こんにちは。
アップスタッツ合同会社の代表,
集客代行業をしております
セールスコピーライターの飯山です。
今日のテーマは,時間管理。
ある方から,
相談をいただきました。
相談内容をざっくりまとめると,
「なかなかスケジュール構成がうまく行かない」
「つい時間に遅れてしまう」
といった感じですね。
あなたの周りにいないでしょうか。
いつも約束の時間にギリギリセーフの人。
いつも約束の時間にギリギリアウトな人。
なにがこのような違いを
もたらすのでしょうか。
時間を守れないことの代償とは何か。
単に相手からの信用を失う…
以上の代償とは何か。
最後までお付き合いください。
3行回答
ネットの掲示板では,
「今北産業」
という言葉があるそうです。
その掲示板の書き込みを見に来た人が,
「今来たばかりなのでスレの流れを教えて欲しい
でも長いのイヤだから3で説明してという意味」
だそうです。
今回の相談内容への
相談内容を3行でまとめると
こんな感じでしょうか。
自信過剰
いけると思ったが
ダメだった
冗談はこれくらいにして,
きちんと解説するなら…
アポA
アポB
アポC
とあるとします。
アポA 所要時間見積もり2時間
アポB 所要時間見積もり2時間
アポC 所要時間見積もり2時間
とします。
この場合,
アポAが13時開始だとしたら,
見積もり通りだと,
15時に終わります。
単純に
「移動時間がない」
とした場合…
極論を言えば,
15時1分に入れることが
可能ですよね。
それを踏まえて,
アポBを何時に入れるのか。
これが決め手となります。
例えば,
所要時間見積もり2時間のところ,
1分早めに終わらそうと努力して,
1時間59分で完了すれば…
13時開始で,14時59分に
完了して…
15時から次のアポに
対応できますね。
では…
実際に,所要時間見積もりが
2時間のところ1時間59分で
終わるのでしょうか。
そもそも,
所要時間2時間で見積もりをして,
本当に2時間で
終わるのでしょうか。
私がまだまだ駆け出しのころ,
おためしコンサルティングをして…
その後,セールスをしてクロージング。
だいたい2時間を予定していたのに,
5時間掛かったことがあります。
相手があまりにも優柔不断過ぎて,
「YES」も「NO」も言えず,
黙るかはぐらかすかしかできず…
「今は回答できません」
と言われて,
私が
「だったらいつ回答できますか?」
という質問をして…
その回答をもらうのに
2時間掛かったことがあったのです。
今も思い出すと恥ずかしい
黒歴史ですね。
こんな人を相手にしてしまったなんて,
穴があったら入りたい気分です。
話を戻します。
さすがに
2時間のアポの予定が
5時間…なんてことは
そうそうないでしょう。
では…
これがアポではなく
「現場作業」
だったとしたら?
現場作業の完了見積もりを
2時間と見越して…
トラブルが発生したり,
想定していない要素が
入り込むなどして,
2時間では収まらない…
ということは充分にありえるでしょう。
まあ…それは仕方がないことです。
この「見積もりの精度」が
そのままその人の「腕」と言えます。
腕が高ければ高いほど,
見積もり通りの時間で
仕事は完了します。
が。
どれだけ腕が上がっても
「想定外は起こる」
ものです。
その時に,
リスクヘッジできるかどうか。
先程の例に戻ります。
アポA 所要時間見積もり2時間
アポB 所要時間見積もり2時間
アポC 所要時間見積もり2時間
13時にアポAが開始した場合…
私だったら,アポBを15時半にします。
なぜか。
もし,2時間で終わらなかった場合,
のこりの所要時間を再見積もりして,
次のアポBまでに完了するか,
それとも別日程に改めて仕切り直すか。
その判断を迫られます。
特に後者の場合のように
「別日程」
にする場合は,その場でまた
別日程のアポを入れなければなりません。
そのアポもまた時間がかかります。
そのために,30分ほどの
バッファ(余裕)が必要なのです。
ちなみに…
私は昔,法律実務家として
1000人ほどの
多重債務者の法律相談をしてきました。
なれてくると,
「やること」
は変わりません。
どんどん効率は良くなります。
…が。
当時は2倍のバッファを取ってました。
具体的には,
相談時間の見積もりは1時間でしたが。
9時
11時
13時
15時
17時
という感じで
アポを入れてました。
…正確には,外出先から戻ると,
事務員から,
「明日の予定です」
と言われてこのスケジュールを見せられ…
「明日は5件も相談しなきゃならんのか…」
と気が遠くなったのはよく覚えております。
まあそれはさておき。
あらかじめ相談概要がわかるときは…
2時間バッファを入れていたこともあります。
バッファを入れない心理
さきほど,
相談の回答を3行で
自信過剰
いけると思ったが
ダメだった
としました。
ここでいう
「自信過剰」
とは,
「オレにはバッファなど必要ない」
ということですね。
そして…実際にダメだった,
ということになるのです。
だから自信過剰というほかないのです。
要するに,
この相談者の方は,
「自分ならコレくらいの予定をこなせる」
と予定を詰め込んでしまうのでしょうね。
自分に対する自信があるから,
充分なバッファを入れずに
予定を詰め込んでしまうのです。
ではどうしたらいいのでしょうか。
自信過剰の代償
時間は守るべきものです。
特に,誰かとのアポは,
相手の都合もあるのですから,
守るべきでしょう。
でないと,
信用を失います。
これが…
自信過剰の代償…
ではありません。
これはこれで
非常に大きな代償とは
なりうるのですが。
そんなことは言われなくても
誰でもわかることでしょう。
問題はそこではないのです。
相手が遅れてきて「良かった」理由
具体例で説明します。
私がアポのために
待ち合わせ場所にいました。
商談相手から
「遅れてくる」
という連絡がきました。
私は時間が空いたので。
その空き時間に,細々な作業…
ということで,ある方にメッセージを
送りました。
すると…
その方は私のスケジュールを
知っていて,
「あれ?
