【閲覧注意】会社経営における自己啓発の扱い方と危険性

【閲覧注意】会社経営における自己啓発の扱い方と危険性

【閲覧注意】会社経営における自己啓発の扱い方と危険性
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こんにちは。
アップスタッツ合同会社の代表,
経営軍師の飯山です。

 

 

昨日の記事で,
施術無料体験後に
セールスがない…という話をしたところ,

 

「セールスをしないのは、やる気がないのか?
やり方がわからないのか?
でもこういう人、結構いますね」

 

というコメントをいただきました。

 

なかなか興味深いですね。

 

 

ですので,今日はこのコメントを掘り下げて…
少し自己啓発の話をします。

 

お題は,

「会社経営における自己啓発の扱い方と危険性」

についてです。

 

 

会社経営経営に置いて,自己啓発の扱い方を間違えると
とても危険な事態になり得ます。

 

その点も含めてお伝えしていきます。

 

 

少し…
エグい話も含まれますので
一応【閲覧注意】といたします。

 

ホラー,怪談やR-18G系ではないです。
念の為。

 

 

 

 

ある危険思考の話

 

 

 

何年か前の話です。
紹介をいただいて
ある人をクライアントにしたのですが。

 

 

そのクライアントに
「クロスセル」の提案をしました。

 

 

いわゆる
「ご一緒にポテトはいかがですか?」
という追加の提案ですね。

 

 

その場で一声かけるだけなので
コストは1円も掛からない上に,
客単価や利益は大きく上がるので,
やるチャンスが有れば逃したくない
大事な打ち手です。

 

 

ですので,

 

 

「10人中2~3人くらい買ってくれたら
大きく利益が伸びますよね」

 

 

提案したところ…

 

次回のコンサルティングで

 

 

「何度やっても売れないし
いくらやっても無駄ですよ,
何なんですかあの提案は…」

 

…と怒りモード。

 

 

私は,

「何回,クロスセルしましたか?」

と尋ねたところ,

「だから,何回やったって無駄だよ」

 

そこで…

 

「で,実際に何回やったのですか?」

このやり取りを繰り返したところ,

「2回」

 

という回答がでてきました。

 

上述の通り,
10人中2~3人売れればいい…
とはじめに伝えてあったのですが,

 

2回実践して,

「あんなの何回やっても無駄」

とのこと。

 

この問題はどこにあるのか。

 

2回で心が折れる,
その人のメンタルの弱さ…ではありません。

 

あるいは…
たった2回やってうまく行かなかったことを

「何回やっても無駄」

と断定する,全体思考。

 

全体思考の人,
本当に危険ですよね。
くれずれも近寄らないように心がけたいものです。

 

ですが,
このクライアントが
全体思考の持ち主だったことが問題の原因…
でもありません。

 

 

唯一にして最大の問題は…
私がその人と,
コンサルティング契約を締結したことです。

 

もともと紹介だったから…
と,つい受けてしまいましたが,
それが最大最悪の問題点です。

 

なぜなら…

 

 

この,
2回でメンタルが折れて
全体思考で否定してくる。
この人に成果は出せないからです。

 

率直に言って,
絶対に成果が出せない…
とわかっている相手から
お金をもらって,
コンサルティングをするのは
不誠実と言われても当然でしょう。

はじめからわかっていたならともかく,
見抜けなかった。
私の人の見る目の無さ。

それが,問題の根源です。

 

 

セールスしない原因

 

 

上述のコメントで

「セールスをしないのは、
やる気がないのか?
やり方がわからないのか?」

 

とありますが…

 

治療家が無料体験を提供した後に
セールスしないのは…

 

やる気がない場合もあるでしょう。
すなわち,

「気に入ったら来てくれるに違いない」

と思い込んでいるから
そもそもやる気がない…ということですね。

 

あるいは…
やり方がわからないのも一つの例でしょう。

 

ですが…
おそらく一番多いのは

「断れるのが怖いから」

でしょう。

 

上述のクライアントも,
まさにこのパターンでしょうね。

なぜなら,

やり方は教えましたから。

 

 

