「自己啓発」の適切な売り方と不適切な売り方

「自己啓発」の適切な売り方と不適切な売り方

「自己啓発」の適切な売り方と不適切な売り方
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こんにちは。
アップスタッツ合同会社の代表,
経営軍師の飯山です。

 

 

昨日に引き続き
今日も自己啓発の話をします。

 

といっても,
内容はマーケティングですが。

 

お題としては
「自己啓発の適切な売り方と誤解」
についてです。

 

…というのも,この誤解があると
自己啓発は売れないからです。

 

今日は,
自己啓発という
「本来は売りにくいもの」
をどう売るか,という話で
解説していきます。

 

 

最後までお付き合いください。

 

 

自己啓発馬鹿の自己啓発販売

 

 

自己啓発プログラムで
自分が変わった,
人生も変わった…
という人がいたとします。

 

そのこと自体は
大いに結構ですが。

 

 

その人が

「自己啓発の伝道」

に目覚めてしまったら
さあ,大変。

 

 

まず売れないからです。

 

 

自己啓発セミナーにのめり込んで
仕事をやめて…
その自己啓発セミナー販売会社に
やっすい金額で
「ボランティア」
みたいな感じで関わっている人がいますが。

 

成果を出すのは大変です。

 

 

成果を出せる人は,
その自己啓発プログラムの効果効能ではなく
マーケティングで成果を出すことでしょう。

 

 

どういうことか。

 

 

 

一般人目線による自己啓発の正体

 

 

自己啓発を例えるならば,
「寿命が伸びる魔法の薬」
みたいなものです。

 

 

そんな物があるかどうかはさておき,
そういう「売り文句」で売ると
何が起きるのか。

 

そもそも,
寿命が伸びるということの証明はできません。

 

医師でもわからないですからね。

 

 

つまり…

 

80歳で亡くなるはずの人が
そのアイテムで
90歳まで生きられるようになる…

 

という売り方になります。

 

 

そもそも,
寿命が80歳で尽きるかどうかなんて
誰にもわからないことです。

 

そして,
90歳で亡くなった時に,
そのアイテムの効果で
90歳まで生きながらえることができた…
かどうかも,
やはり誰にもわかりません。

 

そんなものを
どうやって売ったらいいのでしょうか。

 

 

けれど…
自己啓発も
似たようなものではないでしょうか。

 

自分を磨き,
ポジティブシンキングで
人生を打開していく…

 

 

なんて言われても,
「寿命が伸びる魔法の薬」
と言われるのと
そう大差がないのではないでしょうか。

 

 

だから…
効果効能そのもので
売れないなら,
何をするのか。

 

 

個人の熱い思いを語る。
熱心に,語る。

 

ますます,ドン引きされることでしょう。
何か怪しいカルトにハマったんじゃないか。
マルチか何かに手を出したか。
洗脳されたのではないか…

 

みたいな感じですね。

 

 

だから…
自己啓発というものは,
本来もともとが

 

 

めちゃくちゃ売りにくい
商品・サービスだということです。

 

自己啓発にどっぷり使っちゃった人って,
このことがわからなくなってしまいます。
私も,そうでしたから。

 

 

あらためて。
この売りにくいものを
どうやって売ったらいいのでしょうか。

 

 

 

 

売り方の基本原理

 

 

正しいターゲットを選別して
その人にアプローチすることです。

 

ですから,
自己啓発を売るにあたって
必要なものは,
気合や根性,ポジティブシンキングではなく,
適切なマーケティング戦略です。

 

 

 

ちょっと考えてみてください。
まるで興味ない人に,
自己啓発を売ろうとして…

 

 

でも興味ないですから
けんもほろろに断られる。

 

 

そこを,
自己啓発的な
「ポジティブシンキングゥゥゥゥ」
と叫ばんくらいの勢いで
不屈に売りつけたとしたら…

 

「あの自己啓発プログラムってすごい」

 

