彼の会員に伝えていたのですが。
結局,
間違った使い方をする人が増えて
しまいました。
それから時が流れ…
神田さん曰く,
「ずっと書籍で解説しないか,
と言われてきたが,
扱い方を間違えると
大変なことになるので,
本では掛けなかった」
そうです。
そして,
「PASONAの法則」
を進化させ…
その進化させたものであれば,
本に書いても危険性が少ない,
ということで,
この本が登場しました。
見づらいですが,
赤い帯部分に,
「新・PASONAの法則」
と書いてあるのが見えるのでは
ないでしょうか。
具体的には,
agitate(煽り)
↓
affinity(親近感)
に変えたのです。
言い換えるなら,
「共感」
でしょうね。
なぜ憎まれる煽りになるのか
先程のコピー,
お金の「不安がまったくない!」と断言できますか?
はなぜ憎まれる側に属するのでしょうか。
「まったくない」
なんて人,そもそもいるのか。
杞憂なんて言葉がありますよね。
定義【杞憂】
《中国古代の杞の人が
天が崩れ落ちてきはしないかと
心配したという、
「列子」天瑞の故事から》
心配する必要のないことを
あれこれ心配すること。
取り越し苦労。
ポイントは,
「心配する必要はない」
ということです。
これは2つの意味があります。
ひとつは,
空が落ちてくることはない,
という意味ですね。
もう一つは…
「100%落ちてこない,
ということは証明できない」
わけです。
その上で,
まあ,落ちてきたら…
防ぎようもないし
自らのコントロールが及ぶ範囲では
ないのだから,
考えても仕方がない
ということですね。
もっとリアルに言うなら…
「いつか死ぬかもしれない」
と恐れおののくものですね。
人間はいつか必ず死にます。
それは明日かもしれない。
50年後かもしれない。
わからないけれど,
いつか必ず死にます。
これは考えても仕方がない。
だから…明日でないことを
願いつつ…
毎日を精一杯生きるしかない。
そう折り合いをつけている人に,
「明日死ぬかもしれないですよ,
本当に大丈夫なんですか?」
と煽ったら…
それはもう憎まえるでしょう。
当たり前ですね。
これが憎まれるコピーです。
経済誌Forbesに載る
大富豪でも,
100%,完全に
お金の心配がない…
と言い切れる人は
いるのでしょうか。
50年後には,
国の体制が変わって,
社会主義になっている,
なんて可能性は,
100%完全にないと
言えるのでしょうか。
あの資本主義の象徴,
世界ナンバーワンの経済国家,
アメリカ合衆国でも…
バラク・オバマみたいな
社会主義者が
大統領になる時代です。
お金の不安が
完全にないと言える人なんて
いるのでしょうか。
人間は弱い生き物です。
日々生きていく上で
様々な不安や恐怖を抱えながら…
それらを押し殺し,
精一杯生きている,
なんてことはいくらでもあります。
無闇矢鱈に
不安を煽れば…
それはもう憎まれるのは
当然ですね。
ですので…
私にしてみたら,
「お金の心配はなったくない」
というのは…
「道を歩いていて交通事故に
全く遭わないとでも思っているのですか?」
みたいな煽りですね。
昨今は,老人が車を使って
無辜の人を殺害する例が
かなり目立っていますからね。
これと同レベルの話です。
これが憎まれる煽りです。
感謝される煽り
私の師匠が,
「煽りとは,
わかっちゃいながら
つい目を背けてしまっている
ことをズバッと言うこと」
と解説しています。
つまり…
目を背けていることに対して
直面し…その問題を解決すれば,
それは成長,進化,変革をもたらします。
そして
成長,進化,変革した後に,
あとから
「目を背けていた時」
のことを振り返ってみると…
ぞっとするわけですね。
「あのままだったら
私の人生,
どうなっていただろう…」
…と。
そして…
成長,進化,変革するきっかけに対して
感謝の念が生まれるわけですね。
これが感謝される煽りです。
煽りは,セールスコピーの
ひとつのテクニックのでしかありません。
煽る煽らないの
二元論ではないのです。
ただ…
煽る…ということをするならば,
しっかりと
読み手,見込み客が
成長,進化,変革できる…
という「願い」を込めて
煽ってほしいですね。
あなたがよりアップスタッツな明日になりますように。
アップスタッツ合同会社 飯山陽平
追伸
3月23日(月)の件,
ずっと告知してきました。
従業員の生産性の低さに
悩んでいる方。
あるいは
使えない従業員を
「戦力化」したいと
思っている方。
あるいは…
意欲はあるけれど,
どうすればいいかわからず
空回りしている従業員に,
適切な指導ができていない
経営者・社長の方。
トヨタでも
新人研修を任される方から
指導を受けてみませんか?
まずはこちらから
優先優待案内を無料登録してください。
アップスタッツ合同会社のブログを
メールで受け取りませんか?
ブログ記事の内容を,メルマガで配信いたします。
ブログ記事内容とは別に,メルマガ読者限定コンテンツの
配信もあります。
特に,ブログでは公開しづらいノウハウなどは,
メルマガ限定でご案内いたします。
今すぐ下記フォームよりご登録ください。