こんにちは。
アップスタッツの飯山です。
昨日の記事で,
生産性を上げるための
整理ポイントとして
個人の人間関係
顧客・取引先
従業員
について考えてみる…
そんな話をしました。
今日は,
別の角度から
整理ポイントを考えていきます。
人によっては,
昨日同様に
「整理」という考えに
抵抗感があるかもしれません。
まあ,
世の中にはこんな考え方もあるんだ,
という感じで以下お付き合いください。
6時43分の電車に乗る理由
高校時代の話です。
朝,6時43分の電車に乗って
学校に向かっていました。
朝礼は,8時40分。
2時間近く前に,
電車に乗っていたのです。
そんなに遠くまで
通学していたわけではありません。
いつも,7時半前には
着いていました。
8時頃に,1人,
登校してくる旧友はいましたが…
彼の場合は正真正銘,
遠距離通学。
1本乗り遅れると,
2時間目の授業にギリギリ間に合うかどうか,
という状況だったそうで…
でも,
私は7時半にはついており,
朝礼まで1時間以上あり…
そして,30分以上は
誰もいない教室に
ぽつんと一人でいる状態でした。
なぜか。
単に,
中学生のころから
そうしていたからです。
中高一貫校だったので,
通う場所は同じ。
中学生から
朝6時43分の電車に乗っていたから。
さて。
これって理由になるでしょうか。
実際に,
さらに記憶を遡っていくと…
当時,
父親がその時間に通勤しており,
母親が駅まで車で送迎していました。
私も通学に使う路線は同じ。
なので,ついでに乗せていってもらっていた
だけの話です。
朝のその時間…
自宅の最寄り駅が,
始発駅の隣ということもあり,
ギリギリこの時間なら,
座れるのです。
1本後の6時58分だと,
もう,車内は混み合って,
本を読むこともできません。
だから…
駅までついでに乗せてもらって,
ゆっくり本を読んだり,
あるいはうたた寝して,
通学していたのです。
それも中学の…確か
2年頃まで。
その後,父親は転勤になり,
今までとは別路線の駅を使うようになり,
朝8時過ぎの電車でも
ゆっくり間に合う時間になりました。
が。
私は自転車で駅に向かい,
6時43分の電車に乗り…
7時半頃には学校に到着し,
朝礼までに,
何とか宿題を終わらせる,
というパターンでした。
話を戻します。
なぜ,高校時代に,
朝6時43分の電車に乗っていたのか。
理由は,
中学時代からそうしていたから。
これって
理由になっていないですよね。
でも…
こんな話,
本当に多いのではないでしょうか。
経営者が整理したいビジネス3つのポイント
昨日は,
人間関係の整理の話をしました。
今日は…
主に
・商品やサービス
・ひとつのビジネス
というった観点で考えた時に…
そもそもその
商品やサービスを
なぜ扱っているのか。
その扱う理由は何なのか。
「前から扱っているから」
…と,なっていないでしょうか。
今,あらためて吟味した時に,
「今だったら,これは扱わないだろうな」
というもの,
混じっていないでしょうか。
でも,
「以前から使っているから」
という理由で,
何となく,扱い続けている。
その理由まで
考えていない。
昔はその商品やサービスを
扱う理由はあったのかもしれないけど,
今はもうその理由はないのに…です。
だから,
「なんでこれを扱っているのだろうか」
と,遡って考えてみて,
整理できるものは整理してしまってもいい,
というのが今日のお題でした。
会社も整理対象
そもそも,会社組織そのものも,
整理対象になり得ます。
昨日扱った,
「従業員の整理は本当に難しい」
なんて話をしました。
積極的には推奨しませが,
会社を一旦畳んで,
再び興すことで,
従業員も…そして,過去のしがらみと
不要になったビジネスモデルや
商品やサービスを
まとめて整理できてしまう…
ということもあります。
経営者たるもの,
会社をいかにして守るか。
この考えは大事ですが,
それ以上に大事なのは,
「人生」
です。
会社と心中してしまうような生き方…
それもひとつの選択でしょう。
けれど…
私は,経営とは経営者個人が
夢や目標を実現する「手段」だと
考えています。
だからこそ…
会社ごとまとめて整理してしまう,
という根本的な整理の発想も,
どこかで覚えていて欲しいのです。
「生産性」という範疇を
はみ出している気はしますが。
商品やサービス
ビジネス
会社
これらも整理の対象である,という話でした。
あなたがより「アップスタッツ」な明日になりますように。
アップスタッツ 飯山陽平