 

にはなりません。
ただの狂信者扱いです。
恐怖を抱く対象になることでしょう。

 

ですが

ターゲットをしっかり選べば…

 

 

 

「本当に寿命が10年伸びるかどうか
それは自分で試してみればいい」

 

 

 

とばかりに,
腹をくくって購入してくれる…
そんな顧客に売ればいいのです。

 

そのような顧客を見つければ…

 

「熱い思いを語る」

 

…という,
多くの場合においては
「禁じ手」
となる行為も,
歓迎されるのではないでしょうか。

 

 

今日のタイトル…
自己啓発の適切な売り方とは,

 

売り方そのものではなく
「適切なターゲットを選別する」
ことが,何よりも大事だということです。

 

 

 

適切なターゲットと不適切なターゲット

 

 

 

さらに,
ここから身も蓋もない話を
していきます。

 

 

自己啓発を売るにあたって
適切なターゲットとは誰か。

 

自己啓発が必要ない人です。

 

 

 

自己啓発を売るにあたって
不適切なターゲットとは誰か。

自己啓発が必要な人です。

 

 

ここを誤解すると,
なかなか売れないのです。

 

 

そもそも,
自己啓発は…
自分で自分を啓発して
より自分という存在を高みに上げていく…
というもの…

 

 

だった場合。

 

 

ある程度の
「自尊心」
が必要です。

 

なぜなら,
その基準に満たないと

 

 

「私なんて無理」
「どうせ私なんて…」

 

となります。

 

そして…
何よりも自己啓発が必要な人は
そういった人たちなのです。

 

自分に自信が持てず
自尊心がボロボロ。

 

そんな人が,

「這い上がって立ち上がり,高みに上っていくきっかけ」

として自己啓発を活用できればいいのですが。

 

 

そうならずに

「どうせ私なんて…」

となってしまう。

自己啓発を売ろうとしてうまく行かないのは,
必要な人に売ろうとしてしまうことです。

 

 

自己啓発である程度成果をだして
うまく行っていて…
もう自己啓発なんていらないだろう人…
こそ,自己啓発はよく売れるものです。

 

 

もちろん,
使命感を以て
「そういう人の支えになる」
と覚悟を決めて頑張るのもいいですが…

 

それは,
その人の人生観と生き方そのものであって,
ビジネスやマーケティングの話ではないのです。

 

 

ということで,
今日は,自己啓発に関しては…
「必要な人に売っても売れない」

 

という話でした。

 

 

これ…
別に自己啓発に限ったことではないのですが…

 

具体例を出すと,
いろいろと問題が起きそうな気がしますので
これくらにしておきます。

 

 

なお…人によっては
「自己啓発,ボロクソに書いてるな」
…と思うかもしれませんが。

 

 

私自身は,自己啓発,
大好きでした。

 

今はそこまでではないですが
でも,好きな部類に入ります。

 

マーケティングよりも
前に出会った分野ですから。

 

 

「成果を出すには,マーケティングを実施する」
という発想になる前は,
「成果を出すには,成果を出せる自分になる」
という発想でした。

 

まあ,今は
「まがい物」
が多くて…

 

そのまがい物が多いから
自分が正しいものを伝える…
という使命感を持って活動をしている人…

…すらもまがい物であることが多い。

 

なかなか魑魅魍魎が跋扈する分野です。

 

 

さて,最後に告知。

 

この自己啓発関連において
明日からアンケートを実施する予定です。

 

明日夜から…なので,
土日月の3日間,
自己啓発「っぽい」アンケートを実施します。

 

 

っぽい,です。
正確なカテゴリ分け,難しいですから。

 

興味ある方…
怖いもの見たさを体験したい方は,
明日もお付き合いください。

 

 

 

あなたがよりアップスタッツな明日になりますように。
アップスタッツ合同会社 経営軍師 飯山陽平

 

 

 

 

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