ですので,
上述のクライアントの話では
「2回」
クロスセルした後に,

 

「何回やっても無駄」

と…私を糾弾したのです。

 

ですが,
私が
「何回やりましたか?」
と食い下がったので
2回という答えになりました。

 

嘘を付き通すほどの根性も
なかったのでしょう。

 

 

さて…
ここからが今日の主題。

 

自己啓発です。

 

さて…
この人を
自己啓発の効果効能で
何とかできるものでしょうか。

 

 

つまり,
会社経営の中に
自己啓発を持ち込んでいい場合と
そうでない場合があって…
ここでは持ち込んでいい場面なのでしょうか。

 

 

端的に言えば,

 

この人に自己啓発を勧めても無駄です。

 

 

なぜなら…
「自己啓発」

「自己啓発」
だからです。

 

自己なのです。

 

自分で自分を啓発するものですから,
第三者から啓発を勧められても
それは
「自己啓発」
ではありません。

 

変わることを強引に強要したら,
激しい痛みを当たるとか,
洗脳とか催眠とか…

 

非人道的な手段しかないでしょう。

 

 

過去と他人は変わりません。
自分を変えるのは自分しかないのです。

 

 

だから…
このクライアントに自己啓発的な要素を
提案するのは論外です。

 

なぜなら…
「そういう人」
だからです。

 

もちろん,
弊社のコンサルティングの中で
自己啓発的要素はありますが…

 

それは,
クライアント本人から求められるからであって,
求めてもいないのに提案しても無駄です。

 

ですので…
この2回でメンタルが折れるクライアントの
このメンタルをなんとかしようとするのは
「本人からなんとかしたい」
という要望でもないかぎり無理です。

 

 

まあ,当たり前ですよね。

 

従業員から,

「セールスで成果をだせるように,
パーソナリティを磨きたいです」

と言われたら,

「がんばれ」

といって,セミナー講師を紹介したりできますが。

 

社長が従業員に,

 

「セールスで成果をだせるように,
パーソナリティを磨きなさい」

 

…と言ったら
一歩間違えたら,従業員に対する
人格否定,人格攻撃になりかねないでしょう。

この手のものは,
コミュニケーションを受け取った人の
「捉え方」
で決まってしまいますから。

 

それが,今の時代はパワハラだの何だのと…
大事になりかねません。

 

これが一つの結論です。

 

 

 

会社内における自己啓発の扱い方

 

 

 

1.社長本人が自らを研鑽する
→OK

2.社長が従業員を研鑽する
→NG

3.社長が,従業員から求められて自己啓発を導入
→OK

 

…となります。

 

ただ,
自己啓発といっても,
いろいろあります。

 

「人格,人間性,パーソナリティの研鑽」
という面においては,
自己啓発を扱うのは
社長本人だけにするのが無難でしょう。

 

 

礼儀作法,挨拶,ビジネスマナー的なものは,
どんどん導入したほうがいいかもしれませんね。

 

 

ただ…
例えば声が小さくて聞きづらい
従業員がいたとして…

 

その声の小ささを指摘したら,

 

 

「過去に親からひどい暴力と大声で
罵倒され続け,養護施設で育ちました。

どうしても大きい声を出そうとすると
その時のことを思い出して
過呼吸になるんです」

 

…みたいなことになったら,
社長がどうにかできるのか。

 

なかなか難しい問題です。

 

 

だから…
社内における
自己啓発は…

 

薄氷を踏む行為かもしれません。

 

 

そのあたりの見極めが,
ケースバイケースになってくるので,
会社内における自己啓発は
難しいのです。

 

 

私は…
従業員の自己啓発による研修や教育は,
「社員教育」
から逸脱しているという立場です。

 

ビジネスで扱うテーマではないですから。
ですので,福利厚生ならありです。

 

 

そもそも,自己啓発に適性がある人は,
会社が何かしなくても勝手に自己啓発しているでしょう。

 

そういうものです。

 

以上,今日は自己啓発の話でした。

 

あなたがよりアップスタッツな明日になりますように。
アップスタッツ合同会社 経営軍師 飯山陽平

 

 

 

 

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