こんにちは。
札幌市近郊を中心に活動する集客代行業,
アップスタッツ経営研究会,
セールスコピーライターの飯山です。
何年も前から,
わりと頻繁にある質問を受けます。
それは,
「なぜあの人は成果を出しているのか」
ということです。
目につく仮想ライバル…
あの人が成果を出していて,
自分では出せていない。
それはなぜなのか…ということなのでしょう。
私も聞かれる度に,
その場で考えて回答するのですが…
今日は,たまたま思うところがあったので,
今日のブログのネタにします。
他人と自分をつい比較してしまう…
という傾向がある方は,
ぜひ最後までご覧ください。
結論:他人と比較しても意味がない
これが結論です。
ですので,
この結論で
「納得」
に至るために,
以下思うことを書いていきます。
才能の差
人間の「才能」は,平等です。
昨日の記事で,そんな話を書きました。
才能の「総量」は同じで…
ただ,その才能の振り分け方が,
「個性」であり「適性」である,
そんな話でした。
<参照>
【ステ振り】才能,適性,スキル,技量の違いのゲーム風解説
つまり,
才能の総量は同じなのだから,
そこに差はありません。
差は無い以上,
人を羨む理由はないということになります。
適性の差
特によく聞かれるのが,
「大したことをやっている感じはしない,
(あるいは本人が「特に大したことはしていない」と
言うにもかかわらず…)
しっかりと結果を出すのはなぜなのか」
ということです。
例えば…
セールスコピーライティングなど
学んだことがない人が,
はじめてチラシを撒いて…
好反応率を叩き出した。
そんな場合です。
これはなぜなのか。
例えば,
良い広告コピーを書くには,
顧客の立場に立って,
顧客の気持ちを理解した上で…
その欲求に働きかける
広告コピーを書く必要があります。
その人は…
チラシを作ったことがないだけで,
日頃から,人とたくさん話して,
相手の気持ちに共感して,
様々な思いを汲み取ることに
長けている…という可能性があります。
それができるならば,
コピーの書き方など,
多少知らなかったとしても,
良いチラシになることでしょう。
ここでのポイントは,
「本人がその特技を活用している」
ということに,
本人が気づいていない
可能性があるということです。
さて,
あなたは
このブログを読み始めてからここまで,
何回,息を吸ったでしょうか。
そんなこと…
聞かれてもわからないはずです。
当たり前のようにやっていることだからです。
世の中には,
「自分にはできないこと」
について,他の人が,
「息を吸って吐くように,
当たり前に,自然に成し遂げてしまう」
ということがあります。
例えば…
私は絵を描くことはできません。
描かなければいけない状況下になると,
イライラします。
ですが,
世の中には,文字通り
息を吸って吐くがごとく,
あたりまえに絵が描ける人がいるのです。
同じように…
良いチラシを作る際に必要な
何らかのスキルや能力を,
息を吸って吐くがごとく
当たり前に実践していたとしたら…?