今の時間は商談じゃないんですか?」
と聞かれました。
私は,
「遅れてくるそうです」
と回答。
すると…
「良かったですね」
との返信です。
この
「良かったですね」
という意味は何なのか。
相手は,
約束の時間を守れなかったのです。
その結果,商談相手(私)を
待たせることになるのです。
さて…
これは商談にどう影響するでしょうか。
まともな神経の持ち主であれば,
「遅れて申し訳ありません」
と詫びの一つも入れるでしょう。
つまり…
そこで力関係に影響が出るのです。
仮に,商談するにあたって
力関係が拮抗していた場合…
遅れてきた…という「落ち度」によって
拮抗している状態から
「優位」
に変わるのです。
この日,私は相手に
セールスプレゼンテーションから
クロージングする…つまり
購入の決断を迫るまでを予定していました。
だから,
相手が遅れてくることに対して
セールスが有利になるということで
「良かったですね」
というコメントになるのです。
これはあくまでも一例です。
問題は,そこに留まりません。
なぜなら,
「遅れる人はいつも遅れる」
「時間に間に合う人はいつも間に合う」
からです。
その積み重ねが,
時間との付き合い方であり,
人生に影響します。
遅れる人はいつも遅れる…ということであり,
常に劣勢に回るのです。
別の言い方をすれば,
「受け身の人生」に
なるのです。
日頃から時間をしっかり守れる方は…
よほど「所要時間の見積もり」が上手いのでしょうね。
いつも「ギリギリに間に合う」
タイトな見積もりができるのでしょう。
そのギリギリ感が嫌だ…
という方は,
いつも5分前集合とか10分前集合とか…
まれに
「10分前集合の10分前集合」
すなわち20分前集合の人もいます。
予定通りであれば,
5分,10分,20分と
待ち時間ができます。
その時間が
とても大事です。
時間を守れない方は,
この待ち時間を「ロス」に考えて
バッファをギリギリに設定して
結局守れないのです。
その代償が…
相手との関係において…
そして人生において
主導権を手放し,「受け身に回る」
羽目になるのです。
他人の影響下にあって,
起因に立てず,受け身の人生。
人は受け身になればなるほど,
人生が不自由になります。
受け身の人生の究極系を,
「奴隷」
というのです。
「受け身の人生」になるくらいなら,
10分前にアポの場に来て…
暇だったらカピバラ動画でも
見ていたらいいと思うのですが。
以上,今日は時間を守れない理由を
掘り下げました。
もちろん,
私自身もいつも常に100%時間を
守れているわけではありません。
ですが…今日は
「時間を守れない本当の代償」
ということで,
ブーメラン承知で
お伝えしました。
相談者の方が,
「受け身の人生」
から
「起因の人生」
に転換できるようになることを
願っています。
あなたがよりアップスタッツな明日になりますように。
アップスタッツ合同会社 飯山陽平
追伸
チラシ集客戦略の勉強会。
次回は12月8日です。
これで一旦終了とし,
その後は
「個別に日程リクエストがある場合にのみ」
開催する形で検討しています。
実際,本日「日程リクエスト」に基づいて
開催日を決定しました。
あるいは,
内容を一部変更して,
オンラインでの提供も
検討しています。
対面での
チラシ集客戦略を
ご希望の方は,
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