本人は,
「セールスコピーのノウハウ」
など知らないし,実践している自覚は
ないかもしれませんが,
やっていることは,
かなり高度なことを実践している
という可能性はあります。
実際…
私がマーケティングのセミナーを開催したところ,
ある受講生が,
「こんな内容,はじめて聞きました。
全部,これまでの店舗運営の中で,
いろいろ実践して,失敗して
気付いたことが,
ことごとく理論化されていて,
とても納得しました。
ある意味悔しいです」
という感想を寄せていただきました。
つまり…
マーケティングなど習ったことも
聞いたことがない人でも,
もともと持っている能力を使って
試行錯誤を繰り返して,
結果的にマーケティングを
(自覚なしに)実践していた,
という話です。
…ということで,
「はじめてやってみたけど,
何となく上手くいく人」
というのは,
もともと持っている能力を
発揮しているだけ,
という可能性があります。
ちなみに,
セールスコピーやマーケティングは,
コミュニケーション能力,
特に「訊く」ことと「聴く」ことに
長けている人は,なんとなく
上手くいく傾向にあるようです。
私みたいな,
コミュ障が,必死でがんばって
マーケティングやセールスコピーを
習得する傍ら,
こういった人たちは,
「何となく成果を出し続ける」
ことでしょう。
実は陰でむちゃくちゃ努力をしている可能性
この質問をする方が,
努力していない…
そんなはずはありません。
きっと人一倍努力をしているはずです。
ですが…
もしかしたら,
成果を出している彼らは
もっと努力しているかもしれません。
私自身,自分が成果が出ないときに,
成果を出している人を見ると,
苦しくなることがあります。
苦しくなったときは…
私の人生を変えた一冊に戻ります。
<参照>
人生を変える一冊との出会い
少し長いですが,
引用します。
不注意な人間、無知な人間、
怠け心をもつ人間は、
表にあらわれた「結果」だけに目を奪われ、
その背後に存在する「原因」を
見ようとしないために、
あらゆる成功を、幸運、運命、
あるいは偶然などという言葉で
片づけようとしています。
富を築き上げた人、
知性にあふれた人、
神のような人格を備えて
大きな影響力を手にしている人たちを見て、
かれらは言います。
あの人は、なんて幸運なんだろう!
なんて恵まれているんだろう!
なんて良い巡り合わせにあるんだろう!
かれらは、それらの運の良い人たちが、
より良い人生を夢見て流しつづけてきた
「血と汗と涙」の部分には
けっして目を向けません。
それらの人たちは、強い信念を維持し、
数々の犠牲を払い、
粘り強い努力をつづけてきた人たちなのです。
そうやって理想の実現をめざして、
さまざまな困難をみごとに
乗り越えてきた人たちなのです。
「原因」と「結果」の法則
ジェームズ・アレン(著), 坂本 貢一 (翻訳)
サンマーク出版
第6章「ビジョン」という章なのですが…
私は,この本を自作のオーディオブックにして
聴いています。
このビジョンの章は,
何百回も聴いています。
(現時点でiTunesによる「再生回数」は,597回でした)
誰かをうらやむということの本質
誰かをうらやむ…ということは,
自分がその人を「超えられない」ことを
認めてしまっていることに
他なりません。
だから,
私は誰かをうらやましく思いそうになったら…
必死で歯を食いしばって,
この原因と結果の法則の「ビジョン」を聴きます。
自分の可能性に,
見切りを付けるわけには
いきませんから。
言い換えると…
誰かをうらやむということは,
それだけの努力や時間という
代償をはらうことなく
あきらめてしまっている,
ということになりかねません。
…ということは,
他人と比較して
うらやましく思う暇があったら,
できることをやるしかないのでしょう。
ちなみに,
どれだけ努力しても,
その努力が「成果に結びつかない」努力の場合,
徒労に終わります。
同じ事を繰り返して,
成果が出ないのであれば…
何か違うことに挑戦しなければ
ならないでしょう。
<参照>
がんばっていても成果が出ない人への処方せん
なぜあの人に成果が出ていて,
自分に出ていないのか。
その質問の奥に…
多かれ少なかれ,
「うらやましい」
という気持ちが潜んでいることは
間違いないでしょう。
だからこそ…
そんな時は,自分自身を振り返って
見なければなりません。
結局…
他人を気にしているくらいなら,
自分ができることを
しなければならない。
そんな話でした。
私も,
心が弱くなるとき,
落ち込んだときは,
誰かをうらやましくなることが
あります。
そんな時こそ…
自分にできることは何だろうか…
そう考えられる自分でありたいものです。
今日のテーマに関する記事はこちらです。
あわせてご覧下さい。
「才能」という大嫌いな言葉
がんばっていても成果が出ない人への処方せん
人生を変える一冊との出会い
【ステ振り】才能,適性,スキル,技量の違いのゲーム風解説
SNSを通して学ぶ,「人の見えない部分」の見通し方
↑
あの人,本当に努力しているのだろうか…と思ったならば,
足りないのは「想像力」かもしれません。ぜひこの記事をご覧下さい。
あなたがよりアップスタッツな明日になりますように。
セールスコピーライター 飯山陽平
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